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すいっちの読書日記

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ビジネス書・小説・エッセイなどを読んで、僕自身が感じたことや僕の経験とリンクした部分を伝える記事をまとめています。数個のポイントに絞って書くように心がけているので気軽に読んでくだ…
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2022年5月の記事一覧

「哲学的な何か、あと数学とか」を読んだ感想(みたいなもの)[後編]

こちらは、「哲学的な何か、あと数学とか」を読んだ感想(みたいなもの)の”後編”です。 前編はこちら 前編と同様に、飲茶著「哲学的な何か、あと数学とか」を読んで思ったことをまとめていこうと思う。 異なる分野は相乗効果で発展電磁気学の成立 本書の中でも書いてあるのだが、電磁気学は「異なる分野の学問をひとつの学問に統合しようとする流れ」で生まれたものだ。 「電気、磁気、光」はそれぞれ全く別の現象だと思われていたものだが、それぞれに相互関係があると分かった。 そこで、これらは

「哲学的な何か、あと数学とか」を読んだ感想(のようなもの)[前編]

哲学の入門書とかを読むのが好きだ。 哲学の原書は難しすぎて挫折してしまう。だから、現代の人によって分かりやすく書き下された入門書で幅広くさらっていくくらいが丁度いい。 今回紹介したい本もその一つだ。 飲茶著「哲学的な何か、あと数学とか」 本のタイトルからすると、哲学の話が主で、数学の話がサブで書いてある印象を受ける。 しかし、内容は「フェルマーの最終定理」という未解決問題に取り組んだ数学者たちの軌跡を描いたものである。 ただ数学的な知識が無くても読み進めることができる