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役所の書類が多すぎて、脳みそも、支援も回転しないのでは?後編

1⃣ 管理者はつらいよ

正直、私も事務処理が超が付くほど苦手です。
特にデスクワークになってからは夕方になると
ひどい時は思考回路が限りなくゼロに…
焦りまくっていました。

今まではほとんど、上司のもとで助手として
同行させていただいた営業活動や訪問活動は
実際に、いざ自分が管理者業務に本格的に携わると

「経験者だから、できますよね?」という
無言の圧力とノルマ

否応なしに、刻々と迫る締め切り時間…

これも、HSP傾向のある自分の脳の特性なのか

良くも悪くも様々な情報が

五感を通じて吸収されてしまう傾向にあることに
自分自身が気づかされ苦しむはめに‥‥

 デスクワークになってからは慣れないながらも
利用者さんへの説明場面や営業先で
アウトプットする場面も多い。
毎日がその作業の繰り返しだ。
 さらに、当時は大学で社会福祉を学びなおすため
月1回ペースでのレポート提出のため
知識と情報を頭に叩き込む生活だった。
 特に私が在籍していた大学は、
レポートも試験も(当然といえば当然なのかもしれないが)
全部論述式なので、
試験当日に全く覚えていない
忘れた
説明できないとなればF評価(不合格)になる。

 そのため、確実に単位を取るためには
自分の言葉として試験では吐き出せる状況までに
仕上げることとなる。

だから、

すぐに臨床現場で必要となる知識は


「もし、自分が利用者さんに説明するには…」

とか

「もし、どこかで自分が研修をする側だったら…」

とうことを前提とした対策が自然と身につくようになる。

この作業がルーティン化される。
気がが付けば
「アッと言う間に」時間が過ぎていく。

2⃣ 気が付いたら、試験会場にいるのは試験監督と私だけ


私自身の特性として
良くも悪くも、何か一つのことに集中すると
『鬼滅の刃』の竈門 炭治郎ではないが
「全集中モード」に入りやすい傾向が強い。
気が付くと、試験会場に残っているのは


自分と、試験監督だけ

ということは、

しょっちゅうでした。

3⃣ 脱力感半端じゃない~終わった後はタカセの甘ーいパンでエネチャージしたいが…~


しかし、問題はその課題が終わった後は
脱力感が半端ない状況になる。

それは強いて言語化するならばこんな感じだ。

洗濯機に投げ込まれたタオルだ。

知識
情報
という名のジェット噴流を浴び

最後は、水分が抜け脱水された
クタクタ状態の超吸収型タオルだ。


だが、とうとう来る時がきてしまった。

ついに、心身ともにメルトダウンした。

頭の中で色々とやることが駆け巡るが
頭がはたらかない。
身体がいう事をきかない。
望むことは1つ。

「なんも考えずに、ひたすら寝たい!」


ただそれだけ。

ひたすら、眠りこくって

善逸モード(鬼滅の刃の 我妻 善逸)
になり、仕事へ向かう。


確かに、20代のあたりは寝ればどうにか復活したが
それを過ぎた頃は復活しにくい身体になってきていた。

こんなことは、全く初めてなのでただ戸惑うばかりであった。

3⃣ もはや、根性論だけでは片づけられない事実!

 余談だが、
令和2年度の厚生労働省の調査によると
精神障害の労災請求件数の多い業種に該当する
ワースト1位には「社会福祉」「介護事業」
ワースト2位には「医療業」が該当。
さらに、決定件数に関しても同様な結果にある。
 ちなみに、調査は
⑴「製造業」
⑵「建設業」
⑶「運輸業・郵便業」
⑷「卸売業・小売業」
⑸「金融業・保険業」
⑹「教育・学習支援授業」
⑺「医療・福祉」
⑻「情報・通信」
⑼「宿泊業・飲食サービス業」
(10)その他の事業※⑴~⑼以外の事業
というものがある。
その中で⑺「医療・福祉」に該当するのは
請求件数が23,8%。支給決定件数は24,3%である。
そして、なによりも驚きの事実としては
他の業種でも請求件数・支給決定件数がせいぜい多くても
10%代に留まっていることだ。
参考資料
厚生労働省
令和2年度『過労死等の労災補償状況』
別紙資料2 『精神障害に関する事案の労災補償状況』
図2-2業種別構成比 P16
表2-2-1 『精神障害者の請求件数が多い業種』P17
表2-2-2 『精神障害者の決定件数が多い業種』P18

数値の上からも理解して頂けるように
介護や福祉・医療業界が過酷な現場なのか
ということが言えるし、これが前編で示した

なぜ支援者も、「自分事」として捉えることが必要なのか?

ということに対しての答えだと私は考えます。このコロナの時期に臨床現場で勤務するスタッフの疲労度はもちろん、一言で、根性論ではどうこう言えるものではない程の深刻さという事が考えられる。

3⃣ くどいようだがこれは声を大にして言いたい。

⑴似たような書類はチェック時間
がかかるので節約すること。

⑵今まで当たり前のように、
書いていた書類たちを一度

「これって本当に必要?」

と疑う目を持つこと。

⑶自治体で、
福祉や医療などに関する書類のひな壇を
ICTシステムを導入したうえで
共通認識が持てるひな壇を採用し
利用
すること。

私自身も、もうこのようなしんどい思いはしたくないですし
他のスタッフやこれから医療や福祉を目指すスタッフにも
苦しい思いはしてほしくないです。

官民一体となって見直していきませんか?

とりあえず、私は事務処理が苦手ですが
介護職員の研修などのアイデアを考えることは
得意な分野です。
なので私ができる事として、
今後も様々なアイデアを皆さんと共有して
発信していきたいと考えています。

長くなってしまいましたが
最後まで読んでくださった方
ご清聴ありがとうございました。


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