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イノベーション・オブ・ライフ

ハーバードMBA教授、クレイトン・クリステンセンの「イノベーション・オブ・ライフ」を閲読。自分の人生を評価する物差しは何か、といった生きる上での根源的価値に就いて考えさせられる作品。以下4つの主な学びを記載する

①「企業であれ人生であれ、実際の戦略は、限られた資源を何に費やすかという、日々の無数の決定から生まれる」
企業・人生それぞれの戦略領域において、資源配分段階に到達するまでは、単なる意向でしかない。資源には限りがあるため、夫々の事業や活動は資源を得ようと競い合う。資源配分プロセスを意識していなければ、脳と心にもともと備わったデフォルト基準にそって勝手に資源を振り分けてしまう。特に達成動機の強い人間が陥りやすい危険は、今すぐ目の見える成果を生む活動に無意識のうちに配分してしまう。実のところ、望み通りの人生を送れるかは、意図したものとかけ離れた人生を送れるかは、自分の資源をどの様に配分するかによって決まるのだ→資源配分プロセスに目を配ろう

②「自分には片づけなくてはならない用事があり、この製品(人)がそれを片付ける助けになる」
ミルクシェイクは人を健康的にするために雇われていない。通勤を楽しめるものにする為に雇われているのだ。顧客が片付けようとしようとしている用事理解することから始めよう。片付けるべき用事のレンズを通して結婚生活を見れば、お互いに対し最も誠実な夫婦とは、お互いが片付けなくてはならない用事を理解した二人であり、その仕事を確実に、そして上手く片付けている二人だとわかる。伴侶の成功を助け、伴侶を幸せにするために、自分をどれだけ犠牲にできるか、「犠牲が献身を深める」ことが大事になる。「伴侶が私に一番求めているのはどんな用事を片付ける事だろう?」と自問すること。そして理解するだけでなく実際に時間と労力を費やし、自分の優先事項を喜んで我慢し、相手を幸せにするために必要なことに集中すること→相手が片付けたい用事が何かを考え献身する

③「文化の働きを理解し、自分の望む文化が形成されるよう、力を尽くさなくてはならない」
自分たちにとって大切なことを意識的に選び、そういう要素を強化するような文化を設計することだ。(例:思いやりのあるクリステンセン家と言われるようにしよう)子供職業上の追及や関心は創発的なものでなくてはならない。家庭文化はこのような多様性を歓迎すべきだだが家庭文化の土台となる部分に就いては、一様性を保つことを進めたい→家族内文化を形成する

④「人生の目的を形成する3つの部分。自画像・献身・尺度」
こんな企業になりたい、こんな人になりたいという姿。あなたのなりたい人物像は、明確な意図をもって構想、選択し、管理しなくてはいけない。これに対し、あなたがその人物になるための手段、つまり人生に起きる様々な機会や挑戦は、本質的に創発的だ。私の出発点は「家族」だ(例:人がより良い人生を送れるよう助けることに身を捧げる人間;思いやりがあり、誠実、寛容で、献身的な夫、父親、友人;神の存在を信じるだけでなく、紙を信じる人間)。私は当時どれだけの気迫をもって自画像の正しさを知ることに集中し、自画像に献身したかを思い出すことだ出来る。この取り組みを価値あるものにするのは気迫だ。→自画像を設計・管理し、創発的にそこまでの道のりを歩む


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