見出し画像

9日間でマスターするシリーズ 母音

スウェーデン語の発音は私たち大人の日本人にとっては鬼門です。
理由はスウェーデン語の母語の多さにあります。
日本語の母音は私たちにはクリアに聞こえるアイウエオの5つなのに対し、スウェーデン語はそのほぼ倍の9個!(厳密に言えば18個あるのでほぼ4倍)。
私たち日本人が子供の頃に聞いたことがない音なので聞き取れないのです。

でも耳を鍛える方法があるので大丈夫です。
自分の発音を録音し、ネイティブが発音する音と聴き比べます。
徹底的にこの作業を繰り返すことで耳を鍛えることができるのです。
大人でも一つの音を丸一日やっていると発音できるようになります。
自分が正しく発音できるようになれば誰が発音しても聞き取れるようになります。
この記事に出てくる単語はネイティブの発音で聞けます。

YouTubeも発信していますので合わせて語学勉強にご活用いただけます。

スウェーデン語の発音には強弱のアクセントがそれはもう、とてもとても重要になるのですが、今はそこまで考えなくていいです!

まずは母音と子音の口の形、舌の位置をしっかりと頭に叩き込んでから発音練習さえしておけば大丈夫。
なぜならアクセントに関しては理論で学ぶよりも、何度もリスニングとアウトプットを続けることで自然と身に付くからです。

母音と発音

スウェーデン語の母音は a e i o u y å ä ö の9文字です。そして母音には2種類あります。つまり18個!
え。なんで突然2倍に増えるの。。。とため息をついてしまいますね。
でもこう考えると簡単です。

例えば日本語の母音 あ を使って説明します。

  • あー。そうかー。と言うふうに伸ばして あ を発音する母音を長音

  • あっ!そうかっ!と小さいつが入るように あ を発音する短音

同じ a  でも、音を伸ばすか詰まるかで分けられます。

そして長音になるか、短音になるかはスペルを見ればすぐわかります。

母音の後に子音が2個つく単語は短音母音で発音します。

この決まりだけ覚えておけば大丈夫です。
英語と違ってスウェーデン語はスペルの通りに発音する単語が多いのです。

では練習です。

tack(ありがとう)
tak(屋根)

タックと詰まって発音するのはどちらでしょう?またタークと伸ばして発音するのはどちらでしょう?

正解は
tack タック
tak ターク

子音に注目してください。母音の後に ck と子音が二つ続いてますね。だから母音は詰まります。
音声をじっくり聞いてみてください。タークのあ には若干 お が混じっていることに気が付きますか?単語によっては机上の勉強通りにはいかない単語があります。故に一つ一つの単語を耳コピトレーニングする必要があります。

ではいよいよ母音Aを見ていきましょう。

A

[a:] "あー"の発音。日本語の"あ"よりも若干口を縦に大きく開けて "あ" よりも喉の奥で発音します。
dag, ja, glas, mat, gata
ただし例外の単語もあります。例えば laga は お の音に聞こえます。

[a]"あっ"の発音。日本語の"あ"と同じ感覚でオッケーです。
mamma, katt, glass

今日はAを解説しました。次のブログで発音を聞くことができます。限りなく近い音が出せるよう頑張ってください。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?