覚悟を決めるとき

 そういえば昔、「彼氏ほしい」と思っているうちはできなくて、「いなくてもいいや~」というスタンスで生きていると、いつのまにか彼氏ができているものだな、と思ったことがある。そんなことを思い出したのは、ずっと願っていてもはや執着していたとも言えるようなある〈夢〉を、いったん脇にどけて別のことに集中していたら、ほとんど忘れた頃になって〈夢〉のほうが私を追いかけてきてくれた、というような経験をしたからだ。

 少し前に、NHKアカデミアに演出振付家の MIKIKO先生が出演されていて、「覚悟を決めなければならないときは、くる」というようなことをおっしゃっていた(大意)。大きなチャンスを前にしたとき、自分には無理、と逃げるのは簡単。でも、せっかく向こうからやってきたチャンスなのだ。無理めに感じられても、まずは手を伸ばしてみたい。うんと背伸びして、腕いっぱいに伸ばしたら、届くかもしれないのだから。

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?