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アガルートおすすめ講座

はじめに

医学部医学科在籍中に、令和4年予備試験に短答20位台、論文10位台で合格した者です。
教材はアガルートの講座をメインで使用していました。
アガルートは司法試験や資格試験の講座を販売している予備校です。アガルートの講座はカリキュラムで購入するのではなく、個別に購入していました。
今回はアガルートの教材の中で特に購入してよかった教材を紹介します。
参考にしていただけると嬉しいです。

総合講義 100

総合講義はアガルートのインプット講座です。
総合講義300は総合講義テキストの内容を3周しながら理解をしていく形式で、総合講義100は勉強が進んでいる人を対象に総合講義テキストを1周します。初学者の方は総合講義300、法学部や他の予備校等でインプットが進んでいる場合には総合講義100がオススメです。
僕はアガルートの講座を購入する前に、すでに基本書や他の予備校のテキストでインプットをしていたため総合講義100を使用しました。
テキストは短答対策から論文対策まで役に立ちました。
総合講義のテキストには重問や論証集等他のアガルート教材の対応ページが記載されており、アガルートの教材で揃えると使いやすくなります。

重要問題習得講座

アガルートの定番アウトプット講座です。予備試験、司法試験、法科大学院入試の勉強全てに役立ちます。
僕は予備試験直前期にほぼ全ての科目で勉強する教材を重問のみに限定して、ひたすら重問を周回することで高い順位を取ることができました。令和4年予備試験の問題では、伊藤塾生が対応できなかった問題が複数ありましたが、アガルートの重問ではほぼ全ての問題をカバーできていました。
値段も1科目あたり1万2600円からで、演習書や基本書3冊分くらいの値段です。重問を使うと予備試験、司法試験、法科大学院入試の全てに対応できますし、解答解説が付いているので、解答のない参考書を市販で買うよりもコスパはいいと思います。
アガルートの教材は、伊藤塾等の教材と比べて、法的三段論法を崩している部分が多く、読みにくいと言われることがあります。
しかし、アガルートは知識の正確性を売りにしているので、書き方に関しては分かりにくい部分があっても、法律構成でアクロバティックな部分は少ないです。読みにくく感じる場合は、問題提起、理由付け、規範、あてはめ、結論の5色の蛍光ペンで色分けをしながら勉強するのがおすすめです。
テキストに書いてない思考過程を解説動画で話してくれている事が多いので、解説動画を聞きながら勉強するのがおすすめです。

論証集の「使い方」

アガルートの論証集は知識の正確性を売りにしているのですが、書き方が独特な部分があり、他社の論証集に比べて読みにくいと感じることがあります。論証集の使い方講座では、工藤北斗先生が思考過程を伝えてくれるので、論証集の使い方や、それぞれの文章の意味が深く理解できます。アガルートの論証は丸暗記するだけでは使いにくいのですが、使い方講座を聞いて工藤北斗先生の考え方を理解するとと使いこなせるようになると思います。

判例百選スピード攻略講座

司法試験上位合格の渡辺先生が判例百選に載っている判例の中でも重要な判例について、論文問題として出題された場合に書くべき解答例を提示してくれます。
判例百選を使ってインプットとアウトプットが同時にでき、さらに司法試験上位合格者の思考過程を知ることができます。
司法試験、予備試験の本番でも百選掲載判例を素材にした問題が出題されるのでとても役に立ちました。
特におすすめな科目は商法、刑事訴訟法、行政法、民事訴訟法です。

予備試験論文過去問解析講座

短答過去問解析講座II(行政法・商法・民事訴訟法・刑事訴訟法)

司法試験、予備試験の全過去問、全選択肢の解説動画を見ることができます。
辰巳の短答パーフェクトでも予備試験、司法試験の全年度の過去問の選択肢について解説が手に入りますが、こちらの講座では新司法試験上位合格の渡辺先生の解説動画が着いてくるので、理解が深まります。
また、動画解説を見ることで正解していた問題についても、思考過程の間違いをたくさん発見することができました。これは後に論文試験で主観と客観の解離を修正するのにも役に立っています。アガルートの講座の動画をしっかり視聴するのはおすすめです。

短答過去問解析講座(憲法・民法・刑法)

刑法事例演習教材解析講座

刑法事例演習教材は司法試験のネタ本と言われている演習書です。また、各問題の内容や題名に工夫がされており、パズルを解くような感覚で楽しみながら問題を解くことができます。しかし、問題の難易度が高い一方で、解答が付いておらず、自分で信頼のできる解答を入手しなければ勉強することが難しいという特徴があります。
重問と刑法事例演習教材のどちらがおすすめか聞かれることがありますが、どちらでも大きく変わらないと思っています。重問には解答解説が初めから付いているので、信頼できる解答を持っているなら刑法事例演習教材、持っていなくて節約したいなら重問で大丈夫だと思います。

選択科目4講座パック

選択科目は、科目によっては解答解説の充実した教材が市販されていないため、伊藤塾又はアガルートの講座を視聴するのがおすすめです。
特に司法試験の過去問の信頼できる解答解説は現状予備校の口座を購入しないと入手困難だと思います。

最短合格カリキュラム

アガルートの教材をたくさん紹介しましたが、もしも僕が初学者の状態からアガルートを使って予備試験の勉強を始めるなら、最短合格カリキュラムを使うと思います。


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