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2年ぶりの森の墓地

ストックホルムにある世界遺産、森の墓地 "skogskyrkogården" 。友人が遊びに来ていたので、一緒に訪れてみた。最後に行ったのが2020年10月だったので、ちょうど2年ぶり。

2年前は、まさに新しいことを始める時でとてもワクワクした清々しい気持ちで訪れたのをよく覚えている。

今回は、具体的に何か新しいことチャレンジというよりかは、人間関係の入れ替わりのような時期であるのを感じている。

ここ数年で一部の人を除いては、自然と疎遠になってきた人が複数人いるのだけれど、その空いたスペースに今の私に合う人が現れてくれた感じ。
これまで全く接点のなかった人達とひょんなことから仲良くさせてもらうようになり、楽しい時間と新しい視点を持たせてもらっている。

これまでの自分と仲良くしてくれて、楽しい時間を一緒に過ごしてくれた人達には心から感謝。

2年前も今回も共通しているのは、大きめの断捨離をした後の出来事、変化だということ。

自分の身体も取り巻く環境も住んでいる場所も、あらゆることにおいて気の流れって大事だなということを改めて感じる。
不要なものを手放し、空いたスペースにその時の自分に必要な新たなものが巡ってくる。こうした循環を意識して生活していると自分らしく生きられる気がする。

森の墓地に実際に来て感じるのは、"死の恐怖" というのはこれまで生きてきた過程で植え付けられてきたものであって、実際は肉体が役目を終えたら魂は元の状態へ還っていくだけなのだということ。

老いや病気、死に対する不安や恐怖に意識を向けながら生きる人生はなんともつまらない。でも、そこに閉じ込められるように様々な仕掛けがされてしまっているのがこの世の中。

恐怖や不安に襲われそうになったら、のみ込まれないためにその感情が一体どこから来ているものなのか見極める必要がある。

その見極めをしっかりするためにも、不要なものを身体にも場所にも人間関係にも溜め込まないことが大事だと感じる。

不要なものが溜まりエネルギーが滞っていると思考も鈍り、雑音も聞こえてきて自分の声だか周囲の声だかも分からなくなる。

トラップに引っ掛からないように慎重に、でも楽しみながら自分と周りが喜びで溢れる人生を送ろう、と改めて感じさせてくれた森の墓地の再訪だった。

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