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【船橋謙一の何でも人生相談】

総和運輸代表の船橋が、読者や社員からの悩み相談に答えていくコラムです。

仕事・プライベートにかかわらず社員のみなさんの悩みが少しでも解消され、みなさんのより良い人生と更なる成長につながることを願って定期的に綴っていきます。それでは一つ目の相談に答えていきます。

【質問】
お父さんお母さんが離婚しそう。子ができることは。また離婚をどのように受け止めればよいか。悪いことなのか。(20代、女性社員)

【答え】
具体的な事情がわかりませんので、その離婚の善悪の判断も難しいですが、貴方を含めてお子さんが成人・自活しているのであれば、親としての子に対する責任は果たした上で、自分達の自由の行使としての離婚だと解釈できるのではないでしょうか。
この視点をもう少し延長して考えるならば、貴方(や兄弟が)が成人するまで、離婚を我慢していた可能性もあるかもしれません。

さて、離婚に至るとしても、子供として出来ることは、両親への感謝だと思います。
成人まで育ててもらったことへの感謝の気持ちを持って、それを何らかの形で言葉を伝えること、そして、何らかの形で恩返しをしていくことだと思います。
恩返しの形は、それぞれのケースによって様々であり、貴方自身が立派に社会人として勤めていくこと自体が一番の恩返しになることもあるかもしれません。
子供にとっての親とは、自分を生み出した存在です、親を肯定することは、自分を肯定することに繋がります。
よって、親が、自分の価値を認め、自分を大切に育ててくれた事実を改めてよく認識し、努めて親に感謝することは、子供自信がが、健全な意味で自分の価値を感じ、過剰に低い自己肯定感などに悩まされず、落ち着いた穏やかなバランスのとれた心で生きていくことを助けます。
こうして、感謝は、親と自分の双方を肯定し、双方を愛し、双方のためになります。

また、一般的に、親に限らず、他者への感謝は、同じ理由で、他者と自分の双方を肯定し、愛することになり、自分と他人の間に、幸福の輪を広げていくことになります。
こうして、離婚に到ったとしても、それを過剰に否定的なものととらえずに、親と自分の双方を肯定する感謝の愛の心を大切にすることが重要だと思います。

最後に、詳しい事情が分からないので、深く立ち入ることを避けますが、夫婦関係の改善のためにも、夫婦のお互いに対する感謝が、非常に有効であると思います。
感謝の大切さを学んだ妻が、夫に感謝の気持ちを表すようになって夫婦関係が改善した例があります。
夫婦は、結婚した以上、どちらも相手にとって、自分が(世界で一番)価値ある存在でありたいと思っているのではないでしょうか。その意味で、貴方の家族の中で、貴方がまず感謝の実践を始めてみましょう。

人は、特に家族の間は精神的に繋がっていますから、貴方が感謝の実践を始めたならば、もしかすると家族の中に、以前より大きな感謝の輪が広がって、離婚への流れが和らぐかもしれません。

良い一日をお過ごしください。

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