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16. 感謝すれば片付いていく?

ありがとう😄
本当に心から感謝です⭐️
神様に感謝しております。
ありがとうございました!!

疎遠な方から、急に身に覚えのない件に関して、感謝のメール(ライン)が事あるごとに届いて、びっくりしたことがありますが、

どうやら、「感謝をたくさん伝えていれば良いことが起こる」という教え?をどこかで見聞きしたらしく、実行しているそうでした。

感謝を伝えることは誰にでもできるから、何百回でも何万回でも言えば、叶うんだそうです。

もちろん片付けのサポートを終えて、
その後日談として、快適さを実感され、

「改めて、感謝を伝えたい。
 ありがとうございました」

という場合でしたら、嬉しい気持ちでありがたく受け取れるのですが、

「何か良い事がおこる」を期待した上での、
「感謝」は、すでに感謝ではないので、

どう返信したら良いか困る、
なぜ送信相手が私??と理解が難しいことがあります。


何かいい事。

つまり、家がきれいになるために、誰かに形式的に「感謝」を伝えても、
もちろん、家は片付きません…

  1. どんな暮らしがしたいですか?

でも書きましたが、

「〇〇」しないと、「◻︎◻︎◻︎」にならない

という方程式は崩した方がいいですが、

「〇〇」すれば、「◻︎◻︎◻︎」になる

と変換されてしまっている場合は要注意です。

つまり、

「〇〇」が感謝に
「◻︎◻︎◻︎」が、
 自分ではやらないけれど、期待して待っている
「何かいい事」になっている場合、

危険信号だと思ってください。

片付けの2ステップ目(※)に必要なのは、
感謝ではなく、ゴミ袋と地域のゴミ出しルールブックです。

※1ステップ目は「 1. どんな暮らしがしたいですか? 」をご参照ください


ゴミ出し日が近ければ、玄関近くに出入り口を塞がない程度に、ゴミを置くスペースを確保します。

このとき、玄関ドアがどちらに開くか、
つまり、押して入るのか、引いて入るのかを、必ず確認します。

玄関近くに部屋がある場合は、部屋のドアの開け閉め、
動線も確保します。

これ以上ごみ袋を積み上げると、ドアを開けた時に崩れてしまう、という高さのリミットもなんとなく想定しておきます。


ゴミ出しに、一度に大量のゴミを出しても持っていってもらえない(回収してもらえない)、またはマンションだと管理人さんに怒られる、管理組合が厳しい(うるさい)など、事前に確認しておいた方が良いこともあります。

その場で管理人さんに聞いて、大丈夫よ!と太鼓判を押してくれることも、もちろんあります^^


不燃ゴミなどは回収の頻度が低いので、
別の場所、例えばベランダや部屋の隅にスペースを確保します。

そして、片付けの中心となるよう、

・ゴミ出しルールブック(壁に貼れると良いですね)
・各種ゴミ袋
(不燃、可燃など指定に沿って準備してください)、
・軍手、もしくは綿手袋(ガーデニング用も丈夫でおすすめです)
・ダンボールをくくるヒモ
・ハサミやカッター
・ウェットシート
・埃取り
・雑巾などの掃除道具
・マジック
・ガムテープ(養生テープ)
・紙袋
・マスク
※いづれも100円ショップのもので十分です

を一箇所に、まとめて配置します。

個人的に、片付けステーションと呼びます。

ごみ袋は、45Lを30枚あれば安心かと思います。
不燃ゴミは食器など重いので、20Lなど小さめがおすすめです。

70Lもたくさん入って良いですが、洋服も書類も意外と重いので、確かに、一枚あたりの単価は45Lより安く、コスパが良さそうに思えますが、

ごみ袋に入れられるけど重くて一人で運べない…
そもそも一人で持ち上げられない…

重くてゴミ袋が破れる事態に陥る可能性が高いため、
あまりおすすめしません。

(サンタクロース状態ですね!ってお客様と笑い合ったことがあります)

軽くて大きさのある物、かさばるものには適していますので、
捨てたいものに発泡スチロールなどがたくさんあるかどうかは、あらかじめ想定しておく必要があります。

※布団類は粗大ゴミの対象になる地域が多いと思いますので、要確認です。

ゴミ袋がいっぱいになったら、確保したゴミ置き場スペースに移動し、
新しいゴミ袋をステーションから取り出し、片付け再開です。

迷ったもの、誰かにあげるもの、売るものはそれぞれ紙袋に入れて、
「迷う」「あげるもの」「売るもの」とマジックで書いておきます

受け取ってもらえるということが確定している、お下がりなどの「あげるもの」の場合は、あげる方法を確認します。


1〜5着くらいなら、きれいな袋に入れて、包んでおきます。
洗濯して渡したいなら、洗濯機に入れて、なんなら、その場で回してもらいます。ちょうど良い袋は、もちろんスタンバイさせておいてもらいます。

遠方に住んでいる方に渡す場合は、その場でダンボールを組んで、どんどん詰め込んでいきます。いっぱいになったら、その場で梱包して、配送ができるようにします。

近いうちに会う予定があり、車で移動することになっているならば、
その場で車に積んでもらいます。


割れ物・壊れものは紙袋に入れて、ワレモノ注意と書いて長期ゴミ置き場スペースへ移動。

中身が何かもう記憶にない箱は、箱を潰して紐で括って資源ごみ。
中身の判断はお任せします。


片付け中に埃やカビと遭遇することは当然なので、
その都度、掃除用具で部屋(床と壁と家具)ときれいにします。

捨てるものは、きれいにする必要がないので、
埃とカビ付きのままポイっとします。



モノに触れていると、手の水分をもっていかれるので、
どうしても手が荒れやすく、肌が弱い方は切れてしまうこともあります。

そのため、ハンドクリームを塗って、
軍手や綿手袋で手を守りながらの作業がおすすめです。

乾燥しないように、内側からも潤うように水分を補給することも大切です。

ゴミ袋を置くスペースがいっぱいになったら、
その日の作業はひとまず終了です。

あんまりゴミ袋が多いと、
可燃ごみの日にゴミ捨て場と家を何往復もしなければならない…
なんてことは避けたいのと、

ゴミを出すと、身体に変化が起こるため、
その変化が大きすぎないところで、ストップさせるためでもあります。


ですが、この作業だけでも、すごくスッキリするんですね。

そして、みなさん異口同音におっしゃいます。

「なんか、家の雰囲気が変わったかも…!」

お客様の顔つきも、良い感じになります^^


下心ありありの「ありがとう」を伝えられるより、

お客様の変化を感じられて、
家も喜んでいるようで、

とても嬉しい瞬間です。


※家のサイズ、物のボリュームにもよりますが、
2名体制(私とお客様)で、1日作業(約10時から17時)の目安です。







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