タクシーの空車(の表示板)って何色?
「タクシーの空車って、何色でしょう?」
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「赤でしょ、当然。」
という方もいれば、
「青!!」という方もいます。
実は、空車のカラー、地域によって異なるんです。
「どの色がいい」という話ではなく、次のような点からカラーは統一されているべきです。
遠くから判別しやすいのは文字よりも色
雨や雪などのときには、ぼんやりと色しか見えない
漢字を読めない人が困る
地域によって異なるのは、旅行者・移住者に不親切
漢字を読めない人ヘのサポート
漢字を読めない人向けには「空車 Vacant」という表示されることも増えています。Vacantはトイレでも使われますよね。
ユースケースから考える必要なカラー
「空車が赤」の地域でも「回送」や「迎車」も赤のことがあり、「やっと来た!!」と喜んでいると通り過ぎてしまわれてガッカリすることがあります。
「回送がオレンジ」という地域もあります。遠目だと赤もオレンジも変わらない…
「割増」「賃送」「支払」「貸切」「予約」「迎車」「回送」などなど、いろいろな表示がありますが、これから乗ろうとしている利用者に必要な情報は「このタクシーに乗れるかどうか」だけ。
日本全国「このタクシーには乗れますよ」の色を統一して、それ以外の用途には、そのカラーを使わないようにして欲しい!と切に思うんです。
…とのことですが、明らかに全然統一されていませんよ。
地方によって、管轄とルールが異なるのかな。
バスの乗車方法、精算方法の独自さもハンパない
地方に行ってバスに乗ることは少ないのですが、それでも
乗り口は前/後、降り口は同じ/別
前払い/後払い
整理券が必要/不要
整理券を降りるときに回収/回収しない
ICカードでタッチして乗って、降りるときにもタッチが必要/不要
絶望的です…
注意書きを読んでも理解できなかったり、心配になることもあり、車掌さんに聞くとむっとされることも…(当人には当たり前すぎて「なぜ、そんなことを聞いて煩わせるの?」というニュアンスで)
有料の特急
JRの特急では追加料金が必要ですが、私鉄では別ルールです。
いやいや、わかんないって。
「特快」と「快特」も混乱の元。
まとめ
東京オリンピックを機に、多少は状況は変わるかなと思ったのですが、残念… 1mmも変わりませんでした。「デザインの力」を信じている偉い人には、このような身近なものから着手して欲しいです。
「人任せかよっ」というまとめになってしまいましたが、配車アプリに淘汰されていく流れもあるでしょうけれど、まだまだ流しでタクシーを捕まえる習慣は残っていくと思うんですよね。
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