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ドラゴンランスCP『暗黒竜の黒き翼』 プレイレポート②

先日はドラゴンランスCPの第2回を運営させていただきました。
前回の第一回がオープニングシーンがメインでキャラクター同士の絡みが少なかったのから一転して、戦闘あり、キャラクター同士のロールプレイがありと、中々楽しい回になったのではないでしょうか
今回も前半部にセッションの中で起こった出来事、後半部ではシナリオについての感想やセッション中にDMとして思っていた雑感や反省点、シナリオから変更した点も書いていくつもりですので、PLとして参加を予定されている方、ネタバレが嫌な方はご注意ください。

セッション中の出来事

葬儀

ヴォグラー村の名士であるイスピンの葬儀にはたくさんの人々が集まり、葬儀場である村の宿屋の”真鍮の蟹”亭ではイスピンの葬儀に参列しに集まった人々でにぎわっています。そんな中で、PCたちは気になったNPCへと話しかけ情報を得たり、他のキャラクターとの親睦を深めていました。
ミハイさんはイスピンとの共通の知人であるソラムニア騎士のベクリンから話しかけられます。ベクリンによれば東方に奇妙なフードの一団を中心とした大規模な軍隊が集まりつつあり、それがヴォグラー村にほど近い大都市カラマンを襲おうとしているのではないかという話をされ、ベクリンはその戦に加勢するためにカラマンへと向かうので、弟子のクラナとダレットをミハイに預かってもらい安全を確保して欲しいと依頼されます。
その後は、フリータイムとなり、キャラクターたちはバカリスという青年、楽観的な意見を述べるドワーフの傭兵カジェル、村の祭りの運営を考える村長のレイヴン、謎のベールに包まれた楽士リーダラはイスピンの雄姿を讃える歌だけでなく、死の騎士の伝説を語る歌も歌います。

イスピンの遺言

キャラクターたちはリーダラに導かれて、村はずれにある社へと訪れました。ソラムニア騎士団の守護神であり、自然を司る神格でもあるハバククから接触を受けます。彼らはドルイドであるミハイに緑の盾に込められた神格のエッセンスを各地の聖所に収めよと懇願してきます。その代わりとして、導きと力を与えると提案してきます。ここら辺の命令形での定命の者との接触は善の神であるハバククっぽくないですが、他の二神の運命も代表しているので、こういった接触をしたのでしょうね。

神々との接触が終わるとミハイさんのオープニングシーンに出てきた包帯の一団が出てきて盾を渡すように迫ります。しかし、交渉によって手に入れることができなかった一団は武力行使を選び、武器を抜き正体を現しました。

戦闘は素早い動きで先手を取った冒険者たちの一方的な戦いになりました。3体いた背の低い怪物はクレリックであるシアさんのブレスによって援護を受けたローグのフェリクスさんの2連クロスボウ、自然の化身によって狼に変身したミハイさんの噛みつきによって組み伏せられ、グレアさんのケイオスボルト、クラナさんの2連クリティカルによって次々と倒されてターンを得ることが出来ませんでした。怪物はシアさんの癒しの力を見て驚愕し、”ハイマスターに報告しなければ”と口走ります
大きな怪物は近接戦闘は不得手のようで、クラナさんに接近されても遠隔武器である電撃放出に頼ります、不利での攻撃でしたが命中させクラナさんに大ダメージを負わせます。しかし、そのダメージもシアさんの癒しの技によって即座に回復されます。戦闘が終わったあとも負傷者の手当を続けるシアさん、優しい。

戦闘後、背の高い怪物を捕らえたプレイヤーたちは尋問を始めます。グレアさんが黒ローブに対して意味深なことを言っていたのを利用してスパイだとだまし、情報を抜き取っていきます。彼らはドラコニアンだということ。この尋問はある程度、情報を抜き取ったら満足して排除してくれて、全ての情報を抜きにかからなかったのが好きです。
謎の敵や新しく手に入れたマジックアイテムと神々から示されたクエストをどう処理するかを悩んでいるところで次回へ。

セッションの雑感

カジェルやベクリン、バカリス、リーダラなど今後のセッションでも重要な面々についてPC達が積極的に絡んでいってくれて、かつPC同士の関係性も構築していってくれたのが本当にありがたい感謝してもしきれないぐらいありがたかったです。協力的なPLに感謝です。また、キャンペーン最初の戦闘もあり、それぞれのPCの能力を披露する場を作れたので、得るものが多いセッションでは無かったでしょうか。





シナリオの改善案

ドラコニアンの能力の変更

バアズ・ドラコニアンの断末魔の爆発はセーヴィング・スローに失敗した敵を拘束し、加えて二度目のセーヴにも失敗したモンスタ-を石化するという強力な特性を有しています。しかし、シナリオ中に最も戦うことになるモンスタ-の一体であるバアズの能力としては前衛アタッカーが常に行動不能になるというリスクがあり、かつ二度もセーヴィング・スローをしなければならないのも処理として重い印象を受けます。
ですので、私のセッションでは原作通りに[斬撃]、[刺突]の近接武器攻撃で死亡した時に敏捷力セーヴィング・スローに失敗すれば武器を加えこまれてしまう。という能力に変更しています。
正直、この変更についてはシナリオ通りの方が戦闘がリスキーなものになり、シナリオの後半部でも厄介な敵となるので、戦闘を盛り上げたい方はシナリオ通りの方が良いかもしれません。

ドラコニアンの顔見せ

今回のセッションではオリジナル展開としてドラコニアンに襲われるという展開にしており、バアズとボザクというシナリオ中に何度も戦うことになる種類のドラコニアンを登場させてPC達と戦わせています。これは得体の知れない何かが自分たちの近くでうごめいているのではないかという緊張感を与えたいために登場させました。それに加えてドラコニアン固有の能力を早めに提示して、それに対する回答を用意する時間を作りたいと思ったからです

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