Billy Joel新曲からのあれやこれ
Billy Joelが17年ぶり(本人的には30年ぶり?)の新曲を出した。そしてMVがAiによるもので、昔のビリーが新曲を歌ってる風な画像になっていることが話題で、、、という話を知人から聞き、色々動画を見ていた。
いや某ビートルズ(笑)の新曲とかは個人的には「ふーん」ぐらいだったけど、このビリーの新曲は素直に良い。チャートも27年ぶりに100位以内に入ってる模様。
。。。という話ではなく、その後、先日のグラミー賞授賞式におけるこの曲のライブ映像を見て?「ハテナ」が始まった、そのレポを記そうと思う。
まずはAi処理も話題の原曲を。
これは映像を見ても音を聞いても分かるように、キーはCだ。最初の左手がCの音を押さえてることからも確認できる。
そしてグラミー2024の時のライブがこちら
お?これは二つ下のBbで歌われている。が、よーく見るとビリーのピアノはCキーのまま弾いている。これはどういうことか?いろんなことが過ぎる。ピアノを二つも下のキーに調律することなんてあるのか?普通はそんなことをすると調律が安定せずに気持ち悪い音になりがち。ビリーがそれをそもそも望むか???いや動画になる時点で音程が変わってしまったり、変換時のミスが存在したりするからね。(それについてはこの俺の過去記事をどうぞ。)
だが、これは直近のライブ画像だしグラミーだし、日本の業者の雑仕事とは無関係だし、アメリカと日本は映像企画は同じなので音程が変わることもないはず。それではと色々動画を探してみると、こんなものを見つけた。
これは更に直近の2/24のライブの模様だが、これはなんとBキーで弾かれているのだ。そしてチラッと見える手元をみるとなんとCキーでビリーはピアノを弾いているのだ(前後の動き方がCキーで弾いてる時と同じということで分かる)
グラミーの時のライブを見ても同様、彼はCキーでピアノを弾いていることが確認できる。そこから導き出せる推測はこうだ。
■1 グランドピアノに見えるこのピアノは実はエレピである。エレピを格納したグランドピアノ風なものである。
■2 よって、これはトランスポーズ(移調)が簡単に出来るものである。彼がその操作をしてる風ではないので、曲によってその調整が遠隔操作できるのではないか?と。
最近のツアー動画は各種アップされているので、その元気な姿はかいま見えるが、流石の昔のキーでは歌えないものが多いので、ちょうど2つほど下げて歌われているのがほとんどだ。で、ピアノはギターなどと違って、二つの違いによる演奏はなかなか難しい。しかも何十年とやってきた曲の演奏が彼の体にしみこんでしまってるとも思われる。
なので、歌えるキーに下げるのは決定として、そのままピアノ演奏を下のキーで弾けるように練習するのではなく、トランスポーズで昔のまま弾いても下のキーが出るような形のライブを構築しているのではないか?というのが俺の推測結論。
ただ、だからと言って日によってキーを変えること自体はなかなかないと思う。他楽器が大変だからね。なのでこの最後の2/24のBで歌っているものは設定ミスなのではなかろうかと。実際ワンフレーズ歌い終わったところでビリーは少しイラッとした顔をして後ろを振り返って何か合図を出している。
加齢と共にキー変更をすること自体は日本も含めて世界各国普通に存在するんだけど、その対応方法は色々あるんだなぁ、、、というお話でした。