油彩スケッチのゆくえ
今日は制作お休みです
ENiKKi1003と名付けた油彩スケッチシリーズを始めて3年目になります
石の上にも三年と言いますからそろそろシリーズもかたちになる頃かもしれませんが、その気配はまるでありません
ただ、継続は力なりですから諦める必要は感じず、むしろ毎日の試行錯誤を楽しく思っています
ともかく、大きな変化を避け、なるべく意図的な思考を抑えて制作してきました
けれど、昨日ふと油彩キャンバスを縦長に使うアイデアが浮かびました
油彩キャンバスには風景用に”M”規格の横長のキャンバスがあります(縦横比およそ22:12)
この”M”規格は横長に使うのが本来ですが、これを縦長に使うアイデアが浮かんだのです
大したアイデアでもありませんし、これまでにも想像したことはありました
けれど現在使っている正方形のキャンバスから変更するほどのモチベーションは発生しませんでした
なぜならこれまでの正方形キャンバスの縦長横長に左右されない統一感を重視していたからです
それはつまりいろんな形の絵を描きたいという顕れであり、スタイルが未確立であることの証左でもありました
つまり縦長の(少し特殊な)キャンバススタイルを採用するということは、スタイルの確立を意味している 縦長だと雄大な広々した風景は描きにくくなりますが、描けなくなるということではない、縦長のスタイルに合うような風景を描くということ
つまり、私は少し油彩スケッチの画風を確立しようとしているのかもしれません
スタイルを確立するというのはそのスタイルに縛られるということでもあります
それをあえて受け入れるのは「自由に描く」という子供的な全能感から進歩して一つの狭量な条件の中で「さらに自由に描く」準備ができたということかもしれません
や、このアイデアはほんの気の迷いかもしれないけれど、とにかくそれをチャレンジする自由を謳歌しようと思います
今はまだ正方形のキャンバスのストックがありますから、この不意のアイデアが本物で、継続的にチャレンジできるか、正方形キャンバスをしっかり満喫しながら今後のゆくえをしっかり考えていきたいと思います
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”火事の家”をモチーフにしたシリーズ作品とその制作ノートを発表します。 作品画像は一日一点、ノートは週一度のペースを想定していますが、不定…
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