生放送中のキャスターの頭の中はどうなってる?
こんにちは!アナウンサー受験のプラットホーム・井上智惠です。
今まで様々なアナウンサー試験突破のコツをお伝えしてきましたが、
今回は、たまに質問される、「番組を進行しているキャスターって生放送中どんなこと考えてるの?」との疑問。ちょっと高度なこともお伝えできればと思います。
そして、合格者が出て、サポート枠が1枠空きました!ので、最後にお知らせも書きました!最後までご覧ください!!
さて、まずは、
本番中に放送中何を考えているか…ということの手掛かりにするため、
放送前は何をしているのか…ということ。
ニュースや情報番組の放送前は、
本番に備えて原稿の下読み、
映像との読み合わせ
タイミングチェック
オープニングトークのネタ選定
ナレーション収録(いわゆる完パケとして生読みせず納品することも)
↓↓以下地方局ではアナウンサーがやる場合もあること↓↓
字幕のチェック、放送尺の計算、映像編集の手直し、原稿作成、放送台本の作成などなど
放送前には様々な準備があります。
これらの準備を経て、たった1回の本番となるわけで、番組キャスターは本番生放送に耐える体力を残しつつ、最大限で準備を行っている訳です。
それは何かの発表会のように、
頑張って頑張って練習(準備)したものが、
一回の発表(放送)によって評価されるといったイメージです。
しかも、大人の本音でジャッジされる発表会(放送)なので、シビアです。こけるとクレームが来たり、こけすぎるとキャスターができなくなってしまったりと、大変なことになります。
それを毎日です…💦
1つのニュース番組を一緒に作り上げてきた局員たちの想いを、キャスターは本番で背負います。
だからといって、それに怯えているようでは務まりません。
時には、どっとプレッシャーを感じてしまうこともあるような(例えば、このコーナーは一度でも噛んだら台無しだよ…とか本番前にボソッと言われたり。)沢山の人の想いを背負いながらも、前向きに毎日番組をこなせる人が向いています。
ですので、本番中は逆に大変冷静になっています。
(私の場合ですが…)
例え画面には笑顔で映っていても、どんなにハイテンションでリポートしていても、頭の中では結構冷静に尺の計算をしたり、次の工程を予想したりしています。
もちろん、これが新人の頃すぐにできる訳ではないのですが、
毎日生放送をこなしていると、こんな感じになってくる人が多いと思います。
何年番組に出ていても本番中は緊張していますが、
頭の中ではかなり冷静に
カメラにこう撮ってもらったら物撮りしやすいな…とか、
モニターをみて映りや物の位置を調整してみたり、
尺が巻いている(放送終了時間まで時間が余っている)時には、
このコーナーで沢山話せそうだから、今は焦らず構えよう…など、
放送に出ている当本人なのですが、
放送を客観的にどこかから見ているような気持ちにさえなります。
いかがですか?
意外ですか?それとも予想通りでしょうか?
あなたはできそうでしょうか?
大丈夫です。まずは局のアナウンサー(キャスター)になって、
毎日のように放送に携わってみましょう!
そうすれば、自然とできるようになります!!
私の分析ではありますが、
本番中にミスをするくらい緊張する…というのは、
「放送内容を視聴者に届けたい」ではなく、
「私を見て!(届けたい)」という気持ちが強い新人時代に多いです。
【私が届けたいのは、リポートやニュースの内容であって、私自身は単なるスピーカーのようなものだ。】
このくらいに思えるようになれば緊張は減りますし、
放送中の冷静の壁(勝手に名付けた)を越えれば、
その後フリーになったとしても、強いと思います!!
アナウンサー(キャスター)になれた時には、
ぜひ、この冷静の壁を越えることをまずは目指してみてください。
★★★★インフォメーション★★★★
現在、NHKキャスターとして今年4月から働きたい人のサポートを強化しています。1月2月の勝負の時、アナウンススクールではフォローできない部分をサポートしています。履歴書をNHKキャスター向きの文章にするアドバイスをしたり、NHKキャスターらしい読みの練習をしたりと、NHKキャスターに限定して、面接官に好まれる人とは…といった形でお伝えしています。
対象:大学4年生の人、社会人からNHKキャスターを目指す人
時期:3月(合格)までの短期集中。ご希望に合わせて日程を決めます。
レッスン費:1時間3500円(内容濃いですし、結構リーズナブルだと思います…)
募集人数:1名(ひと枠空きましたので、追加で募集します。)
オンラインで繋ぎますので、ご希望の方はご相談ください!