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SUL注目チームインタビュー#6 「孤高の研究室」東北大学シャドバサークル

Shadowverse University League(シャドバ大学生リーグ)の運営を行っている“SUL学生実行委員会”では、参加サークルや選手に注目したインタビューを行い、大学生リーグならではの視点でシャドウバースの競技シーンに切り込んだ記事を発信する。
(第5回KCS大分eスポーツサークルの皆さんへのインタビューはこちら。)
SUL注目チームインタビュー#5「ROOKIES」KCS大分eスポーツサークル

「SUL注目チームインタビュー」第6回は1stシーズンで見事Shadowverse University League 23-24 GRAND FINALSへ進出し、先日行われた「RAGE Shadowverse 2023 Winter」ではチームメンバーのsima選手がGRAND FINALSに進出するなど勢いが止まらない東北大学シャドバサークルの皆さんにお話を伺った。


・ご協力いただいた方

たけよん選手  (@Takeyooooon)

サークルのリーダー。
8月に行われた「Shadowverse ES地方大会 2023 Autumn 宮城大会」で優勝し、二連覇を達成するなどその実力は確かなものだ。

えたのーる選手

リソースを最大化するプレイが得意なプレイヤーで、デッキ作成も得意としている。
好きなカードは《邪悪なる妖精・カラボス》

tor+選手

チームメイトのサポートを行っている。
RAGEではDay2に複数回進出するなど確かな実力をもつ。
好きなカードは《始祖の大狼・オムニス》

Rion選手  (@rion_otoge_sv)

先代のリーダーを務めていたプレイヤー。
強力でプレイ練度が求められるデッキを、堅実に使うことを好むプレイスタイル。
「Shadowverse ES地方大会 2023 Autumn 宮城大会」ではたけよん選手に続き、準優勝の成績を収めている。

ぜろき選手  (@ zeroki sv)

インカレ制度を利用し加入。
他チーム対抗戦などの、サークル交流をセッティングする役割を持つ。
序盤、中盤、終盤、隙のないプレイスタイルで、「Shadowverse ES地方大会 2022 Summer 山形大会」では準優勝の成績を収めるなど、そのプレイスタイルを体現している。

PAGE1. 東北大学シャドバサークルの競技面について

・普段の練習

まず、東北大学シャドバサークルの皆さんが普段どのようにShadowverseを練習しているのか、お聞きしたいです。

たけよん:普段の練習では、通話はよく開くのですが、チーム内での壁打ちはあまりしないです。基本的には、各々自由に取り組んでいます。

オフシーズンでも自分が普段Shadowverseをしているときは、Discordで画面共有していることが多いです。

通話の頻度はどのくらいですか?

たけよん:試合がある週は5日くらいですかね。ないときは、5日まではいかなくても通話はしてます。

えたのーる:多い時は画面共有が5、6個あるときもあります。
でも3つのうち1つはネタデッキですね。笑

一同:笑笑

・デッキ選択について

BO9で持ち込む5デッキはどのように決めていますか?

たけよん: まずtier1と呼ばれるようなデッキが3つか4つほどあると思うので、私とRion、tor+で相談して決めます。
 
残り1、2デッキについては上位デッキを普段持たないメンバーに決めてもらっています。

メンバーを決めた後に、デッキを決めるという方針なんですね。

たけよん:そうですね。得意なデッキがメンバーで上手いこと分散してくれているので、それを考えた上だとこうなるよねみたいな枠組みが自分たちの中ではありますね。

メンバー間の信頼を感じますね…!

・デッキの投げについて

次にデッキの投げについて教えていただきたいです。

たけよん:相手の出方を予想するというのはもちろんしますが、 ある程度は運だと思っているのでそこまで厳密には決めていないですね。
後半になるとそれぞれのデッキ相性を考えながら、どの筋を狙いに行くのかをチームメンバーで相談しています。

―そうなんですね。
この質問をさせていただく時よく「ルーレットで決める」なんて話が出るのですが、そういうことはありますか?

たけよん:僕自身はルーレットでもいいと思っていますが、去年それでやったときに見事に相性が悪いデッキを当てられてしまって笑
そこが嫌で今はやっていないです笑

・【23-24 1st season GF出場決定戦】について

【23-24 1st season GF出場決定戦】の試合メンバーやデッキはどのように決められたのでしょうか?

たけよん:今回に関しては特に出れるメンバーが限られていたので、その中で決めてくっていう感じでした、、、
デッキに関しては特にアディショナル直後だったので、Rionや他のメンバーに研究を頑張ってもらいました。

アディショナル後2、3日でデッキを作って、その中でメンバーがどれを使えそうか、も見て割り振りました。

・アマチュアチームについて

次の質問です。この中でアマチュアチームに所属されている方はいらっしゃいますか?

(一同):…

ぜろき:0だと思いますね。自分は以前所属していましたが、今は入っていないので。

Rion:リーグメンバーに登録している10人の中でも、アマチュアチームと何らかの関わりがある人は2人くらいですかね。
ほとんどのメンバーは関わりがないと思います。

アマチュアチームとの繋がりを持っている方がほとんどいないというのは珍しいですね。

・シャドバ✖️私生活

次に皆さんの私生活とShadowverseの繋がりについてお聞きしたです。
何か学業、専攻との繋がりみたいなものって何かありますか?

tor+:ありますね。私は情報系の専攻なのですが、最近読んだ論文がいわゆる「ゲームのメタゲーム」についてのものでした。
Shadowverseのメタゲームが自分自身、最近得意になってきているので、そういうところでリンクしているかもしれないです。

ものすごく実践的ですね!!

PAGE2.東北大学シャドバサークルの特徴

・インカレ制度の活用

インカレ制度を利用してサークルに加入された方はこの中にいらっしゃいますか?

ぜろき:自分はそうです。

どのような経緯で加入されたかお聞きしてもいいですか?

ぜろき:ある時不意に大学生リーグに出たいなと思った時があって。笑
家の近くに東北大学があったので、X(Twitter)でDMを送って入ったって感じです。

突発的な感じですね
他のメンバーの方にお聞きしたいんですけど、当時インカレのメンバー募集自体はしていたんですか?

Rion:いわゆる新入生が入ってくるタイミングでX(Twitter)とかで募集はかけていたのですが、インカレ制度についてはそこまで積極的には書いてなかった気がしますね…
ぜろきは本当にたまたまって感じでした。

えたのーる:ぜろきは特に居住地が東北大学と近かったので、それもあって加入してもらうことを決めたのもありますね。

たけよん:今日はいませんが、他にもう一人インカレ制度で加入したメンバーがいます。

Rion:そのメンバーと自分は、以前から別のサークルでの繋がりがあって。
Shadowverseをやっていることはお互い知っていましたが、東北大学が大学生リーグに
出ていることは向こうは知らなかったみたいで。
「枠空いてるけど、もしよかったら入りますか?」って誘ったら来てくれた感じですね。

お二人とも運命的ですね!

・新入生勧誘について

東北大学さんは現在も新メンバー募集中とのことですが、新一年生に向けて何かメッセージはありますか?

たけよん:我々のサークルは、初心者の方でも勝つことができる独自の環境があると思います。

Rion:強くなるための環境は整ってるね。

たけよん:初心者だけど競技的にやりたいと思っている方にとっては、良い環境なのではないかと思っています!

興味がある方はぜひ東北大学シャドバサークルさんのX(Twitter)をご覧ください!(@tohoku_univ_sv)

・注目チームインタビュー恒例「チーム二つ名」

ズバリ、チームに二つ名をつけるならどんなものになると思いますか?

(一同):二つ名…笑

なかなか難しいですよね笑

tor+:サークルの特徴みたいなところで、「先代から受け継がれてきたもの」の話はあるよね。

えたのーる:うちのサークルって他のサークルと比べると少し特徴があると思うんですよね。
先代から自分たちの代に変わる時に、また新しい東北大学シャドバサークルが始まったっていうことです。

1つ前の代の時の話なんですが、先輩たちがかなり忙しいことからサークルがなくなってしまうかも、ということがあって。
その時期に、当時一年生の自分たちが5人くらい入って。
一時期、自分たち5人だけでSULに出続けるっていうことがあったんですよね。

そのこともあって、先輩たちからは何も引き継いでいない訳ではないですけど、「新しいものが始まった」ような感覚がありました。

いい意味で伝統がない、みたいなことなんでしょうか。

えたのーる:そうですね。なので、皆んなのびのびやっていると思います。

tor+:5人だけでSULを回していた時期に、えたのーるが新しい代の勧誘を頑張ってくれました。

Rion、たけよんとかがその時に入ってくれて、今や我々の代が選手として出ることもなく、我々の代で成し遂げられなかったGF進出まで決めてくれたので、また新世代に引き継がれているようなイメージがありますね。

そんなアツい話があったんですね…!
新しい世代や、新しい実績を作り続けてるという意味では【new generation】なんて二つ名がいいかもしれないですね。
いまShadowverse EVOLVEがアイドルマスター シンデレラガールズとコラボしていることもありますし笑

(一同):笑笑

たけよん:ん〜、いつもダブルス大会の名前とか決める時苦労してますよ。笑

Rion:1時間くらいかかってた気がする。笑

tor+:チームの他の特徴でいうと、先程も話に出たアマチュアチームとの連携が他のサークルと比べて薄いっていうのはありますね。
その中でGRAND FINALSまで進めたのは、チームの自力みたいなのがあったからなのかなとは思いますね。

そうなんですね。
独自の環境みたいなところから【孤高の研究室】なんていうのもいいかもしれないですね。

(一同):お〜

たけよん:多数決とってみますか

【孤高の研究室】4:【new generation】1

えたのーる:【孤高の研究室】でいこう笑

ありがとうございます!笑
【孤高の研究室】東北大学シャドバサークルでいかせていただきます

PAGE3.GFへの意気込み

最後にShadowverse University League 23-24 GRAND FINALSへの意気込みをお聞きしたいです!

たけよん選手
BO9はチームメンバー同士でカバーしあえるのがとても良いところだと思います。GRAND FINALSでも一人一人が気負いせず、楽しむことができれば優勝も狙えると思っています。頑張ります!!!

えたのーる選手
皆んなで勝って、皆んなで美味しいお肉を食べに行きたいです!

tor+選手
試合当日に出るか出ないかは今の時点では分かりませんが、どちらにしても今まで通りデッキ選択等のチームのサポートをしていきたいです。
いつも通りのことができれば十分優勝が狙えるチームだと思っています!

Rion選手
GRAND FINALS進出決定の時点で私たち東北大学では一番の成績になるのですが、ここまで来たなら優勝を狙いたいです。
チームの団結感であったりそういうものは優勝を狙えるレベルだと思ってます!!

ぜろき選手
友人がいるため、とりあえず専修大学には負けたくないです!!!!
頑張ります。

東北大学シャドバサークルの皆さん、本日はありがとうございました!

編集後記

「SUL注目チームインタビュー」第6回は東北大学シャドバサークルの皆さんにお話を伺った。
Shadowverse University Leagueに関わる競技的な所から、サークル運営の今まで、とこれからなど様々なお話をお聞きすることができた。
サークルの世代交代の話は特に特徴的なものであり、実行委員もインタビュー中思わず聞き入ってしまった。
受け継がれていく思いと共に、常に新しい時代を作り続ける東北大学シャドバサークル。
Shadowverse University League 23-24 GRAND FINALSでの活躍に期待は高まるばかりだ。


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