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読書は教養を深める最も合理的な手段です。

 ここ2ヶ月は溜まっていた本を読み進めることが出来ていて、小市民シリーズの岐阜旅行前読破も達成できそうなので結構時間はうまく作れていたもんです。
中でも朝井リョウの1冊目のエッセイは結構面白くて、こういう学生生活なら楽しいよな、大学受験前に戻れたら宇治に借りてのんびり真面目に過ごしてみたいな、俺も腹の調子が悪いとああいう心配あるな、とか羨望もありつつもかなり楽しめた。
なら続きも読むのかといわれると、2冊目以降は本屋で軽く中身を見た時に痔の話しか出てこなくてハハwとこけにしながらスルーしてきました。

 ただ読んで半月経ったぐらいに、トイレをしている最中にずっと気になってたたまーにお尻を拭いたときに血がつくことをふと思い出した。
今はないけれど、あれなんなんだろうなと思ってその場で調べてみた。ここであのエッセイで読んだことがフラッシュバックして、これ痔って関係あるのか?とふと思いついたのをきっかけに「痔 症状」で検索。
そして出てきたのが

https://www.borraginol.com/type/iboji/


そういえば、大をした時に何か出てくる感触ってあるよな。あれってそういうことなのか...?セルフチェック、何回やっても可能性ありって出てくるな…トイレした時のあれって普通はないのか...?
今までのフワッとした違和感が線として繋がる嫌な伏線回収のきっかけになったのが、散々バカにしてた痔のエピソードだった。

 まだ症状が4段階ある中でⅡ度と軽度な方だし翌日に市販の内服薬を使って様子見しようや。と真剣に冷汗が止まらなくなっている自分をなだめていくことに。よく考えたら覚えている範疇でも半年近く、下手したら2年以上は何もなかったわけなので気づいただけで偉いんだわ。服薬した時点で朝井リョウより一歩先をイケてる。

 というエピソードトークを引っ提げて、毎回「最近面白かったことありました?」というキラーパスを初手に出す美容室のお兄さんに挑んだら、しっかり理解(わか)らされた。

 多種多様な職種の人を相手取って会話する人なので当然痔に関する知識と経験談の量は別格で、実例を出してしっかり恐怖心を再認識しただけだった。会いもしてない作家を相手取って悦に浸ってたガキとは訳が違う。
挙句の果てには市販薬の効き目も自覚しづらく、今回俺が発症している内痔核だと痛みなし+外傷を確認しづらいと見えない恐怖そのものなのもあってその日に行ったセカシンの座っている最中もお尻に思考が奪われてしまった。

 これは在宅とアニメ視聴で座り仕事が多い身だと後回しにすると悪化するな、自然治癒はまずないという事前知識も融合してたったいま肛門科の予約をしました。
ありがとう朝井リョウ。俺は早期治療で手術を回避させていただきます。


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