リリーのすべて(続きです)

もうひとつ、ゲルダの深い愛情があってこそ、
リリーは「生きた」のだと思う。
カミングアウトできない人がたくさんいる。

最初はアイナーとして、
ゲルダと結婚していたリリー。
本当に仲が良くて理想の夫婦。

夫が女性になり、さらに「私結婚したい。」(相手はゲルダじゃない。)
前例のない手術を受け苦しんでいるとき、
1番そばで寄り添うゲルダ。
彼女はアイナーを愛していた。
でも、アイナーがいなくなった後も、
リリーになった後も
やっぱり愛した。

逃げ出さない、常に向き合う、
ゲルダが強くて、愛に溢れていて、
強く、美しい人だなぁと思う。

実話が元になっていると聞いたのですが、
ゲルダにも、夫を亡くした悲しみに寄り添ってくれる人がいたことを願わずにはいられません。

エディーレッドメインの演技は素晴らしかったけど、見るのが辛かった。
性同一性障害は、心と体の性が生まれながらに違ってしまうこと。
自分の心にあった性に変わる方法が、
より安全で、安心できる方法が見つかりますように。



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