平常心

平常心。
とても大切ですね。

人前で演奏ともなれば誰だって気持が入ります。
普段と気持が変わらない人なんていないと思います。

でも気持が入るのと緊張するのは別のこと。
緊張してしまうと要らないところに力が入り、逆に大事なところで踏ん張れない。
緊張しないようにするには普段からどれだけ人前での演奏をイメージして弾くか?ではないでしょうか?

つまり普段の心構えがちゃんとしてないと緊張してしまう。

例えばスマホに自分の演奏を撮って見る。

これは自分一人でありながらけっこう実際の演奏をイメージできます。
カメラが無いと演奏できるけど...ではなく、カメラの前でどれだけちゃんと演奏できるか?
これは演奏したものを後で自分で確認する事にもなります。
自分では良い音だと思っても撮ってみるとあまり良くなかったり。
自分が良い音だと思うものほどあてにならないものはない。
でも後で客感的に見る事ができて、それで良い音ならだいたい良い音です。

またウチで練習する時に、なるべく曲の全体を止まらないで練習する。
止まってしまうのはまだ部分的に練習ができていません。
本番のシミュレートであればもうその次元は超えていなくてはいけない。
できないところを止まってやり直すから本当にできないところがわからない。
実際の演奏では必ず先を見ながら演奏しないと良い演奏はできません。
先を見ることができていれば例え部分的に失敗しても止まらずに先へ進むことができるはずです。
演奏中に先が見えないならまだ通して演奏するレベルではありません。
曲を覚えていないのですから。
通して演奏した後でできなかったところをもう一度練習する。
で、もう一回通してやってみてできればそれで良し。
できなければもう一回部分練習。
こういった当たり前なことができてはじめて緊張せずに演奏することができると思います。

これは自分に対する戒めも含めて。
譜面にかじりつかなければいけない時(初見の時など)はありますが、それ以外では譜面に頼って演奏してるようでは良い演奏なんかできません。
つまり暗譜することが大事です。
アンプも大事ですが(上手くない(>_<))。
暗譜すれば先は見えているはずです。
そうすれば例え失敗しても止まらずに演奏を続けることができます。
部分的な失敗は誰でもあります。
要はこの失敗をどれだけ大きなものとしてとらえないか?だと思います。
止まってしまうのは些細なミスをとても大きなものとして「やっちゃった」と受け止めるので今どこをやっているのか?がわからなくなってしまう。
失敗しても、今どこをやってるか?がわかれば止まらずに演奏できると思います。

わからなくなったら周りを良く聴く!

周りを聴いてわからないようでは最初から良い演奏などできない。
だって最初から一人だけの世界で演奏してるんですから。
アンサンブルと各個人が同時に同じ曲を個人練習してるのはまったく違います。
せーの、でみんなで個人練習してるようでは最初から良い演奏なんかできない。

また良い音がするとだいたいミスはミスとしてそれほどダメージを受けずに演奏することができると思います。
そのためには良い音が出た時のイメージをちゃんと自分の中で覚えることも大切です。
良い音を出すのはもちろん機材的なこともあります。
が、自分の状態によるところも大きい。
いくら自宅で良い音出せても自分の状態が自宅と実際の演奏とでは違うんですから同じ音がでるわけありません。
これをなるべく普段と同じような状態で弾けるようにする。
そのためには基本的な練習が大切です。
いつも書いてるような「どう弦を弾くか?」とか「どう押さえるか?」といったことを考えなくてもちゃんとできるようになるまで練習する。
そうすれば人前でもそれほどウチで弾いてるのと違いは出ないと思います。

普段、いかに「ちゃんと練習するか?」ということです。

#ギター
#音楽

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