マッキーへの感謝状 03 冬の幸せ
そろそろ夏から秋へ、本当に季節が移っていきますね。ところで、「うつろう」という日本語語って美しいですね。
季節とか、人の気持ちとか、目に見えないものが少しずつ変わってゆく…時々、こんな美しい言葉に出会い、はっとすることもありますね。
さて今日はこんな歌詞が胸に響きました。
電気ストーブの低いノイズと
君の寝息がとける頃
そっとベッドから抜け出して
キッチンでミルクをついだ
(今年の冬)
マッキー、冬の歌が多いようなイメージがありますね。
「冬が始まるよ」、とか有名ですし、セーターとか、冷たい指先とか、寒い季節のものがよく歌詞に使われているかなぁと思います。
電気ストーブ、付けっ放しで寝たら危ないですが、この歌詞があらわす風景、幸せすぎませんか。
ストーブの発する、ジー…というような低い音に、すぅすぅ…と規則的な恋人の寝息。
外は寒いけれど、窓は曇ってしまっているけど、部屋の中は暖かく、恋人は安心して静かに眠っている。
近くには猫がいるかもしれない…
何でもないことを、両手で優しく掬い上げて愛おしむ喜びを教えてくれます。
あ、この歌には後半、犬が出てくるんでした笑
僕とまちがえて君が
抱きしめて眠る犬に
少しだけやきもちを焼いた
自分に照れる冬の夜
(今年の冬)
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