将棋ニュース2021年3月14日
みなさんこんにちは。3月7日から13日の将棋ニュースです。
渡辺明棋王に糸谷哲郎八段が挑戦する第46期棋王戦五番勝負第3局は7日に新潟県新潟市「新潟グランドホテル」で行われ、渡辺棋王が133手で勝ちました。
これで五番勝負の成績は渡辺棋王が2勝、糸谷八段が1勝で、渡辺棋王は防衛まであと1勝としました。第4局は17日に東京都渋谷区「東郷神社」で行われます。
第34期竜王戦ランキング戦4組準々決勝、大橋貴洸六段 対 伊藤真吾五段は10日に行われ、伊藤五段が勝って準決勝に進出しています。
第79期順位戦、B級1組最終13回戦は11日に一斉に行われました。
永瀬拓矢王座が近藤誠也七段を破り、9勝3敗で初めてのA級昇級を決めました。既に昇級が決まっていた山崎隆之八段は敗れ、こちらも9勝3敗です。
B級2組への降級は行方尚史九段、丸山忠久九段、深浦康市九段に決まりました。
第79期B級2組順位戦最終11回戦は10日に一斉に行われました。
藤井聡太二冠、佐々木勇気七段に続く3つ目の昇級枠は、横山泰明七段が勝ち取りました。横山七段のB級1組への昇級は初めてです。
降級点は野月浩貴八段、鈴木大介九段、杉本昌隆八段、橋本崇載八段、飯塚祐紀八段、畠山成幸八段につき、このうち野月八段と畠山八段は2回目の降級点がついてC級1組への降級が決まりました。
第79期C級1組最終11回戦は9日に行われました。
既に高崎一生七段と増田康宏六段が昇級を決めていましたが、3枠目は高見泰地七段に決まりました。高見七段はこの日の対局には敗れましたが、昇級を争っていた船江恒平六段も敗れました。
降級点は田村康介七段、宮田敦史七段、小林裕士七段、安用寺孝功七段、佐藤秀司八段、青野照市九段、高野秀行六段、島朗九段につき、このうち小林七段、安用寺七段、青野九段、島九段がC級2組に降級します。
以上で第79期順位戦の全日程が終了しました。
渡辺明名人に斎藤慎太郎八段が挑戦する第79期名人戦七番勝負は4月7日に開幕します。
お~いお茶杯第62期王位戦挑戦者決定リーグが進行しています。11日に紅組4回戦の豊島将之竜王 対 佐藤天彦九段と白組2回戦の羽生善治九段 対 池永天志四段が行われ、豊島竜王と羽生九段が勝ちました。
第92期ヒューリック杯棋聖戦決勝トーナメント1回戦、渡辺明名人 対 斎藤慎太郎八段は10日に行われ、渡辺名人が勝ちました。
第1期ヒューリック杯女流順位戦、順位決定リーグ5回戦が行われました。
A組の伊藤沙恵女流三段とB組の加藤圭女流初段が星を伸ばし、5連勝としています。
E組の山根ことみ女流二段とF組の石本さくら女流二段が敗れ、いずれの組も全勝者がいなくなりました。
(3/20訂正…表ではF組矢内-里見咲戦が里見勝ちになっていますが、正しくは矢内勝ちです)
第3期大成建設杯清麗戦は、予選準決勝の香川愛生女流四段 対 伊藤沙恵女流三段が8日に行われ、香川女流四段が勝って予選決勝に進出しました。
ご覧いただきありがとうございました。
いただいたサポートは、教室・道場探訪の交通費として活用させていただきます。皆さんのサポートで、より多くの教室を紹介させてください!