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英語の先生の選び方。バズツイートからの結論。

はじめに

こんにちは。Tomokiです。

ここ4ヶ月くらいで英語関係のブログをはじめた初心者ブロガーです。

日本のネットの英語界隈には「猛者」みたいな人がたくさんいますが、ぼくの英語力はそれは「しょぼい」もので、英語そのものを教えるほどの英語力はありません。

24歳から独学で覚えた、「通じればオッケー」精神を土台に作られた英語力です(笑)

ですが、平均的な日本人には「英語ペラペラだよね」と言われますし、事実ここ10年以上仕事で英語を使い続けてもいます。通訳もしました。

#2分スピーチという企画にのって、テーマだけ決めてアドリブで話した動画があるので参考までに貼っておきます。


これをみてうまいと思う人も、下手だと思う人もいると思いますが、ぼくはこの「しょぼい英語」を身につけることで、仕事も遊びも楽しくなり、幅も広がりました。

「しょぼい英語」さえ身に着けてしまえば、更に上級者を目指すとしても自分で学習していくことができます。

ギターのFコードや、水泳における最初の25メートル、料理におけるはじめてのカレーに相当するのがこの「しょぼい英語」だと思っています。

ただ、いかんせんカレー作りに比べると身につけるのが大変なので挫折する人が多いです。

大学受験をしていなくて、TOEICも受けたことなくて、24歳になるまで日本から出たことがなかったぼく。

そのぼくがお伝えできることがあるとすれば、それは「英語」ではなくて、「おとなになってから英語を習得する方法」だと思っています。

自慢ぽくなってしまいますが、この英語で得たノウハウをつかって、中国に転勤したとき、ゼロから始めた中国語で半年で「中国語しかできない彼女」を作り、1年経つ頃にはほとんどの業務を中国語でこなせるまで習得しました。

いまでも、フラットな同条件であれば「何語でも」他の人より速く日常会話程度の能力を身につける自信はあります。

なお、飽きっぽいので、継続できる人にはすぐ抜かされる自信もあります(笑)

そのノウハウが「誰かの役に立つんじゃないか?」と思って、ブログツイッターを開始しました。

下手な鉄砲数撃ちゃ当たるもので、先日はじめて「プチバズった」と言えるようなツイートが生まれました。

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フォロワー200人のぼくのツイートが33,000ちかくのインプレッションは、「プチバズった」と言っても良いのではないんじゃないかと、内心めちゃくちゃ喜んでいる次第であります。

しょぼい英語かつ、しょぼいtwitterアカウントのぼくのツイートが伸びた理由はなにか。ぼくなりに考えてみました。

英語の先生の選び方を考えるときに、

英語を教える側と教わる側のギャップ

が大きいんだと思います。

英語の先生は必ずしもネイティブが良いわけじゃないのに、初心者はネイティブの先生をありがたがる。

という事象です。

ネイティブスピーカーと、「痩せているけどそもそも太ったことがない僕」は同じ立ち位置です。

そのあたりを深掘りしようとおもい今回筆をとりました。

ぼくがここ15年間英語を学び、サボり、でも仕事で使い続けてきた集大成の1面をお伝えできればと思います。

最初に結論

英語の先生はレベル、学習内容別に選ぶべきで、
理想的には複数の先生を使い分ける。

です。これを解説していきます。

ネイティブ信仰と欧米コンプレックス

そもそもネイティブって?

まず、ネイティブという言葉を定義しておきましょう。

世界にはいろんな英語があるので、定義も難しいのですが、ここでは「一般的な日本人のイメージ」として、「アメリカ人とかイギリス人」みたいに、「英語しか話せない人が多数」の国の人が話す英語としたいと思います。

アメリカ、イギリス以外の有名な国だと、UK各国やオーストラリア、ニュージーランドあたりですね。

香港やシンガポールのように公用語が複数あるうちに英語が含まれている場合もあるのですが、話が複雑になるので今回は外します。

日本人のネイティブ信仰

実は世界で英語を話している人のうち、母語が英語であるネイティブスピーカーは20~25%しかいないという統計が出るほどネイティブは少数派です。

ですが、日本人が英語を学ぶときはなぜか「ネイティブがいい!」となるんですね。

これはハリウッド映画などの影響もあるでしょうし、もともと日本人が持っている欧米コンプレックスみたいなものもあるかもしれません。

昔友人のN○VAのスタッフから聞いた事があるのですが、同じネイティブでもアジア系より白人や黒人のほうが需要があるそうです。人種はなんであれネイティブの英語はネイティブなんですけどね。

先生の種類を考えてみる。

さて、英語の先生はどんな方が居るのでしょうか。

結構ややこしいので表にしました。(あくまで一般的な属性です。例外的に能力の高い先生ももちろんいるはず)

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あれ、一番人気のはずのネイティブの先生が一番☓が多い結果になってしまいました。

外国語の習得はスキルである。

外国語を勉強したことない人はここを見落としてしまうのですが、外国語を覚えるのは一つの独立したスキルです。母語とは関係ありません。

特別な障害などがない限り、母語は誰でもネイティブとして身につけることができますが、外国語の習得は別です。

となると、「英語しか話せないネイティブ」の先生はこのスキルを持っていないし、経験したこともないということになります。

よく「ネイティブに英語の勉強方法を教わったんだけど」という話を聞きますが、「ネイティブは勉強して英語を覚えたわけではない」ので聞く相手を間違えています。

特に初心者のうちは「英語しか話せないネイティブ」に教わっても効率が悪いと思うのはこういった理由です。

英語の先生の選び方。まずはレベルで選ぼう。

なんとなくわかってきたかもしれませんが、先生の選び方は、

・自分の英語力
・学びたい内容

によって変わってきます。理想的には複数の先生を使い分けるのが良いでしょう(言葉は悪いですが)。

英語については、世の中に2種類の人間がいます。

A. 英語で英語を説明されてもわからない人。
B. 英語で英語を説明されて理解できる人。(辞書は使ってもOK)

A.の人は英語しか話せないネイティブの先生はとりあえず避けましょう。学習の初期段階ではどうしても日本語の助けが合ったほうが効率が上がります。

「おとなになってから英語を習得した日本人」か「おとなになってから日本語を習得したネイティブ」の先生がオススメです。

学習内容によっても選び方がかわる。

では、Bの人はネイティブの先生でも良いのでしょうか?

これが、必ずしもそうではありません。学習内容を2つに分けてみましょう。

a. 文法や単語、言い回し
b. 発音

a.の場合はネイティブの先生でOKです。僕もネイティブとお酒を飲んだりしているときは質問魔になります(笑)

これなんていうの?それどういう意味?こういうときはどう表現すればいいの?

という質問をぶつけまくって、英語で教えてもらってそれを理解していけば自然と英語力は上がっていきます。

ただ、b.の発音はちょっとむずかしいところです。

発音の仕方をキチンと理解しているネイティブは少ない。

結論から言うと、「発音」については「発音の仕方」をキチンと学んでいる先生から学ぶのが良いと思います。「ネイティブは発音の仕方を知らない」からです。

僕ら自身の日本語で考えてみましょう。例えば、ば行、ばびぶべぼの音は韓国語には存在しないらしく、韓国の人はこの音が発音できません。だからビビンバではなく、ピピンパなんです。

さあみなさん。「ば行」が発音できない人に「ば行」を発音するためのテクニカルな説明ができますか?

唇の使い方、舌の形、下の位置や発音記号など。

ほとんどの人ができないと思います。僕もできません。

ネイティブに発音の質問をしても「正解を繰り返すだけで、どうしたら発音できるかは教えられない」ので、「発音の教え方を学んでいる先生」に学ぶべきという結論になります。

ネイティブはお手本に

こう書いてると「ネイティブの先生意味ないじゃん、、、、、」という誤解を生みそうなのでキチンと書いておきます。

英語に置いては、やはり最高峰はネイティブの英語です。マスターオブイングリッシュ。日本語については僕らが話している日本語が最高峰であるのと同じです。

ネイティブの英語は、正解系の「お手本」として、あぁこう言うんだ。こういう発音なんだ。と目と耳で盗む対象ということになるでしょう。

ボク自身ネイティブと一緒に、住み、働き、遊び、飲みまくりましたが、たくさんのことを盗むことができました。

僕の後悔談でもあります。

僕は独学にこだわっていたこともあり(貧乏が憎い。。。笑)、英語学校や先生についたことはありません。徹底的に遊びや仕事の現場で覚えてきました。

幸運にもネイティブの良き友人やクライアントに恵まれ、とりあえずコミュニケーションをするには困らない英語力は身につきましたが、やはり発音が「しょぼい」です。

これは「発音」に関する体系的な学習をしてこなかったせいだと思います。

今からやっても良いのですが、いかんせん「とりあえず通じちゃってる」状態だとやる気が起きません(笑)

良くスポーツなどで「最初に変な癖がつかないように、最初はキチンとした先生に習うべき」という話がありますが、英語、特に発音についてはこのとおりだと思います。

まとめ

長くなっちゃったので、図もいれつつまとめておきます。

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最後に。ネイティブとの会話に学びは多い

なんだかどうしてもネイティブ先生の存在意義を小さく見せるようになってしまうので補足しておきます。

ある程度英語を話せるようになった外国人にとっては「ネイティブとの会話」は非常に学びの多い機会です。

言語と文化は相互に影響しあっているので、彼らの文化的な背景や圧倒的な語彙力、最新の言い回し、ちょっとかっこいいセリフなどなどただ雑談しているだけでも多くを学べるものです。

ただ、英語学習は挫折してしまう人が多く、ここまでたどり着かないケースもたくさん見てきました。

今回の記事を参考にいい先生に出会って、どこかの酒場でネイティブを交えて雑談できる日を楽しみにしています!

補足:オンライン英会話などで、フィリピン人先生など「非ネイティブの英語の先生」もたくさんいます。こういった先生の授業は単価が安いので、「英会話の場数」を踏むためにバンバンレッスンを受けましょう。そのあたりはブログで詳しく書いていますので是非御覧ください!

Thank you for stopping by!!

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