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性自認主義を危惧する3つの記事と1つの論文 齊藤笑美子、長谷川眞理子、岩波明、谷口功一の各氏

 2024年春から5月に出た、以下4つの文章はとても貴重な情報です。ようやく学者らが発言し始めました。どうぞリンク先からご一読ください。


① 論文「法的性別と性自認-特例法手術要件の合憲性」齊藤笑美子著

―有斐閣「法学教室」2024年5月号の38~43頁、1650円。
 性自認至上主義につき疑義を言う法学者の論文中の現在の最高峰でしょう。どなた様も購入してお読みになり、他に話す時の武器としてください。性自認至上主義の論者は反論してみてくださいませ。
 氏は、ジェンダー法政策研究所(GELEPOC)フランス支部長で、当会の下記noteにて、すでに紹介している論文もあります。

 左翼側と言われる日本民主法律家協会の「法と民主主義」の2023年5月578号特集に「性的マイノリティ・人権論の視点から」を12ページにわたり書いています。これは今はネットでも読めます。
https://acrobat.adobe.com/link/review?uri=urn%3Aaaid%3Ascds%3AUS%3A247f8ff3-3575-332c-8bf6-0526366b09fe

② 「『性』は選ぶものではない」文藝春秋2024年3月号―進化生物学者の長谷川眞理子氏著


 下記の文藝春秋オンラインでも読めます。
https://bunshun.jp/bungeishunju/articles/h7681
『ただし一部では、「男女に本質的違いはない」「男女の違いはすべて社会的につくられたもの」という主張までなされています。生物学者として、こうした主張には賛同できません。』という指摘は、当然すぎるが実に貴重です。

③ トランスジェンダーになる少女がなぜ欧米で急増しているのか、性転換を不用意に促す社会的な構図―岩波明 2024.5.10

https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/80884
 『あの子もトランスジェンダーになった SNSで伝染する性転換ブームの悲劇』を監訳した精神科医です。
 イギリスのキャス報告書、カウンセラー、アメリカの精神医学会の無能さ、メディア問題にも言及しています。そして「カリスマがいて、その人が発信するものを日々受け止めるとなると、完全に一方通行」とされています。

④“めでたしめでたし”ではなく、政府による対応を 「性同一性障害特例法」違憲決定と今後の対応 東京都立大教授・谷口功一 2024.5.11


https://www.jiji.com/jc/v8?id=202405seibetsutaniguchi
 自民党特命委員会2024.3での発言内容と見解を示しています。時事通信に出たことも併せて重要です。オンラインも無料で登録できます。
―長らくこの問題に関わってきた専門家で今回の違憲決定を手放しで喜んでいる向きは寡聞にして知らない。要するに、お伽噺のように「めでたしめでたし」で終わるような話ではない。―いったん最高裁からこのような形での決定が出たからには、それに従った形での対応は不可避である。
―公衆トイレ・公衆浴場・更衣室・刑務所・入管施設などさまざまな場での取り扱いを憲法の私人間効力や合理的区別の問題、営業の自由や私的自治など、論点ごとに時間をかけて丁寧に整理してゆかなければならない―
とされています。

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