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京都教育大学附属小中学校「特別支援学級」廃止案問題④

去る1月21日、京都教育大学を訪問し、ご担当のお2人と話をしました。

詳細は「教育の未来を考える会」報告に委ねつつ、以下、補足や感想です。

内容が重複するかもしれませんがご容赦ください!

●大学が改組案を最終的に決定し提出するのは、先日の文科省回答の通り2023年(令和5年)のようです。

●毎年の概算要求の際に、中長期的な展望を踏まえた改組案を根拠にするのはまあ当然のことなので、実質的には毎年、改組案が提出されているようです。

●これら、あくまで案ではありますが、現状案に対するこの間の、皆様からの様々なアクションが仮になかったならば、そのまま変わらなかったんだろうな、という印象を持ちました。

●お2人の見解では、特別支援学級の存続又は廃止については、その他の組織改編に影響しないことなので、時間をかけて検討できるということでした。

●「政府の国立大学改革の方針等」というレジュメをまとめてくれており(A4×1枚)、文科省から何を求められているか? が分かりやすく列挙されてました。

●このレジュメをベースに(根拠として明言されたわけではないですが)特別支援学級廃止案の根拠について説明がありました。

●「附属学校の機能の充実・強化:(中略)大学の持つリソースの一層の活用も含め、先導的・実験的な取組をはじめとする附属学校に本来求められる機能の強化に努めること」「公私立大学とは異なる国立大学の附属学校としての存在意義や役割及び当該学校ならではの特色を明確に」、これらを根拠とされていました。

●が、事実は全くの真逆。京教大が先駆的にされてきた特別支援教育こそ益々その特色として、機能強化すべきところでしょう! 学生もきっと魅力を感じると思います! と繰り返しお伝えしました(京教大は学生確保に難儀しておられる)。

●お2人も「客観的に見ればそうでしょう」とおっしゃってましたし、事実、同じように感じておられるようでした。

●また、根本的な問題として、国立大学とはいえ、京教大に「地域の一教育機関という認識が薄すぎること」もあるなあ、と改めて感じました。つまり全く、外に開き慣れていない。公教育の場であるにも関わらず。

●そりゃ人気なくなるわ。。。と思いましたし、同時に(偉そうですが)今こそ開くチャンスなのかもしれない! と思いました。

●お2人は、終始苦しそうに見えました。恐らく個人の意に反して間に挟まれている人たちなんだと思います。これまでの特別支援教育への関わり(思い出話)も話してくれたりしました。

●しかしながら組織としての見解は見解として、個人としての考えを表明できないのは情けない! とシンプルに思いました。私は反対なんですが、となぜ言えないのか。。。結果云々ではなく、その一言が聞けたならどれだけ安心できることか。。。

以上、終始猫に邪魔されながらの報告となりましたが、改めてこの一件はいろんな意味でのチャンスであると再認識しています。

京教大が変わるチャンス、市民や政治の代表者が連携して声を上げ「変える」チャンス、これから京教大で学ぶ学生たちが真の意味での良き教育を誇りを持って学ぶチャンス、障害ある子どもたちやその家族が、効率化や合理化の渦に巻き込まれることなく公正かつ公平な教育環境を持ち続けるチャンス。。。

まとまりませんがこの辺りで終わります。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

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