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どんな色をつくる?バスタオルの色選び

SWWOCは「バスタオルの統一から始める、豊かな暮らし」をコンセプトとしたタオルブランドです。

このnoteでは、よりSWWOCのストーリーや世界観を知っていただくため、製造の過程や製品そのもののご紹介、暮らしを豊かにするアイデアなどのコンテンツを投稿してまいります。

今回のテーマは、バスタオルのサンプル作成にあたっての染色について。

(この記事はウェイティングリストへの登録者様に対し2020年1月8日に配信したメールマガジンの内容に加筆修正を加えて転載しています。)


SWWOCにとって非常に重要な色選び


心地のよいバスルームを作るためには、インテリアにマッチしたバスタオルの色選びが欠かせません。タオルが占める収納スペースは以外と広く、色選びひとつで空間の印象が大きく変わります。

初回にどんなラインナップを用意するかはデザイナーとともにコンセプトと合わせて設計しましたが、サンプル作成にあたって実際生地を染めていく工程では、イメージ通りの染色を実現するために地道な手順が必要となります。

色の見え方はさまざまなものに影響を受けます。素材の種類、光の当たり方、天候やまわりの空間など、環境が変わると色の見え方も変わってくるため、実際にサンプルを作ってみたらイメージと違ったということも起こりえます。そのため、サンプル作成の際はイメージが限りなく実物に近いものになるように具体的に条件を詰めていかなければなりません。

工場の染色職人と色の認識を合わせるために、色・色名・色番号が書かれた世界標準の色見本を使用し、デジタル上で作成した染色イメージから実際のサンプル染色までのギャップを埋めていきます。

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工場への依頼に使用するPANTONE(色見本)

理想とのギャップを埋めていく作業

イメージと異なる可能性を考慮し、サンプルには当初予定していたものに4色を追加で依頼しました。
その後”ビーカー出し”という工程に移ります。ここでは色見本の依頼をもとに配合された染料を使い、本番と同じ素材の小さな布に染色を行ったもので工場から提案をもらいます。今回は1色につき3パターンの濃淡で染料を作成いただきました。こちらをもとに、サンプル作成する色を選びます。

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工場からのビーカー提案

こうして届いたタオル現物のサンプルを用いて、実際に収納をしてみたり複数の色を組み合わせてみたりと、インテリアとのマッチ具合をテストし、さらに調整を経て、最終的に量産する色を決定していきます。

タオルそのものの使い心地はもちろんですが、この地道な色選びと調整があってこそ、SWWOCが掲げる「インテリアのためにデザインされたタオル」というコンセプトを実現することができると考えています。

初回のラインナップは6色ですが、以後増やしていければと考えていますので、ご意見などお聞かせ頂けると幸いです。
最初の6色がどんな色になるのか、楽しみにしていてください。

オンラインストアはこちらから。


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