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SUL注目チームインタビュー#10&11大同大学「大同叡智」DUEC&慶応義塾大学「陸の王者」慶應義塾大学eスポーツサークルTitanZz_A

「Shadowverse University League」(シャドバ大学生リーグ)の運営を行っている“SUL学生実行委員”では参加サークルや選手に注目したインタビューを行い、大学生リーグならではの視点でシャドウバースの競技シーンに切り込んだ記事を発信しています!
第9回横浜国立大学の皆さんへのインタビューはコチラ↓
https://note.com/svul_pr/n/na9e19567c7ab?sub_rt=share_pw

「SUL注目チームインタビュー」今回は、24-25 1st SeasonにてGRAND FINALS(以下、「GF」という。)への進出を決めた慶応義塾大学さんと大同大学さんにインタビューを行いました。


インタビューに協力くださった方々


大同大学(DUEC)

ミナガセ選手@CroQ_CaTurtle)リーダー
好きなカードは《エイル》
使用デッキは「機械ウィッチ」
プレイ歴1年

山田選手@ Regice_D200
好きなカードは《契約の双天使》
使用デッキは「アミュレットビショップ」
プレイ歴5年

佐助選手@tigu3asu8)インカレ
好きなカードは《死の夢の少女》
使用デッキは「酷虐の悪魔・ミルナードヴァンパイア」
プレイ歴5年

慶応義塾大学(慶應義塾大学eスポーツサークルTitanZz_A)

calc選手 (@sv_calc)リーダー
好きなカードは《リノセウス》
使用デッキは「機械ウィッチ」
プレイ歴7年

散見選手@shadowverse_sen
好きなカードは《爪嵐の猫娘・セン》
使用デッキは「狂乱ヴァンパイア」
プレイ歴7年

shu-cat選手@cream__cat)インカレ
好きなカードは《神秘の番人・スピネ》
使用デッキは「アーティファクトネメシス」
プレイ歴6年

※(大)大同大学 (慶)慶応義塾大学 

サークルの特徴


・日々の練習について


━普段はどのように練習をしていますか?

(慶)calc:自分たちは前々から予選の段階では、集まって調整とかはしてないですね。
各自が所属しているアマチュアチームで練習したりしています。プレーオフに進んでからはディスコ―ドサーバーにOBなど協力してくれる方を招いて練習していましたね。

━大同大学さんはどうですか?

(大)ミナガセ:予選の時は慶応義塾大学さんと同じように各々が自分で練習していました。プレーオフからは大学生リーグ調整用サーバーを作って外部から人を呼んでそこをメインに活動していましたね。

━練習風景としてはプレイ画面を共有してみんなで意見を出す感じでしょうか?

(大)ミナガセ:そうですね。僕のプレイを見てみんなが指摘してくれる感じでしたね。ほとんど僕メインの調整でした。みんなが僕を育ててくれました。

(大)佐助:一番シャドバ歴が浅かったのがミナガセ君だったのでみんなでレッスンする感じでしたね。

━他の大学も調整用のサーバーを作って練習しているのでしょうか?

(大)佐助:おそらくそうだとおもいます。自分たちは去年のGFの反省点としてチーム内の情報共有不足を感じたので今年は3人で集まって練習することを大切にしました。

━今シーズン勝ち上がれた要因についてはいかがでしょうか?

(慶)calc:勝ち上がれた要因としては、予選からデッキとメンバーを固定して練度を上げることができたことがシーズンを通しての勝因としてあるのかなと思います。

(大)ミナガセ:去年度のGFは3位タイという結果に終わってしまったことが悔しくて、今年こそは優勝したいって思いがありました。なので今回は、卒業された先輩や外部から人を招いて調整を手伝っていただきました。
たくさんの方に助けられながら練習できたことが勝因かなと思っています。

・BO9からBO5へ変化して変わった事


※BO9(Best of 9)とは、最大9バトルで試合を行い、先に5勝した選手(チーム)が勝利するルール
※BO5(Best of 5)とは、最大5バトルで試合を行い、先に3勝した選手(チーム)が勝利するルール

━今シーズンからBO9からBO5になってデッキ選択など戦略は変化しましたか?

(慶)calc:BO9のときは、シーズンを通して使用するデッキが変わっていたのですが、今年度からBO5になって持ち込むデッキ数が少なくなったので4番目、5番目のデッキを探して練習する必要がなくなったので負担は減ったように感じますね。個人のシャドバ力を高めることができるようになりました。

━大同大学さんも同じようにデッキ選択をしましたか?

(大)佐助:機械ウィッチの構築が変わったくらいでそれ以外は固定だったと想います。

━多くのデッキを使うことよりも、どれだけ1つのデッキの練度を高める事が出来るかに重きを置いた感じなのですね。

・インカレメンバーについて

━2チームともインカレの選手がいますがどのような理由でそれぞれの大学に入ろうとなったのですか?

(大)佐助:大同大学に入ったきっかけは、同じアマチュアチームだった一昨年卒業した先輩に紹介してもらって入りましたね。

(慶)shu-cat:自分の大学が出られなくなってしまって、メンバーの募集をかけていて前から知り合いだった荒川陽太のチームに入れてもらったって感じですね。

※慶応義塾大学 荒川陽太選手

━知り合ったきっかけはアマチュアチームでしょうか?

(慶)shu-cat:そうですね同じチームに所属していました。

━2人ともアマチュアチームつながりなのですね。

戦術について


GF進出決定戦使用デッキはこちら↓
https://note.com/svul_pr/n/nae3f99df8923?sub_rt=share_pw

・デッキ選択

━進出決定戦にて使用デッキはだれがどのように決定したのですか?

(大)ミナガセ:デッキ選択は、各々が使えるデッキを持ち寄って決めましたね。
デッキリストは、佐助さんから「このリストどう?使ってみて」って言われて感触よかったらそのリストに乗り換えてやっていました。

━佐助選手が中心となって決めた感じなのですね。

(大)ミナガセ:そうですね、逆に僕が佐助さんに「このリストどう?」って聞いたりして決めたりもしたね。

(大)佐助:ミナガセ君とは同じアマチュアチームに所属しているのでコミュニケーション頻度が高く、普段からプレイを見たり練習相手になっていました。
その中で配信や「JCG Shadowverse」でプロが使っているリストを紹介したりしてあとは本人の感触に任せるといった感じでデッキの細部は決めていましたね。

(慶)calc:自分たちは、デッキ選択は上から強いデッキ3つを使える人が使って、各々のリストを共有して採用枚数が気になったら聞いて話し合ったりしましたね。
他には、OBだったりBチームからデッキリストもらったりしてサークル全体で話し合いましたね。

━世に出回っているリストはBO3用のリストが多いと思いますがBO5用や「RAGE Shadowverse」のファイナリストのリストを参考にした感じですか?

(慶)calc:そうですね。

BO5とBO3だと戦略も変わりますか?

(慶)calc:変わりますね。BO5だと明らかに抜けにくいデッキは採用しづらいって思っていて、僕たちの持ち込みの一貫性として6ターンで勝てるデッキを選びました。
BO3とはまた違った持ち込みだったと思いますね。

━持ち込みデッキが2チームで大幅に違いましたが、そこはどのように考えていたのですか?

(慶)calc:そうですね、先攻7ターン目を迎えてしまうとほぼ負ける環境だったので、後攻6ターン目には勝ちに行けるデッキを使いたいなって考えていました。
最初練習していた「酷虐の悪魔・ミルナードヴァンパイア」は、対面によっては7,8ターン目まで耐えてから勝つデッキだったのでそれで勝てる対面もあったのですが6ターン目に決めてくるようなデッキ相手に不利をついてしまうことや、先攻が強くなく、自分たちの中で評価が低かったので「狂乱ヴァンパイア」を採用しました。「アーティファクトネメシス」は、先攻でも後攻でも6ターンに勝つことが現実的なデッキでした。
練度こそ必要でしたがそこはshu-catがすごく練習してくれていたのでプレーオフの段階から使っていましたね。「機械ウィッチ」は同じように先攻後攻関係なく6ターン目に勝てるので固定って感じでしたね。

━大同大学さんは「機械ウィッチ」以外は使用デッキが違いましたが選択の理由などを教えてください。

(大)ミナガセ:環境デッキ上位を選びました。「機械ウィッチ」は自分が使えるデッキがこれしかなかったので固定で、「酷虐の悪魔・ミルナードヴァンパイア」は佐助さんが自信があったので選択し、「アミュレットビショップ」は環境初期から山田さんが使っていたので山田さんなら信頼して使ってもらえるなって思ったのでお願いしましたね。

━なるほど。それぞれの練度が担保されているデッキを持っていこうって感じだったのですか?

(大)ミナガセ:そうですね。

(大)佐助:自分的には「アーティファクトネメシス」と「狂乱ヴァンパイア」は安定感に欠けると感じたのでそこの2デッキは避けてリソースが安定している「アミュレットビショップ」と「酷虐の悪魔・ミルナードヴァンパイア」を選択しました。

━安定感を重視したデッキ選択をしたってことですね。

(大)佐助:そうですね。自分はそう認識していたのですけどGF進出決定戦では大きくデッキが分かれていたので驚きました。

━BO5とBO9で好きなのはどちらですか?

(大)ミナガセ:僕はBO9の方が好きですね。人数が多い方が勝ったときみんなで喜びが大きいですし。

━佐助選手と山田選手も同じ意見ですか?

(大)山田:自分もBO9の方が好みですね。BO5だと強いデッキが上から3つがどの環境でもそろいがちなので実力が如実に出ると思うのですけど、BO9だとそれ以外のデッキを持ってきていてそれぞれの個性が出るのでそこが面白いと思っていますね。

(大)佐助:プレイするならBO5が好きなのですけど見る側ならBO9の方が好きですね。

━慶応義塾大学さんはどうでしょうか?

(慶)calc:BO9の方が試合時間長かったので緊張感が長かったので好きなのですが、BO5は一勝ごとの重さがあってそこも好きですね。

・「大自然の抱擁・ラティカエルフ」について

━学生実行委員間でデッキの予想をした際「大自然の抱擁・ラティカエルフ」が候補に挙がったのですが、2チームとも持ち込んでいなかったので驚きました。皆さんの中では候補に入りましたか?

(大)ミナガセ:一瞬候補に挙がったよね。

(大)佐助:そうね、自分が「大自然の抱擁・ラティカエルフ」をずっと使っていてお気に入りのデッキだったのですが、BO5となったときに確実に相手にするであろう「機械ウィッチ」と「アミュレットビショップ」に有利が取れていなかったので外しました。

━慶応義塾大学さんはどうですか?

(慶)calc:自分たちも進出決定戦前に一瞬候補にあがりましたね。でもその時点で佐助さんが言ったように「機械ウィッチ」と「アミュレットビショップ」に勝ちにくいのでわざわざ「大自然の抱擁・ラティカエルフ」を持ち込む必要がないと考え、当初から決まっていたデッキを使おうってなりましたね。
逆に自分たちの持ち込みが「狂乱ヴァンパイア」と「アーティファクトネメシス」だったので相手が「大自然の抱擁・ラティカエルフ」持ってきていたら相性が最悪だったと思います。

・注目チームインタビュー恒例キャッチフレーズ

━各チームにキャッチフレーズをつけるとしたら何にしますか?

(慶)calc:二つ名みたいな感じですか?

━そうですね。

━大同大学さんは、昨年度に決めた「大同叡智」がありますけど、そのまま引き継ぎますか?

(大)ミナガセ:引継ぎでいいかな。

(大)佐助:そうね、特に新しいの無いし引継ぎでいいかな。

━わかりました。では大同大学は「大同叡智」を引き継ぐ形で。

━では、慶応義塾大学さんはどうしますか?

(慶)shu-cat:calcさん何かTitanZzになにかいい二つ名案無いですか?

(慶)calc:ないですね。

(慶)shu-cat:あぁ残念…

calc:結構昔からTitanZzがあるから自分も分からないんですよね。

慶応3人:うーん…

(慶)calc:校歌にある「陸の王者」よくない?

(慶)散見:いいね!

(慶)calc:じゃ、「陸の王者」でいいんじゃない?短くてかっこいいし!

━大同大学さんは「大同叡智」、慶応義塾大学さんは「陸の王者」に決まりました!

・GFへの意気込み

━GFへの意気込みを1人ずつお願いします

大同大学(DUEC)

ミナガセ選手

去年は3位で終わってしまって、先輩たちに今年は、絶対優勝するって言ってしまったので今年は絶対優勝したいです。みんな応援してくれるので、期待に応えたいです

山田選手

チームとしても個人としても多分これが最後のチャンスなので優勝してちゃんと自分としても良い思い出として残せるような結果にしたいです。

佐助選手

去年負けた時にミナガセ君が泣いていたので今年は、それをうれし涙に変えたいです。

慶応義塾大学(慶應義塾大学eスポーツサークルTitanZz_A)

calc選手

チームとしても個人としても多分これが最後のチャンスなので。優勝して良い思い出となるような結果にしたいです。

散見選手

今年が初めての大学生リーグなのですけど、本当に良い先輩やチームに恵まれて、 優勝も十分目指せるメンバーだと思うので、僕自身も足を引っ張られずにしっかりと練習して、チームに貢献できるような、そんなプレイを見せられたらと思っています。

shu-cat選手

北大で優勝を二回逃しているので、今回こそは優勝したいです。

編集後記


今回は初の2チーム同時インタビューであったがそれぞれのチームの個性を引き出しつつインタビューができた。シャドウバースに向けられた熱意を感じ取ることができ、インタビューを行えたことを光栄に思う。
改めて大同大学(DUEC)と慶応義塾大学(慶應義塾大学eスポーツサークルTitanZz_A)の皆さん「Shadowverse University league 24-25 GRAND FINALS」進出おめでとうございます。皆さんの戦いぶりを楽しみにしております。

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