ちょっと整理
今日は油彩スケッチ「A UN」お休みします。
この機会に一度この油彩スケッチについて整理したいと思います。
いきなりなんですがシリーズタイトルを変更しようと思います。
現在二年目を迎える油彩スケッチ「A UN」シリーズですが、内容がその前年に描いた「ENiKKi1003」シリーズから変化がありません。
進化しようと試みた結果、進化の必要もないという結論に至りましたので、シリーズはタイトルを「ENiKKi1003」に変更(差し戻し)し、そのほかの様式もすべて同様に差し戻します。
ただこの差し戻しは主に各絵のタイトルの付け方を現在の英字日本語から日本語・英語の両タイトルをつける式に差し戻すくらいのことで、絵の内容や形式はもともとほとんど変化なく続いているので、作家である私自身の心の整理に過ぎませんね。
ともかく、絵の内容や形式は変わらず「ENiKKi1003」シリーズは三年目に突入中ということで今後を進行していきたいと思います。
そもそもで言えばこのnoteは「火事の家」を描く企画であったのに、今ではまったく違った方向へ進んでいてその一貫性のなさには恐縮しだいもございませんけれど。
「終わりよければすべてよし」ではありませんが、最後の最後には辻褄に合うnoteにしたいと思いますので、どうか迷走甚だしい道程には目を瞑っていただけたらと誰にともなく思っています。
ともかく重要なのは作品そのものではあって、そちらに関しては迷いはなく制作を重ねられています。
そして少しずつ進歩しています。
進歩の方向は考えるのをやめましたので自分でもその進歩がどのような帰結を生み出すのか楽しみです。
言うなれば「ENiKKi1003」シリーズは画家としてのプロフェッショナルなものを捨て去ったシリーズです。
趣味で描かれる絵手紙などとなにも違いません。
それはけれど文人画的なスタンスでもあります。
あくまで作家(アーティスト)である以上、現代美術的なテーマ性を持ちたいとも思いますが、その点も思考しないことがむしろ現代美術への回答になるように思います。
絵を描くという行為を俯瞰する姿勢は持ちたく思い、画法等を意識的にさまざまやってみている点は変わりません。
たとえば
油彩用の絵筆を持ったからこの描き方になりました、という自然さでやっていますが、油彩筆以外のものを使って描けばその道具にのっとった特徴・個性を持った画風になることでしょう。
そういった面を追求することで技法の進歩のみならず時代性を表現することもできるのかもしれませんが、そういった挑戦は今回はやめにしておきます。
また、ケアの一環として制作されるシリーズでもありますが、ケアそのものを目指した作品群ではありません。
その点に関してはまだ明確な方向が定まっているとは言えません。
ある意味、結局シリーズを継続することでしか見えてこないのかもしれません。
少なくとも単に慰安的な作用・効用を求めてはたどり着けないなにかになれたらいいなと思います。
ともかくともかく
次回から、 A UNシリーズはENiKKi1003として再スタート、作品番号もENiKKi1003シリーズを踏まえて再ナンバリングしていきます。
以上、明日からまたよろしくお願いいたします。
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THE SKYSCRAPER
”火事の家”をモチーフにしたシリーズ作品とその制作ノートを発表します。 作品画像は一日一点、ノートは週一度のペースを想定していますが、不定…
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