HSL日誌

5月24日金曜日


今日はシーン20〜26のスケッチを描いてみるところから


まずは

シーン20
「神の国との遭遇」(引用『天地創造』+システィーナ礼拝堂内部)

色々考えましたが「人間(神)レリーフ」を
だいたい等身大で描こうと思うと街並みを見渡すような画面だと細かくて描ききれません

ここはいっそ聖堂などの内部を舞台にすることにして
引用する天井画『天地創造』があるシスティーナ礼拝堂の内部を
そのまま空間ごと引用してしまおうと思います

壁画の箇所も壁画になっていない箇所もどちらも人間(神)レリーフにして覆いたいと思います

まずは構図だけイメージできる程度だけど↓

とにかく画面じゅうレリーフ人間になるので構図がわかる程度のところでいったん置きます。。


それで次に
シーン21
「PLUTOの機能*」(引用『盲人の目を癒すイエス』)
*タイトルを変更、場面が想起しやすいものにしました)

ここでは
PLUTOが”見る”機能を発揮して
人型で埋め尽くされた大聖堂の壁の中から
一人の少年を”見つけ出す”のですが

その少年が居る場所をどの壁にするか考えてみると
まずはその前に
実際のシスティーナ礼拝堂の壁画を知る必要がありそうです


ということでスケッチの前に情報収集です

まずは『天地創造』
旧約聖書の引用でもあって、知らないことも多くて勉強になります

知るたびに壁画もどんどんよく見えるようになり
「知は力」だなあと本当につくづく思います

予備知識だけど
この中に描かれている『ノアの燔祭』
燔祭(はんさい)の英語はholocaust (ホロコースト)だと知ったり
聖書はユダヤの物語でもあっていろいろ勉強になります

でも「ノアの燔祭」を英訳すると「Noah's burnt offering」と出てきて
もしかすると扱いの難しい言葉なのでしょう

その『ノアの燔祭』をミケランジェロは天井画に描き込みましたが
その場面は羊の首を切ったあと、なにやら兄弟手を取り合ったりしていて
どういう意味があるのかわかりません

こういうことも一つ一つ情報収集
しばらくかかりそうです。。

(今のところ参考になるのは
ミケランジェロが”見せかけの建築”として描画した部分にレリーフ彫刻に見えるように描いている箇所が散りばめられており
つまり技法を描き分けていることです
私も”人間レリーフによる建築物”の中に応用できたらと思います)

などなど

ということで今日は一日、天井画『天地創造』の勉強でした

また次回です

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