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二人目出産レポ② 分娩〜後陣痛

分娩〜後陣痛 編 


後陣痛の痛みを大声で叫びたい

3.分娩

子宮口が約9センチほど開いているということで、09:00ころに分娩の準備が始まった。ベットが分娩モードに変形する。

しかし、陣痛が弱いのか赤ちゃんが下がってきている感覚がない。看護師さんが処置をして、破水をした。陣痛の波に合わせていきんでみるが、出てくる気配がない。

経験上、赤ちゃんが下がって来るときは便意に似たような感覚があるのはわかっていた。今はまだそれが無かった。

一旦休憩しましょう、ということで、分娩モードを解いて、15分ほど横向きになることに。

すると、例の便意がやってきた!!これは産まれそう、と再び分娩モードに。大きめの陣痛の波に合わせて一気にいきむ。あ、これは出でくるなという感覚が伴っていた。2年ぶりの出産だか、『こんなに痛かったっけ』などと考える。

大体20〜30秒くらいだっただろうか、最大限声を出していきんでいたら、看護師さんに「もう力抜いて!大きく行き吸って!!」と言われる。そのうちに産声が聞こえた。

よかった、無事に生まれた……私も赤ちゃんも生きている……とまずはホッとした。

その後、胎盤が出てきて、赤ちゃんを抱いた。小さくて、でも必死に空気を取り込もうとして泣いていて、愛おしかった。
約40分で分娩は完了した。

振り返ると、陣痛が始まってから約5時間半の出産で、しかも1回目のいきみで産まれるという比較的に安産で終わった。時間の長さや陣痛の痛みは人それぞれだとよく言われるが、安産だとしてもあの痛みを経験するのはしばらく避けたいと思った。

4.後陣痛

問題なのはこっちの後陣痛だ。
陣痛、出産の痛みは一般的かもしれないが、この後陣痛はまだまだ知られていないと感じる。 

後陣痛は、出産した後に大きくなっていた子宮がもとの大きさに戻ろうと収縮をすることで生ずる。ぎゅ~っぎゅ~っとお腹が痛くなる。生理痛の激重バージョンだ。陣痛よりしんどかったかもしれない。

一人目の出産後、『産んだのにこんな痛みあるなんて聞いてないよ(涙)』となったが、今回は二人目なのである程度覚悟はしていた。

しかし、痛いものは痛い。

出産直後からぎゅ~っと痛みだし、更に収縮剤を投与されまた一層強く痛む。

私の場合、産後1日目頃からは30分に1回ほどの感覚でこの激痛がきた。身体を丸めてヨガの呼吸を思い出し、必死に痛み逃しをする。

出産時と違って終わりが見えないのが辛い。
ロキソニンを処方してもらって、なんとか耐えている状況。

痛みがマシになってきたのは産後3日目頃から。でも授乳の度にまた思いだしたように痛む。母体の回復には必須の過程だから避けては通れないが、こういう場面にも無痛の処置ができたらいいのになぁ〜と思った。

私の場合は数日でマシになったが、1〜2週間続く場合もあるという。出産後に同性の友人(出産経験はない)と話した際、後陣痛については知らないと言っていた。

もっと知られて欲しい痛みである。


続く

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