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トランスマーチに連帯した政党等へ要請書を送りました

当会は、2022年11月20日、Transgender Japan共同代表に抗議文を送りました。
(※以下リンク先のnote記事をご参照ください)

 それに関連しまして、2022年11月21日、この集まりに支援と連帯のメッセージを送られた政党・議員の方々へ、以下の要請書を送りました。

・社会民主党 党首 福島みずほ殿
・日本共産党 中央委員会委員長 志位和夫殿
・立憲民主党 代表 泉健太殿
・れいわ新選組 党本部代表 山本太郎殿
・国民民主党 代表 玉木雄一郎殿
・緑の党グリーンズジャパン 共同代表 中山均様外
・新社会党 中央本部委員長 岡﨑宏美殿
・新宿区議会議員 高月まな殿
・愛媛県松山市議会議員 渡邉啓之殿
・北海道議会議員 渕上綾子殿


⭕️ 要請の趣旨


1 貴党にあって、TransgenderJapanあてに、活動において「Fuck The TERF」「Fuck TerFs」などというプラカード・バッジなどを利用する、これを問題ないとする姿勢をとることは極めて遺憾である、これを改めなければ今回のメッセージを遡って取り消し、今後は「トランスマーチ」その他の活動に賛同することはできない、という姿勢を示されたい。

2 貴党にあって、この事態及び1の姿勢を、貴党の新聞、ホームページ等を通じて、広く伝えられたい。

⭕️政党等からの回答


この要請に対し、回答期限の12月9日までに回答があったのは、下記の政党です。
他の政党等は、これほどの問題なのに対応しないということなのでしょうか。非常に遺憾に思います。今後他からも回答があれば、随時追加していきます。

🟣新社会党


女性スペースを守る会 御中

「東京トランスマーチ 2022」に係る「要請」について

 貴会のご奮闘に敬意を表します。
 さて早速ですが「東京トランスマーチ 2022」の開催にあたり、新社会党は参加されたすべての皆さんに、連帯のメッセージをお送りしました。その件 についての「要請」がありましたのでご回答申し上げます。
 新社会党は、「平和・人権・環境・正義」を掲げ、差別のない社会の実現を めざす政党として結成されました。
 今夏の参院選で十数年ぶりに国政選挙に参加し、多くの生きづらさを抱え る当事者の人々と接する機会を得ました。その中でトランスジェンダーの 人々に対する差別や、トランスジェンダリズムを主張されている人々による トランスジェンダリズムに反対する人々に対する攻撃が激しさを増している 現状を学びました。しかし、その現状にどう対応し、どう変えるべきか、新社 会党は現時点では見解をまとめられていません。
 今回のメッセージは、そのような党の現状の反省と共に、差別の根絶と権利 拡大のために闘う決意を表明するものとしてお送りしました。
 私たちは今秋から「ジェンダー問題学習会」を始めました。まだ、2回の学 習会ですが、「性自認」の是非を含め、大きな意見の対立があることを認識し たところです。
 今回「東京トランスマーチ 2022」に対する貴会のご指摘について、率直に 申せば新社会党は当日の集会に参加していないので事実関係を認識する立場 にはありません。
 いずれにしても残念ながら新社会党は、現段階では「ジェンダー問題につい ての見解」、ならびに要請にご回答するだけの党見解をまとめる段階ではない ことを申し上げるほかありません。
 今後、数回続けられる「ジェンダー学習会」を通して、党としての一定のジ ェンダー問題への見解をまとめることになります。その過程で貴会からの問 題提起も含めて検討させていただきます。
 大変に不充分である事をお断りした上での、新社会党として現時点での回 答とさせていただきます。

2022年12月9日 新社会党中央本部 中央執行委員・総務局長

🟣国民民主党

女性スペースを守る会 御中

2022 年 12 月 9 日 国民民主党男女共同参画推進本部

要請書に関するお問い合わせについて(回答)

拝啓 時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
 さて、2022 年 11 月 21 日付けの貴信にてご依頼のありました要望書の件につきまして、下 記のとおりご回答申し上げます。
敬具



 国民民主党は、「自由」「共生」「未来への責任」を綱領に掲げ、「公正・公平・透明なルー ルのもと、多様な価値観や生き方、人権が尊重される自由な社会」、「誰もが排除されること なく、互いに認めあえる共生社会」、「未来を生きる次世代への責任を果たす社会」を目指し ています。こうした理念の下、Transgender Japan の掲げる「すべてのトランスジェンダー が差別されることがない人権が擁護された社会を目指して活動する」という姿勢に賛同し、 11 月 12 日に開催された「Tokyo Trans March 2022」に連帯のメッセージを送りました。
 私たちは、トランスジェンダーと自認されている方の中においても、多様な価値観や生き 方がある一方で、トランスジェンダーの方への対応に関して様々な懸念を持たれている 方々がいらっしゃることから、「誰もが排除されることなく、互いに認めあえる共生社会」 に向けて、様々な立場の方から意見を伺い、「対決より解決」で「新しい答え」を作り出さ なければならないと考えております。
 国民民主党は、Transgender Japan の掲げる「すべてのトランスジェンダーが差別される ことがない人権が擁護された社会を目指して活動する」という考え方に対して賛同してお りますので、Transgender Japan あてのメッセージの取り消しや活動に賛同しないというこ とはありません。また、党の機関紙やホームページに掲載することはありません。しかしな がら、一部の参加者が侮辱的な表現を用いたプラカードを掲げていたことについては、遺憾 の意を表します。今後とも、一人一人がかけがえのない個人として尊重される社会づくりに、 党を挙げて全力で取り組みます。

以上

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