見出し画像

第49回衆議院議員立候補者より 回答

🟢ご挨拶

昨今、立場や主義思想の処在に関わらず、少しでも「性自認」や「LGBT法案」について言及するだけで急進的な批判を被るこの世情に於いて、危険を顧みずに回答を送って下さった各立候補者の皆様方の勇気と誠実さに、まずは深く御礼申し上げます。
そして、以下の回答をお読みになる有権者皆様方にも、中傷や罵倒とは遠く距離を置いた議論や批評を頂けますよう、よろしくお願い申し上げます。

🟣質問

画像7

🟢10月7日に候補者へ上記のように質問しました。
   各候補者からのご回答をここに掲載します。(政党/氏名は到着順)
   お答え頂いた各候補者の皆様には感謝申し上げます。


🟢回答データ ダウンロード版

・質問状送付先一覧

・候補者回答一覧


🟣候補者回答一覧


・質問FAX送信数:707件/回答者:121名
政党別回答数(※回答数は共通文書での回答や無回答も含む)

立憲民主党:33
日本共産党:32
自由民主党:24
日本維新の会:20
国民民主党:5
社会民主党:2
無所属:2
日本第一党:1
れいわ新撰組:1
愛地球党:1(不出馬)

(※抜け・落ち等ございましたら、当会へご連絡ください。)


画像7

⭕️立憲民主党

・白石洋一
1:(よく議論したい )/2:(よく議論したい)
3:議論すべき/4:知らなかった

・大西健介
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知らなかった

・生方幸夫
1:良い/2:良い/3:議論すべき /4:知っていた

・小宮山泰子
1:良くない /2:良くない
3:いかなる課題についても議論されることを妨げるものではありませんが、LGBTなどに関して論ずる場合のテーマ分野として、主なテーマとはならないのではないかと思います。
4:年齢、性別、性自認、障がいの有無、人種、国籍問わず、先ずは、だれもが個性ある共生社会の大切な構成員であるという前提に立ちたいと考えています。
5:性別問わず求職者を募集しているはずの事業所において、性自認上などでマイノリティの立場にある方を、その性自認などを理由として除外してしまう場合。
6:性自認、性的指向性、さらには年齢や人種、国籍、あるいは障がいや難病の有る無しなどに拘らず、だれもが、一人ひとり、個性ある共生社会の大切な構成員であり、互いに認め合い、尊重される、住みやすい日本をつくるべく、努めて行きたいと思います。

・阿部知子
1:誰もが使える多機能トイレの普及が必要
2:良くない/3:議論しなくてよい /4:知っていた
5:採用時や職場で性自認を理由に不当な処遇を受けることなど。
6:多様性を受け入れる社会づくりのための多角的な議論が必要。

・川本慧佑
1:他の利用者への配慮も必要なので、多目的トイレを設置すべき。
2:良くない(他の利用者への配慮が必要)
3: 議論すべき /4:知っていた/5:無回答
6: 一刻も早い多様性を尊重する社会の実現に努めるべき。 

・原田和広
1:議論が必要 /2:議論が必要/3:議論すべき/4: 知っていた
5:就職採用、誹謗中傷 。
6:人権と直結するため最大限の配慮が必要 。

・猪奥美里
1: わからない/2:わからない/3:議論すべき /4:知っていた
5:勉強を深めていきたいです
6:推進していきたいです

・岡本充功
1:良くない/2:良くない/3: 議論すべき/4:知っていた
5:無回答/6:コンセンサスを作りたいと思う。

・鎌田さゆり
1:男性も女性も使用できる共用トイレを設置すべき
2:良くない/3:議論すべき/4:知っていた
5:女子大学に入学したいとするLGBTの学生の取扱い。宮城学院女子大学では入学を認めることになった。
6:そもそも上野千鶴子氏の著書「差異の政治学」によれば男性と女性という二分法的思考では取り扱いは難しいのであり、グラデーションで男性性と女性性は存在することを認めるべきであり、この観点から法制度を見直すべきである。

・青山大人
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知らなかった/5:無回答
6:当事者を救済するための法のはずが、性の多様性の問題とはまったく無関係な意図で法が悪用されるようなことがあってはならない。
が、このような懸念があるからこそ、こうした皆様の真摯な活動が生じているのであって、「性自認」の定義、該当性判断の方法、悪用防止策など、一方で性と心が一致している側はどのように対応すべきなのか(受認の範囲等)、議論の余地が多くある論点だと思います。
本当に悩んでいる方が救われるよう、今後も丁寧に検討を続けていくべきと思います。

・坊農秀治
1:良い/2:わからない/3:無回答/4:知っていた
5:・学校や職場をはじめ、社会生活の上でのいじめ・ハラスメント。
  ・同性パートナーが「配偶者」として、男女間の婚姻関係と同等に扱われないこと。
6:「LGBT理解増進法案」については、超党派の議連で合意を得たにもかかわらず、一部の党の一部議員の反発によって国会に提出されなかったことは非常に残念。

・渡辺周
1:現状では多目的トイレの活用などが望ましい。
2:良くない/3:議論すべき/4:知らなかった 就職採用試験など。
5:法治国家である以上、法律によって得をする人、損をする人がでてくる。
6:出来る限り、公平、公正、理解と納得を双方ができるように、慎重な対応が必要。
※「今後、しっかりと勉強していきます。」

・奥野総一郎
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知っていた
5:①行政機関等による差別
      ②雇用分野での差別
      ③学校等での差別
6:「性的少数者」に対する差別は断じて解消すべき。ただし、公序良俗、公共の秩序維持は当然に配慮されるべきである。

・村上のりあつ
1:トイレの個室化を進めるべきである
2:分からない/3:議論すべき/4:知っていた
5:言動や服装に関する差別など。 性自認や性的指向にかかわらず、人々の理解を得て、誰もが自由に豊かに生きられる社会に向けた法整備は必須であるという考えです。

・鳥居さくや
1:分からない/2:分からない
3:当然だ。(議論すべきであり、早急な対応が必要である。)
4:知っていた
5:具体的な法律が整備されていないことが大きな問題。
6:具体的な事例を検証して、情報の共有、広報、また偏見、差別に関しての教育の強化。

・矢崎堅太郎
1:わからない/2:わからない /3:議論すべき/4:知っていた
5:ex)就職、進学など。
6:あらゆる差別はなくすべきであり、そこから生じる較差は、なくすべきである。但し、周囲への配慮は必要であり、個々の持っている人権にも配慮すべきである。

・黒田雄 
1:良い/2:良くない/3:議論すべき/4:知っていた
5:学校でのいじめ・就職等における差別・パートナーの看取りができないなど具体的な困難は多く、実際に起きていると考えます。
6:LGBT差別解消法案は成立させるべきで、多様性を認める社会を構築すべきです。

・小川淳也
1:わからない(議論すべき)
2:わからない(議論すべき)
3:議論すべき/4:知らなかった/5:勉強させて下さい。
6:どういう立場、どういう信条、どういう特質であるかにかかわらず、この社会はフェアーで寛容だと感じられるような国造りを進めたい。
 
・村上史好
1:わからない/2:わからない/3:議論すべき/4:知らなかった
5:法案について検討中。
6:世論の未成熟状況で、議論が必要。
 
・福村隆
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知っていた
5:具体的には、住居の制限、就職や職場での待遇における差別。
6:性的少数派の方々を守るために、LGBT法案は、成立させるべきと考える。
 
・そが逸郎
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知らなかった
5:毛嫌い、迫害、仲間はずれにする、といったことがまず思い浮かびます。また、設立趣意書の6に書いておられるような、これまでの制度をどのように改めるべきか、検討を要する問題も多数あると思います。
6:LGBTとして社会の中で生きることに苦しんでおられる方がおられる一方で、安直な解決・対応では、不安を感じる女性が多くおられたり、様々な副作用を生じることになると思います。関係する人みんなの突っ込んだ深い議論で誰もが納得できる解決策を見つけることが大切だと考えます。
 
・大河原雅子
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知っていた
5:行政機関をはじめ、雇用分野、学校等において、無理解がある。服装や立ち振る舞い等々へのハラスメント暴露など。
6:差別や偏見ハラスメントなどをなくすよう支援団体や当事者との協力で法整備をすすめたい。
 
・坂本祐之輔
1:トイレが性別により区分けされている現状
2:公衆浴場についても前問と同様
3:議論すべき/4:知っていた
5:質問1、2のようなことの反面も課題となる。
6:無回答
 
・大井赤亥
1:文脈と周囲の理解の有無による
2:周囲の理解、ヘテロ男性がそれを悪用してないか、などの文脈による
3:議論すべき
4:Transは元来「超越」という意味なので当然想定できる
5:・学校や大学などでLGBTであることを理由にいじめを受けたり不当なあつかいを受けること。
・本人の性自認を本人の同意なく第三者が言うこと(アウティング)
6:憲法13条が訴える幸福追求の権利の実現の文脈で前進されるべき諸権利だと考える。
 
・西川厚志
1:居合わせた女性の理解が必要
2:居合わせた女性の理解が必要
3:わからない/4:知らなかった/5:無回答
6:学生服等については、ようやく社会的にも理解を得られるようにはなったが、まだ不十分であるのではないか。
 
・野村功次郎
1:わからない
2:わからない/3:議論すべき/4:知らなかった
5:偏見の目を向けられたり,職場などで不適切な取扱いを受けたり、インターネット上での書き込み等があると思います。
6:国内人権機関を設置、専門家・当事者の意向が反映される機関(実働する)が早急に必要と考えます。
 
・道下大樹
1:趣意書に記載されている内容について心配があることは理解はしており、その思いは受け止め、大切にしなければならないと考える。様々な観点からの論議が必要であると認識している。
2:趣意書に記載されている内容について心配があることは理解はしており、その思いは受け止め、大切にしなければならないと考える。様々な観点からの論議が必要であると認識している。
3:「女性スペース」の問題だけに特化するのではなく、多角的な視点での議論を行う必要があると考える。
4:「T」に性同一性障害以外の対象も含まれていることは知っている。また、「トランスヴェスタイト」という言葉には、「服装倒錯」というネガティブなイメージがあるため、最近では「クロスドレッサー」という言葉が良く使われていると認識している。「性自認」と「性表現」は違うものとしてとらえる必要があるのではないか。
5:※立憲民主党政策集2021 SOGIの項参照
・性的指向、性自認を理由にした採用拒否や解歴、ハラスメントなど
・同性間の婚姻、同姓パートナーの法的保護の欠如など
・トランスジェンダーの性別変更要件の問題など
・ヘイトクライム、ヘイトスピーチなど
6:LGBTQをはじめとする「性的少数者」だけでなく、「女性」もまた現社会から取り残 されやすい、弱い立場になることがあり得る存在であります。互いに交え合い、誰一人取り 残さない、誰もが安心して平和に暮らす社会の実現にむけて、人権政策を中心とした政策実現にとりくみます。
※立憲民主党政策集2021 SOGIの項参照


・原田ケンスケ
1:わからない/2:わからない/3:議論すべき/4:知っていた
5:今回のご質問を受けるにあたり、このような事案が存在することを認識しましたので、具体的にお答えできるレベルに至っておりません。
6:今回のご指摘を受けて、この問題について今後考察にしたいと思います。このような議論がさらに深まっていくことを期待しています。
 
・中野まゆみ
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知らなかった
5:分からない/6:課題について勉強したい


画像7


⭕️自由民主党

・熊田裕通
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知らなかった

・小島敏文
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき /4:知らなかった

・土井亨
1:わからない( 基本的には良いと思うが、女性の方がどのように思うかわからないため。 )
2:良くない( 本人がそうであっても公衆であり、女性の方々がどのように感じるか? )
3:議論すべき
4:知らなかった (質問にある様に女性の方々との関わりが多く 女性がどのように感じ、対応するか良く考えなくてはいけないと思う。)

・牧原秀樹
1:わからない/2:わからない/3:わからない /4:知らなかった  
5:わからない
6:不当な差別は許されない。そのことが徹底されていないのであればされるべき。

・上川陽子
1:「性自認」の概念を含め、幅広に議論を尽くす必要があると思います。
2:「性自認」の概念を含め、幅広に議論を尽くす必要があると思います。
3:議論すべき
4:ご指摘も含め、様々な議論があるものと承知している。
5:性的指向・性自認(性同一性)を理由とする不当な差別や偏見はあってはならないものと考えています。
他方、何が不当な差別や偏見に当たるかは、個別具体的な事情によって異なり、一概にお答えすることは困難と考えられます。
6:ご指摘の法案や用語の問題については、様々な議論・検討が必要と考えられますので、そのような議論が十分に確保され、議論が尽くされることを期待します。

・城内実 
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4: 知っていた
5:LGBT法案では、具体的な差別が明確化されていない。
「差別は許されない」と、差別の明確な定義がされずに差別禁止規定が法律化されることによって、「差別を受けた」という主観によって判断されたあらゆる行為が「差別」に該当するとされる可能性があり、極めて危険。
6:性的少数者に対する理解を増進することは必要です。
しかし、LGBT法案の「差別は許されない」という禁止規定の文言によって、訴訟が頻発したり、貴団体が主張されている女性スペースの問題など、急激な社会混乱を招きかねません。
法律を作ることが目的化し、社会への影響という観点が抜け落ちてしまった法案を絶対に阻止しなければならないという思いで、LGBT法案を自民党内で了承させないために力を尽くしました。

・深沢陽一
1:良くない/2:良くない
3:性自認を認める場合の女性スペースの安全性の危機について議論が必要
4:知らなかった
5:質問1、2でご説明された様なケースの他、更衣室等、男女で分けられる場所、物全てで差別と解釈される可能性がある。また会話の中でも無意識に使った表現で差別と判断される可能性も考えられる。
6:自認に対する客観的な評価が出来ない為、法律で決めるには難しさがあると考える。

・岩屋毅
1:良くない(判断がつかないので )
2:良くない(身体が男性である以上は)
3:議論すべき/4:知っていた(さらなる分析・研究が必要)
5:誹謗、阻害、中傷等
6:差別禁止法ではなく、理解増進方として、強制力の無い形での法制度が望ましい。現実に存在する課題である以上、向き合うべきである。

・長尾敬
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知っていた
5:恣意的運用も心配される中で、例示は数限りない 。
6:「性同一性」に関する理解増進を深める必要はあるが、「性自認」に関しては恣意的運用が心配される。

・中川貴元
1:わからない/2:わからない/3:議論すべき
4:さまざまな定義があると理解しています。
5:例えば、性同一性障害の方が、職場や学校等で嫌がらせやいじめを受けたり、差別的な言動をされることなど。
6:LGBTの方もそうでない方も、お互いを認め合うという寛容な精神・バランス感覚が必要であり、法案の検討に当たっては、さまざまな関係者の意見を聞きつつ、多様性を認める社会の実現に向けて議論を進めていくべきと考える。

・武田良太
1:「性自認」の言葉の定義や、女性・男性を含めた社会的な合意形 成が必要な課題であり、現時点で一概に良い/良くないを決め られる問題ではないものと考えます。
2:性自認」の言葉の定義や、女性・男性を含めた社会的な合意形 成が必要な課題であり、現時点で一概に良い/良くないを決め られる問題ではないものと考えます
3:議論すべき/4:知っていた
5:自民党の「理解増進法案」において書かれている「差別は許されないとの認識の下」とは、立法の動機を示しており、個別具体的な差別の内容を定めるものではありません。「何が差別に該当するのか」は現時点では明確ではないものと考えます。その現状において、差別禁止のための具体的な措置を定めることは、社会の混乱や分断を招くおそれがあるため、ご指摘の「LGBT法案」であるところの、野党提出の「差別禁止法」には明確に反対しています。今後も性的少数者に対する国民の理解を増進し、寛容な社会を実現するための立法を目指していまきす。
6:自民党は、性的指向・性自認(LGBT)に関する広く正しい理解の増進を目的とした議員立法の速やかな制定を実現するとともに、民間や各省庁が連携して取り組むべき施策を推進し、多様性を認め、寛容であたたかい社会を築いていきます。
ジェンダーアイデンティティというある一定の継続した性に関する認識を法律案とするにあたって、わが党が準備している「理解増進法案」では、「性自認」について「自己の属する性別についての認識に関する性同一性の有無または程度に係る意識」と定義して議論しています。
性自認の定義を性同一性の定義に一致させ、拡大解釈や誤用を防ぐことが必要だと考えています。

・つちや品子
1:社会的合意形成が出来ているとは言えないので、決められない。
2:社会的合意形成ができているとは言えない。
3:議論すべき/4:知っていた
5:何が差別に該当するのかが、現時点で明確でなく、答えられない。
6:多様性を認め寛容であたたかい社会を築いていくため、性的指向、性自認に関する正しい理解ができるよう努めたい。

・森下千里
1:社会的合意形成が必要な課題
2:社会的合意形成が必要な課題
3:議論すべき
4:いわゆる性的少数者の方々がいらっしゃることは認識しています。
5:性的少数者に対する国民の理解を増進し、寛容な社会を実現するための立法を目指します。
6:国民の性的指向・性自認に対する理解の増進が前提であり、その是非を含めた慎重な検討が必要と思います。

・高橋祐介
1:その他/2:その他/3:議論すべき/4:知っていた
メッセージ「貴会の設立趣意書を拝読いたしました。重要な指摘であると思います。現状では軽率に返答すべきではないと思い、少し時間をかけて勉強させていただき、自分の考えをまとめたいと思います。」

・藤原たかし 「質問書につきましては、選挙前の11日にの夜8時に送付を頂き回答が19日とのことでしたが、時期的にギリギリの送付であり、大変恐縮ですが、回答できません。今後も貴団体の益々のご発展をお祈り申し上げます。」

・津島淳
1:良くない /2:良くない/3:議論すべき /4:知っていた
5:職場等における身分・資格・昇給の差別(学校等における)
6:理解が進むように普及に力を入れたい。法務局人権相談所における対応を強化したい。

・国光あやの
1:女性、男子を含めた社会的な合意形成や「性自認」といった言葉の定義が必要となっている課題であり、現時点で一概に良い・良くないといったことを判断できる問題ではないと考えます。
2:女性、男子を含めた社会的な合意形成や「性自認」といった言葉の定義が必要となっている課題であり、現時点で一概に良い・良くないといったことを判断できる問題ではないと考えます。
3:議論すべき/4:知っていた
5:私は現時点において「何が差別に該当するのか」は明確になっていないと考えています。そうした状況において、具体的な措置を定めて差別を禁止することは社会の分断や動揺を招く可能性がある為、ご指摘の「LGBT法案」の「差別禁止法」には反対しています。
今後も性的少数者に対する国民の理解が広がっていき、あたたかな社会が実現してために立法に取り組んでいきたいと考えています。
6:私は「性自認」について「自己の属する性別についての認識に関する性同一性の有無または程度に係る意識」と考えています。
私は民間や各省庁が一体となって取り組むべき施策を推し進めるとともみ、社会全体の性的指向・性自認(LGBT)に関する正しい理解を促進する議員立法の制定を即座に実現させ、多様性が認められる、寛容であたたかな社会を築いていきます。
また、拡大解釈や誤用を防ぐために、性自認の定義と性同一性の定義を一致させることこそ必要だと考えています。

・石原宏高
1:定義や社会的合意形成が必要と考えます。
2:定義や社会的合意形成が必要と考えます。
3:議論すべき/4:知っていた
5:法案には賛同ですが、性的少数者の方々に対する差別やいじめの定義などは、社会的な合意形成が必要と考えます。
6:法案は早期に成立させるべきと考えるとともに、民間や各省庁が連携して取り組むべき施策を推進し、多様性を認め、寛容であたたかい社会を築いていきます。

・上田英俊
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知っていた/5:無回答6: LGBTの方も、そうでない方も互いに理解をしあって寛容な社会を作っていきたい。

・塩谷立
1:「性自認」の言葉の定義や、女性・男性を含めた社会的な合意形成が必要な課題であり、議論が必要。
2:同じく現時点で良い・悪いを決められる問題ではない 。
3: 議論すべき/4:知っていた
5:国内外の様々な立場の方からの知見を集め議論が必要。 
6:自民党は性的指向・性自認(LGBT)に関する広く正しい理解の増進を目的とした議員立法の速やかな実現を目指す。
それにより、多様性を認め、寛容であたたかい社会を築いていきます。

・村上誠一郎
1:「性自認」の言葉の定義や、女性・男性を含めた社会的な合意形成が必要な課題であ り、現時点で一概に良い、良くないと決められる問題ではないものと考えます。
2:「性自認」の言葉の定義や、女性・男性を含めた社会的な合意形成が必要な課題であ り、現時点で一概に良い、良くないと決められる問題ではないものと考えます。
3:議論すべき/ 4:知らなかった
5:自民党の「理解増進法案」において書かれている「差別は許されないとの認識の下」
とは立法の動機を示しているものであって、個別具体的な差別の内容を定めるものではありません。「何が差別に該当するのか」は現時点では明確ではないものと考えます。その現状を鑑み、差別禁止のための具体的な措置を定めることは社会の混乱や分断を招くおそれがあるため、ご指摘の「LGBT法案」であるところの、野党提出の「差別禁止法」には明確に反対しております。今後も性的少数者に対する国民の理解を増進し、寛容な社会を実現するための立法を目指してまいります。
6:自民党は性的指向・性自認(LGBT)に関する広く正しい理解の増進を目的とした議員立法の速やかな制定を実現するとともに、民間や各省庁が連携して取り組むべき。施策を推進し、多様性を認め、寛容であたたかい社会を築いてまいります。
ジェンダーアイデンティティというある一定の継続した性に関する認識を法律案とするにあたって、わが党が準備している「理解増進法案」では、「性自認」について「自己の属する性別についての認識に関する性同一性の有無または程度に係る意識」と定義して議論しています。性自認の定義を性同一性の定義に一致させ、拡大解釈や誤用を防ぐことが必要だと考えています。

・井原巧
1:その他/2:その他/3:その他 /4:その他
5:無回答 /6: 無回答

・高橋まいこ
1: 良くない/2:良くない/3:議論しなくてよい /4:知らなかった
5:無回答/6:無回答


画像7


⭕️日本維新の会

※編注:維新の会の皆様からは、統一見解と個別見解を頂いております。

我が党は貴団体の提起される問題・懸念に対応するため、すでに発表している「維新八 策 2021」の中で、下記のような政策内容を明記しているところです。
「性自認・性同一性を巡る諸課題やトランスジェンダー当事者が直面する困難の解決に 取り組み、多様性が尊重される環境整備に向けて政府内に専門的に議論をする会議体を 設置します。議論の際は、女性や子どもなどの権利が守られることにも十分な配慮をもって進めます。」
今後も幅広くご意見を賜りながら、多様性社会の実現に向けて政策提言を重ねて参ります。

【統一見解提出者】
中村憲一/井上英孝/浦野靖人/田淵正文/外山斎/阿部司/内山晃/猪口幸子 /青山雅幸/沢田良/藤巻健太/井上ひろあき事務所/金澤ゆい/笠谷圭司

【個別回答者】
・山崎泉

1:わからない/2: わからない/3:議論すべき /4:知らなかった
5:今後の検討議論の必要性を感じる。
6:今後の検討議論の必要性を感じる。

・串田誠一
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知っていた
5:昇給 差別的解雇 昇進
6:「性自認」だけで全て平等として、女性スペースを脅かすのは問題であると認識している。

・漆間譲司
1:良い/2:良い/3:議論すべき
4:知らなかった(多くの方は思春期に気付くと聞いた事があります。)
5:無回答
6:多感な時期に、まだ学生の子供達がなかなか言葉を発する事はむずかしいのではと思っています。全ての子供達の人権侵害や差別がなくなってほしいと思います。この思春期からの正しい教育をするべきと感じます。

・空本誠喜 
1:わからない/2:わからない /3:議論すべき/4:知らなかった
5:検討中
6:〇我が党は貴団体の提起される問題・懸念に対応するため、すでに発表している「維新⼋策2021」の中で、下記のような政策内容を明記しているところです。
「性⾃認・性同⼀性を巡る諸課題やトランスジェンダー当事者が直⾯する困難の解決に取り組み、多様性が尊重される環境整備に向けて政府内に専⾨的に議論をする会議体を設置します。議論の際は、⼥性や⼦どもなどの権利が守られることにも⼗分な配慮をもって進めます。」
https://o-ishin.jp/policy/8saku2021.html
今後も幅広くご意⾒を賜りながら、多様性社会の実現に向けて政策提⾔を重ねて参ります。

・猪口幸子
頂いた質問書についてですが、トランスジェンダー当事者の方の困難や性⾃認・性同⼀性を巡るさまざまな困難の解決に取り組むこと、多様性が尊重される環境整備に向けて政府内に専⾨的に議論をする会議体を設置すべきであることを考えております。また女性の(予定)候補として、女性や⼦どもの権利についても十分に守られるべきであると考えております。
 
・こわだやすふみ
1:良くない(現状においては社会的に進んでいない多目的トイレの拡充等)
2:良くない(質問1と同じ様に家族風呂の充実化)
3:議論すべき/4: 知っていた
5:社会的に認識がまだ弱く、性的少数者という差別も含め考えがまだまだある事。
6:社会的に非常に遅れていると考えます。地域では進んでいるので、活動を通して社会的に大きな動きとして広めていきたい。
 
・守島正 
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知っていた
5:労働現場における就職や現場待遇に関するものや、行政補助においてLGBTを理由として補助されない等の差別。
6:性自認・性同一性を巡る諸課題やトランスジェンダー当事者が直面する困難の解決に取り組み、多様性が尊重される環境整備に向けて政府内に専門的に議論をする会議体を設置します。議論の際は、女性や子どもなどの権利が守られることにも十分な配慮をもって進めます。 

・清水きよし
1:誰でもトイレ /2:誰でもお風呂/3:議論すべき/4:知っていた
5:それ以前のLGBTに偏見を持たないよう教育から始める
6:深刻なのはLGBTの子どもの自殺などの問題と学校現場の教育


画像7


⭕️日本第一党

・桜井誠
1:良くない /2:良くない /3:議論すべきでない /4:知っていた
5:合理的理由がない場合のみ廃案(廃止)にすべき。
6:個人の自由の範囲内で行動すること。性自認を理由とした異性の専用空間への侵入は性犯罪。


画像7


⭕️国民民主党

・鴇田敦
1:男女共用トイレの設置/2:わからない/3:議論すべき/4:知っていた
5:①嫌がらせや、いじめ
   ②職場や学校で不当な扱いを受ける
   ③店舗の入店や施設利用を拒否される等
6:無回答

・高倉 栄
1:良い
2:専用の場が設けれれる社会を目指すべき。
3:議論すべき/4:知っていた
5:「公正・公平・透明なルールのもと、多様な価値観や生き方、人権が尊重される自由な社会」「誰もが排除されることなく、互いに認めあえる共生社会」の実現 "相談及び支援並びに紛争の防止又は解決のための体制の整備、啓発活動など、差別の解消等のための支援措置。
6:政府は基本方針を、都道府県は都道府県基本計画を、市町村は市町村基本計画を策定。
行政機関等及び事業者における性的指向又は性自認を理由とする差別的取扱いの禁止。

・山崎摩耶
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知っていた
5:就労、進学、婚姻、医療など。
6:多様性を認め、個別性を認め、その人らしく生きていける ダイバージョナルな社会環境を作っていきたい。

・円より子
1:その他/2:その他/3:議論すべき/4:知っていた
5:無回答/6:無回答

・石井智恵 
1:どちらに入るか選択できるよう、構造上の工夫、自治体への補助等、社会理解が必要。
2:差別されないことは必要であるが、十分な検討が必要です。
3:議論すべき/4:知っていた
5:・職場、学校でのいじめを受ける。不当な扱い。
  ・じろじろ見られたり避けられたりする。
  ・差別的な言葉をかけられる。
6:LGBT差別解消法への早急な導入が必要だと思っています。法整備を進めていきたいと考えています。


画像7


⭕️無所属

・米山隆一 
1:トイレや本人の情況による
2:浴場や本人の情況による
3:議論すべき/4:知っていた
5:性自認を無視して身体的自認による服装を強制する事等。
6:無回答

・大西つねき
拝啓
この度は衆議院選挙にあたり、アンケートのご依頼をいただきましてありがとうございました。内容は拝見させて頂きましたが、公示前で多忙なこともあり、十分な回答をすることが難しい状況です。誠に申し訳ございません。
つきましては、ホームページなどで大西つねきの考えをご参考までにご覧いただければ幸いです。敬具」

・いの たかし
1:良くない/2: 良くない /3:議論すべき/4:知っていた
5:トイレや更衣室など身体的特徴が合理的に問われる場所以外で、身体と自認する性とが異なることを理由に差別すること 
6:自認”が生来的なもので、かつ医学的に証明されたものに限定すべきと考えます。(※〆切超過)

画像7


⭕️社会民主党

・池田まさよ
1:線引きについての議論が必要
2:良くない /3:議論すべき/4:知らなかった
5:性自認を何で判断するかの基準が今のところ「外見」しかないため、生物学的性別と違う外見やふるまいへの中傷や発言。
生物学的同性の婚姻を認めない法や社会制度も差別的状況を作っています。
6:基本的に男はこうあるべき、女はこうあるべきー といったジェンダー差別がLGBTの人々を苦しめていると考えます。
日本社会の強い男女役割分業意識は、服装や立居ふるまいまで固定していて、そこにあてはまらない人を排除したり差別することになります。これが性自認で苦しむ人を作る一因です。
 
・ささき克己
1:議論すべき/2:議論すべき/3: 議論すべき/4: 知らなかった
5:性差別が長い歴史を持つのに対し、生の多様性が認められだしたのは比較的最近であり、未だ社会的合意が形成されていない部分がある。法は差別を強制力を持って禁ずるため、何が「差別」にあたるか、社会的動向を踏まえた慎重な議論が必要である。
6:性差別が長い歴史を持つのに対し、生の多様性が認められだしたのは比較的最近であり、未だ社会的合意が形成されていない部分がある。法は差別を強制力を持って禁ずるため、何が「差別」にあたるか、社会的動向を踏まえた慎重な議論が必要である。


画像8


⭕️れいわ新選組

・くしぶち万里
1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知っていた
5:無回答/6:無回答


画像9


⭕️日本共産党

(編注:日本共産は政党より統一見解と、一部、個別見解を頂いております。)
回答:各ブロック事務所、各議員代表してご回答申し上げます。

【統一見解提出者大内久美子/山口祐樹/斉藤温/長内史子/奥田智子​/内田謙​/斉藤和子​/板倉正文​/本多信弘​/神田三春​/田村勉​/青木弘​/岡村恵子​/藤野保史​

・笠井亮​
10/1に発表した「ジェンダー平等の日本へ いまこそ政治の転換を」もご参照ください。

【個別回答者】

赤岸雅治 

1:良くない/2:良くない/3:議論すべき/4:知らなかった
5:同性婚の権利保障がない。
6:人権や多様性が大切にされる社会をめざしたい。

・山越徹
1:多目的トイレの利用
2:良くない/3:議論すべき/4:知らなかった
5:質問のように、「性自認」が女性である身体男性である人が、公衆の女性トイレに入る。
6:LGBT法案や「性自認」を認めるべき。
多様な性のあり方を認めあう社会ほど、社会のすべての構成員が個人の尊厳を大事にされ、暮らしやすい社会になる。

・坂本ひろし
1:多目的トイレ、男女共用トイレをつくるなど工夫をする方法も検討。
2:水着を着けない日本特有の問題だが、これは避けた方がよいと思う。
3:多方面からの議論が必要。考えるうえで貴会の趣意書は勉強になった。
4: 知っていた
5:就職の際の差別、職場での差別(配置転換、左遷、解雇など)、学校でのいじめなど 。
6:LGBT法は一般的に必要と考えていたが、本アンケートで、いろんな問題があるとわかり、国民的な議論を大いにしていく必要を感じた。 

・田村貴昭 
1:性自認の問題と女性を偽装し犯罪を行う問題を混同して議論すべきではない。
2:良くない(公衆浴場組合はトランスジェンダーでも男性器があれば女性湯に入れない扱いをしている。)
3:議論すべき
4:性自認と異性装は必ずしも一致しません。
5:雇用や学校における差別的な扱い。
6:性自認は、個人の尊厳に属するものとして尊重されるべきもと考える。

・梅村早江子
1:その他/2:良くない/3:議論すべき/4:その他
5:あらゆる場において性的指向又は性自認を理由として差別扱いをすること、それに関わっての言動で環境を害すること。
学校や地域でのLGBT・SOGIの理解促進に力を注ぎます。
当事者の子ども・若者の「居場所づくり」に取り組む民間団体の実践に学び、行政も乗り出し、全国的な普及を図ります。
6:10月1日に日本共産党は「ジェンダー平等の日本へ いまこそ政治の転換を」を発表しています。その中で「多様性」が尊重される社会を実現としています。さらに痴漢問題を含め、女性に対するあらゆる暴力の根絶についても提起しています。実現をめざします。 

・飯田美弥子​
1:自認の問題を抱える人か否か、外見から判断できず、単に好奇心から女性トイレや浴場に立ち入る人を防げない危険性を感じます。​
2:無回答/​3:議論すべき​
4:装いが自認まで関わることは知りませんでした。すみません。​
5:裁判では「青年の家」の使用が許可されなかった件があります。
就職や進学にも差別があるように思います。​
6:警察の留置施設・拘置所も、男・女別です。女性同士の「夫婦」の件で、「夫」の方から処遇に苦情を受けたことがありました。どのような処遇が望ましいのか、考えるべきと思います。

・青山りょうすけ​
1:良いと思うが、もう少し社会的合意が必要
2:なかなか難しいが、社会的議論が必要
3:議論すべき​
4:知っていた
5:就職や入学の際の差別、書類などへの男女記載の強要、学校の制服などでの男女区分など、あげ切れません。
6:日本国憲法はすべての国民の人権の保障をうたっており、性的少数者を含めどんな人の個性や人権も守られなければなりません。​​

・浅野史子​
1:まず前提として、ジェンダー・アイデンティティーにかかわる性自認は、個人の尊厳に属するものとして尊重されるべきものです。  そのうえで、日常生活の場でどのようなルールで暮らしていくのかについては、それぞれの社会生活の場面で合理的でふさわしいルールがさだめられ、適用されることが求められる ものだと思います。女性が不安に思っているのは、女子トイレに犯罪目的で、性自認も身体も男性である者が女性を偽装して入ってくるのではないかということです。当然、取り締まりを強化すべきであり、行政や事業所などは多目的トイレの設置など予防措置を担保すべきです。
2:良くない(法律上の性別変更の要件と女性専用スペースの利用のルールとは別の話です。公衆浴場組合は、トランスジェンダーでも男性器がある人は女性湯には入れない扱いにしています。​)
3:議論すべき
4:「ジェンダー表現は個人の性自認と一致する場合もあれば、一致しない場合もあることに注意すべき(「国際人権法の適用に関する原則」より)となっており、性自認と異性装(トランスヴェスタイト)は必ずしも一致しないというのが国際人権法での定義であり到達だと認識しています。​
5:考えられる差別は、あらゆる場において性的志向または性自認を理由に差別扱いすること、それにかかわっての言動で環境を害することです。
 雇用の分野では、労働者の募集・採用、配置、昇進、降格及び教育訓練にかかわるもの、住宅資金の貸し付けなど、労働者の職種及び雇用形態の変更、退職勧奨、定年及び解雇並びに労働契約の更新にかかわっての差別的扱いをおこなうことなどです。学校教育の場においては性的志向または性自認にかかわる言動により就学などの環境が害されることなどです。
6:共産党は「ジェンダー平等の日本へ 今こそ政治の転換を」「多様性が尊重される社会を」を発表し、LGBT、性自認に関して考えをまとめています。痴漢問題を含め、女性に対するあらゆる暴力の根絶などについても提起しました。

・大久保玲子
1:その他 (まず前提として、ジェンダー・アイデンティティーー性の自己同一性に関わる性自認は、個人の尊厳に属するものとして尊重されるべきものです。
 国際的な人権基準の発展の中で、性自認のありようを病気とみなす「病理モデル」から、本人の性自認のあり方を重視し尊重する「人権モデル」への移行がすすんでいます。現在、日本では法的な性別変更の要件を定めているのは「性同一性障害特例法」であり、生殖機能をなくし、変更後の性別の性器に近似する外観を備える手術が必須とされています。日本共産党は、性別変更の要件について、「病理モデル」から「人権モデル」への移行にふさわしいあり方を検討する方向を表明してきました。要件が変更されれば、今後、法的にも、男性器を備えたままの性自認女性という存在が認められるということも想定されます。
 しかし、日常生活の場でどのようなルールに基づいて暮らしていくのかについては、法的な性別要件変更がされるかされないかに関わりなく、それぞれの社会生活の場面で合理的でふさわしいルールが定められ、適用されることが求められます。「『体は男だけど心は 女だから女性トイレに入れろ」などのバカげたことが起きている」などと、当事者が求めてもいないこと、また社会的ルールにもなっていないことを強調し、恐怖心や偏見に基づく差別感情を煽るようなことは、あってはならないと考えます。
 女性たちが、女性専用スペースが安全・安心な空間であってほしいと願うことは当然のことで、そのために知恵を尽くすことは大事なことです。同時に、トランスジェンダーの人も排除されないで安全・安心に暮らせる場を確保することは矛盾することではなく、統一的に追求されることだと考えます。
 女性たちが不安に思っているのは、女子トイレに犯罪目的で、性自認も身体も男性である者が、女性を偽装してスペースに入ってくるのではないか、ということです。しかし、ジェンダー・アイデンティティー=性自認という個人の尊厳の問題や、女性専用スペースの利用のルールをどうしていくのかということと、犯罪目的のために女性を偽装して侵入 してくるということは、まったく別の次元の話です。当然、犯罪には取り締まりを強化す べきであり、行政や事業所は、その予防措置を担保すべきです。)

2:良くない(法律上の性別変更の要件と女性専用スペースの利用のルールとは別の話であり、公衆浴場組合は、トランスジェンダーでも男性器がある人は女性湯には入れない扱いにしています。トランス当事者から「女性風呂に入りたい」との要望は、わが党に寄せられたことはありません。「男性器のある人が女性風呂に入ってこれるようになる」などの問違った認識を拡散させることは、「男性器があっても女性と自称すれば入浴を否定できない」かのような誤解を女性たちに与えます。これでは女性スペースを安全・安心なものにできない とともに、本来は個人の尊厳を認めあえる社会を目指す者たちの間に、対立と不安を煽ることにつながり、あってはならないと考えます。)

3:議論すべき(極論の土台に、ジェンダー・アイデンティティー=自己の性同一性についての性自認とは個人の尊厳にかかわる問題であることと、それがお互いに尊重される社会のあり方はどうあるべきなのかが据えられる必要があると考えます。)

4:その他(専門家や国連人権委員経験者などによって審議・採決された「国際人権法の適用に関す る原則(2006年)」(ジョグジャカルタ原則)では、ジェンダー・アイデンティティー=性自認について、「身体に関する個人の感覚(医学的、外科的またはほかの手段による身体的外観または機能の変更を含む)、並びに、服装、話し方および動作などのその他のジェンダー表現のような、出生時に与えられた性と合致する場合もあれば、合致しない場合もある、
一人ひとりが心底から感知している内面的及び個人的なジェンダー経験をいう」とされていますが、そのジェンダー表現について、「個人の服装、髪型、装飾品、化粧を含む身体的外観、および動作、話し方、振舞い方、名前および身分証明による自己のジェンダーの表象であり、ジェンダー表現は個人の性自認と一致する場合もあれば一致しない場合もあることに注意すべき」(「性的指向および性自認に関連する国際人権法の適用に関する原則」 +10 2017 年)とされています。性自認と異性装(トランスヴェスタイト)は必ずしも一致しないというのが国際人権法での定義であり、到達であると認識しています。

5:野党で提出した性別指向又は性自認を理由とする差別の解消等の推進に関する法律案で、考えられている差別とは主に以下のとおりです。
 あらゆる場において性的指向又は性自認を理由として差別的扱いをすること、それに関わっての言動で環境を害すること。
 雇用の分野では、労働者の募集・採用、労働者の配置、昇進、降格および教育訓練に関わるもの、住宅資金の貸し付けその他これに準ずるもの、労働者の職種及び匿用形態の変更、退職勧奨、定年及び解雇並びに労働契約の更新等に関わっての差別的扱いを行うことなどです。 学校教育の場においては、性的指向又は性自認に関わる言動により就学などの 環境が害されることなどです。
 また、国政選挙の際などに、党として以下、提案しています。
 日本共産党は、性的マイノリティーの一人ひとりが、社会や地域、企業、学校のなかで 自然な存在として溶け込み、そうしたなかで「ありのままの自分」を肯定できるようになるため、当面、次のような施策を推進することを求めていきます。
 公的書類における不必要な性別欄を撤廃します。
 学校(教育機関)や地域でのLGBT/SOGIの理解促進に力を注ぎます。子ども・若者が、周囲や学校等のLGBT/SOGI に対する無理解から、自己肯定感をはぐくめず、いじめのターゲットとなったり、自死念慮を強めたりしていることが報告されています。当事者の子ども・若者の「居場所づくり」に取り組む民間団体の実践に学び、行政も乗り出し全国的な普及をはかります。
 企業が、相談窓口の設置や福利厚生、「誰でもトイレ」の設置、社内研修など適切なLGBT/SOGI対策を実施することを呼びかけます。国や自治体としてLGBT/SOCI対策に積極的にとりくむ企業の顕彰をおこないます。
 病院や自治体窓口などで個人を呼ぶ際、姓名ではなく番号で伝えるよう要請します。
「トランスジェンダーだが戸籍の性別変更をしていない場合、名前と見た目の性別が異なるので奇異な目で見られるのがつらい」などの声があがっていることを踏まえ、SOGI に配慮した仕組みづくりや取り組みを求めます。
 現行の「性同一性障害特例法」第3条について、未成年の子どもがいても性別の変更を可能にするとともに、性別変更の他の要件についても見直しを検討します。
 性別適合手術に伴うホルモン治療にも保険適用を拡充することを求めます。性別適合手術は、2018年4月から保険適用となりましたが、同時に実施されることの多いホルモン治療が適用外のため「混合診療」となってしまい、実質的には保険が使えないということが起きています。

6:すでに各質問の欄において述べてきた通りです。また、10月1 日に、日本共産党は、「ジェンダー平等の日本へいまこそ政治の転換を」を発表し、その中で、「多様性が尊重される社会を」などの項目でふれました。痴漢問題を含め、女性に対するあらゆる暴力の根絶などについても提起しています。全文を添付させていただきますのでお読みください。 

・白川容子
1:(まず前提として、ジェンダー・アイデンティティー=性の自己同一性に関わる性自認は、個人の尊厳に属するものとして尊重されるべきものです。  国際的な人権基準の発展の中で、性自認のありようを病気とみなす「病理モデル」から、本人の性自認のあり方を重視し尊重する「人権モデル」への移行がすすんでいます。現在、日本では法的な性別変更の要件を定めているのは「性同一性障害特例法」であり、生殖機能をなくし、変更後の性別の性器に近似する外観を備える手術が必須とされています。日本共産党は、性別変更の要件について「病理モデル」から「人権モデル」への移行にふさわしい在り方を検討する方向を表明してきました。要件が変更されれば今後、法的にも男性器を備えたままの性自認女性という存在が認められるということも想定されます。  しかし、日常生活の場でどのようなルールに基づいて暮らしていくのかについては、法的な性別要件変更がされるかされないかに関わりなく、それぞれの社会生活の場面で合理的でふさわしいルールが定められ、通用されることが求められます。「『体は男だけど心は女だから女性トイレに入れろ』などのバカげたことが起きている」などと当事者が求めてもいないこと、また社会的ルールにもなっていないことを強調し、恐怖心や偏見に基づく差別感情を煽るようなことはあってはならないと考えます。 女性たちが、女性専用スペースが安全・安心な空間であってほしいと願うことは当然のことで、そのために知恵をつくすことは大事なことです。同時にトランスジェンダーの人も排除されないで安全・安心に暮らせる場を確保することは矛盾することではなく、統一的に追及されることだと考えます。  女性たちが不安に思っているのは、女子トイレに犯罪目的で性自認も身体も男性である者が、女性を偽装してスペースに入ってくるのではないか、ということです。しかし、ジェンダー・アイデンティティー=性自認という個人の尊厳の問題や女性専用スペースの利用のルールをどうしていくのかということと、犯罪目的のために女性を偽装して侵入してくるということは、まったく別の次元の話です。当然、犯罪には取り締まりを強化すべきであり、行政や事業所はその予防措置を担保すべきです。)

2:良くない(法律上の性別変更の要件と女性専用スペースの利用のルールとは別の話であり、公衆浴場組合はトランスジェンダーでも男性器がある人は女性湯に入れない扱いにしています。トランス当事者から「女性風呂に入りたい」との要望は、わが党に寄せられたことはありません。「男性器のある人が女性風呂に入ってこれるようになる」などの間違った認識を拡散されることは、「男性器がっても女性と自称すれば入浴を否定できない」かのような誤解を女性たちに与えます。これでは女性スペースを安全・安心なものにできないとともに、本来は個人の尊厳を認めあえる社会を目指す者たちの間に、対立と不安を煽ることにつながり、あってはならないと考えます。

3:(議論すべき,  議論の土台に、ジェンダー・アイデンティティー=自己の性同一性障害についての性自認とは個人の尊厳にかかわる問題であることと、それがお互いに尊重される社会のあり方はどうあるべきなのかが据えられる必要があると考えます。  専門家や国連人権委員経験者などによって審議・採決された「国際人権法の適用に関する原則(2006年)」(ジョグジャカルタ原則)では、ジェンダー・アイデンティティー=性自認について「身体に関する個人の感覚(医学的、外科的またほかの手段による身体的外観または機能の変更を含む)並びに服装、話し方および動作などのその他のジェンダー表現のような、出生時に与えられた性と合致する場合もあれば合致しない場合もある、一人ひとりが心底から感知している内面的及び個人的なジェンダー経験をいう」とされていますが、そのジェンダー表現について「個人の服装、髪型、装飾品、化粧を含む身体的外観および動作、話し方、振舞い方、名前および身分証明による自己のジェンダー表象であり、ジェンダー表現は個人の性自認と一致する場合もあれば一致しない場合もあることに注意すべき」(「性的指向および性自認に関連する国際人権法の適用に関する原則」+10 2017年)とされていす。性自認と異性装(トランスヴェスタイト)は必ずしも一致しないというのが国際人権法での定義であり、到達であると認識しています。

4:野党で提出した性別指向または性自認を理由とする差別の解消の推進に関する法律案で考えられる差別とは主に以下のとおりです。
 あらゆる場において性的指向または性自認を理由として差別的扱いをすること、それに関わっての言動で環境を害すること。
 雇用の分野では、労働者の募集・採用、労働者の配置、昇進、降格および教育訓練に関わるもの、住宅資金の貸し付けその他これに準ずるもの、労働者の職種および雇用形態の変更、退職勧奨、定年および解雇並びに労働契約の更新等に関わっての差別的扱いを行うなどです。学校教育の場においては、性的指向または性自認に関する言動により就学などの環境が害されることなどです。
 
また、国政選挙の際などに党として以下、提案しています。
 
5:日本共産党は、性的マイノリティの一人ひとりが社会や地域、企業、学校のなかで自然な存在として溶け込み、そうしたなかで「ありのままの自分」を肯定できるようになるため、当面次のような施策を推進することを求めていきます。
 公的書類における不必要な性別欄を撤廃します。
 学校(教育機関)や地域でのLGBT/SOGIの理解促進に力を注ぎます。子ども・若者が周囲や学校等のLGBT/SOGIに対する無理解から、自己肯定感をはぐくめず、いじめのターゲットとなったり、自死念慮を強めたりしていることが報告されています。当事者の子ども・若者の「居場所づくり」に取り組む民間団体の実勢に学び、行政も乗り出し全国的な普及をはかります。
 企業が相談窓口の設置や福利厚生、「誰でもトイレ」の設置、社内研修など適切なLGBT/SOGI対策を実施することを呼びかけます。国や自治体としてLGBT/SOGI対策に積極的にとりくむ企業の検証をおこないます。
 病院や自治体窓口などで個人を呼ぶ際、姓名ではなく番号で伝えるよう要請します。「トランスジェンダーだが戸籍の性別変更をしていない場合、名前と見た目の性別が異なるので奇異な目で見られのがつらい」などの声があがっていることを踏まえ、SOGIに配慮した仕組みづくりや取り組みを求めます。
 現行の「性同一性障害特例法」第3条について、未成年の子どもがいても性別の変更を可能にするとともに、性別変更の他の条件についても見直しを検討します。
 性別適合手術に伴うホルモン治療にも保険適用を拡充することを求めます。性別適合手術は2018年4月から保険適用となりましたが、同時に実施されることの多いホルモン治療が適用外のため「混合診療」となってしまい、実質的には保険が使えないということが起きています。"  

6:すでに各質問の欄おいて述べてきたとおりです。また、10月1日に日本共産党は、「ジェンダー平等の日本へ いまこそ政治の転換を」を発表し、その中で「多様性が尊重される社会を」などの項目でふれました。痴漢問題を含め、女性に対するあらゆる武力の根絶などについても提起しています。

【以下、定型長文のコピー & ペーストと改編にて、PDF表示で省略】

・池内さおり​
1:(別紙参照)​/2:良くない(別紙参照)/3: 議論すべき(別紙参照)
4:(別紙参照)​5:(別紙参照)​6:​​​(別紙参照)

・宮本徹​
1:(別紙参照)/2:良くない(別紙参照)/3:議論すべき(別紙参照)/4:(別紙参照)/5:(別紙参照)/6:(別紙参照)​​

・椎名史明​
1:(別紙参照)/2:良くない (別紙参照)/3:議論すべき(別紙参照)/4:(別紙参照)​/5:(別紙参照)/6:​(別紙参照)​

・沼上徳光​
1:​(別紙参照)​/2:​良くない(別紙参照)​/3:​議論すべき(別紙参照)​/4:​(別紙参照)​/5:​(別紙参照)​/6:​(別紙参照)​​


・中川民英​
1:​(別紙参照)​/2:​良くない(別紙参照)​/3:​議論すべき(別紙参照)​/4:​(別紙参照)​/5:​(別紙参照)​/6:​(別紙参照)​​

・山田正​
1:(別紙参照)/2:良くない(別紙参照)/​3:議論すべき(別紙参照)
/4:(別紙参照)​/5:(別紙参照)/6:​(別紙参照)

・畑野君枝​
1:(別紙参照)​/2:良くない(別紙参照)/3: 議論すべき(別紙参照)
/4:(別紙参照)/5:(別紙参照)/6:​(別紙参照)


・質問一覧

🟢女性スペースを守る会より


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?