Shadowverse University League 22-23 Season GRAND FINALS速報レポート
こんにちは! Shadowverse University League(以下SUL )学生実行委員会です!
今回は2月4日に開催された22-23SeasonのGRANDFINALSのそれぞれの試合を振り返ってみようと思います!
◇GRAND FINALSの流れ
今回のGRANDFINALS進出校は、
・千葉工業大学(CIT_sv )
(1st Season 優勝)
・北海道大学(北大シャドバサークル)
(2nd Season 準優勝)
・東京都市大学(東京都市大学e-Sportsサークル「Toriela」)
(2nd Season 優勝)
・京都大学(京都大学シャドバサークル)
(1st Season、2nd Season 3位)
の4校でした。
各大学のデッキに関しましては、前回の記事からご覧ください。
【Shadowverse University League】22-23 GRAND FINALS 出場校使用デッキ公開!|SUL学生実行委員会|note
今大会はトータルで26試合もの試合が行われ、激闘の数々でした!!
この記事では各校の対戦から特に印象深かった試合を1バトルずつピックアップして振り返っていこうと思います!
◆準決勝第1試合 千葉工業大学vs北海道大学
この試合でのピックアップマッチは
<8th Battle >絵軸(ロイヤル)vs shu-cat(ウィッチ)
この試合はこちらから⤴
この試合は今回のGRANDFINALSの中でも見る人の興奮が最高潮に達した試合でありました。
先攻はshu-cat選手、後攻は絵軸選手。
shu-cat選手は2ターン目から《没頭の実験体》を場に出し続け、5ターン目にして《没頭の実験体》のカウントを5にすることに成功し、理想的なゲーム展開とします。
5ターン目に、《没頭の実験体》によるラストワード能力によって《ジャイアントハッピーピッグ》を引き寄せたshu-cat選手。これにはチームメイトも拍手を送ります。
6ターン目のタイミングで《ジャイアントハッピーピッグ》を着地させることができたshu-cat選手。本人も安堵の表情を浮かべます。
しかしここで譲らないのも絵軸選手。shu-cat選手に着実に詰め寄っていきます。
7ターン目に《グレート・シーフ》進化で《千金武装の大参謀》を引きあて、さらに次ターン以降のリーサルを狙えるように潜伏を持つ《グレート・シーフ》に《黄金の首飾り》を使いスタッツを5/5にして設置します。
絵軸選手の8ターン目、相手が《真理の大文豪・ユキシマ》を手札に持っていると踏み、エンハンス能力でリーサルをとられないように《千金武装の大参謀》と《荒波の副船長》で盤面を強く形成することを選択します。
最終局面、8ターン目終了時、絵軸選手の手札には《潮流の砲手》が3枚、《戦慄の海賊旗》が2枚。うち1枚は0コストとなり、次のターン《潮流の砲手》3枚と《戦慄の海賊旗》5枚をプレイすることによりなんと相手のリーダーの体力の最大値を大きく上回る30点を出すことができる状態まで詰まります!!!
この状況には実況席も興奮していました。
ターンが返ってくることを祈り、手を合わせる絵軸選手。
shu-cat選手は9ターン目、もてるカードを最大限活用し、体力を27まで上げて相手にターンを返します。
shu-cat選手のリーダーの体力は27、盤面にラストワードで回復することができる《ハッピーピッグ》(うち1体は進化している)が2体いるので実質リーダーの体力が31点である状態。これでは絵軸選手の手札では1点届かないか………と思ったその場を救ったのは、盤面に潜伏で残っていた攻撃力2の《グレート・シーフ》。
《潮流の砲手》3枚プレイし、《戦慄の海賊旗》5枚を連打!!!!
《潮流の砲手》の「そこだ!」というボイスと実況解説席の叫び声が会場にも響きます。
shu-cat選手もこれには落胆……
《潮流の砲手》と《戦慄の海賊旗》で30点、残り1点を《グレート・シーフ》で削り切り絵軸選手が見事大逆転勝利を決めました。
準決勝第1試合の結果
最終スコアは4-5で北海道大学が勝利をおさめました。
北海道大学に先行して4勝とられた千葉工業大学が続く4戦を勝利し、フルセットとなる怒涛の追い上げには驚いた人も多かったのではないでしょうか。
会場もGFの一試合目とは思えないほどに沸き上がった一戦でした。
◆準決勝第2試合 東京都市大学vs京都大学
この試合でのピックアップマッチは
<3rd Battle >ゆトリ(エルフ)vs まお/C×C(ウィッチ)
この試合はこちらから⤴
この試合はまお/C×C選手の大局観がとても素晴らしい試合でした。
先攻はゆトリ選手、後攻はまお/C×C選手。
まお/C×C選手は《耽溺の咎人・セフィー》が初手から手札にあったこともあり序盤から積極的に《没頭の実験体》を場に出していきます。
まお/C×C選手の6ターン目、このターンのプレイは《耽溺の咎人・セフィー》での融合により《没頭の実験体》を1体出し(八獄カードを融合したので消費ppは1)、《耽溺の咎人・セフィー》を本体でプレイします。攻撃力2と5の《没頭の実験体》が1体ずつ並び、それらで相手のリーダーの体力を7点詰めます。ゆトリ選手の体力を残り7まで追い込みます。
このターンのまお/C×C選手のプレイはとても素晴らしかったです。
ゆトリ選手の7ターン目、《化かし女将・ホズミ》によるコンボを決め、盤面には《化かし女将・ホズミ》《凍土の女王・ピアシィ》《コスモスファング》《妖精の騎士・タムリン》《香風の執行者・ウィムエル》の5体が並びます。少し迷いながらも《コスモスファング》を進化させ盤面を一掃します。これは2枚目以降の《耽溺の咎人・セフィー》を割り切って自身の体力を最大限回復するプレイとなりました。このターン自身の体力を17まで回復しました。
まお/C×C選手の7ターン目、《耽溺の咎人・セフィー》による融合で《没頭の実験体》を出します。2枚目の《耽溺の咎人・セフィー》でもう一度(どちらも八獄カードを融合したので消費ppは1)。そして《耽溺の咎人・セフィー》を本体でプレイします!
攻撃力5の疾走となった《没頭の実験体》が3体!
《没頭の実験体》を進化させゆトリ選手の体力17点をぴったり削り切りました!!!
最終スコアは3-5で京都大学が勝利しました。
東京都市大学はエルフが、京都大学はドラゴンが抜けられずお互いに厳しい展開が続きましたが後半に直接対決でドラゴンが抜けたことがチーム全体の勝利に大きく影響したのではないでしょうか。
GRAND FINALSに進出した4チーム中、京都大学だけが唯一持ち込んだ「武装ディスカードドラゴン」の活躍も強く印象に残っています。
◆決勝戦 北海道大学vs京都大学
この試合でのピックアップマッチは
<final Battle >Ancer(ネクロマンサー)vs えるし(ネクロマンサー)
この試合はこちらから⤴
優勝が決まる一戦。会場の誰しもがこの試合に注目していました。
先攻はAncer選手、後攻はえるし選手。
Ancer選手の5ターン目、《勅令の咎人・イステンデッド》を進化させ相手のフォロワーを処理します。さらに《クランプス》のアクセラレートで盤面に残った《勅令の咎人・イステンデッド》を自壊します。さらに《アズヴォルト》を置き、意図的に自分の盤面にフォロワーがいない状態でターンを返します。
これに対してえるし選手も同様に《忠犬のゴースト》をプレイし《霊魂の統率》で自壊。《クランプス》のアクセラレートで自身のフォロワーを自壊します。さらに《荒天の雷神》を結晶で置き、自身の盤面にフォロワーがいない状態でターンを返します。
Ancer選手の6ターン目、相手の「このバトル中、破壊されたときラストワード を持っていた自分のカード」の枚数が10枚に差し掛かるのを確認し、《深淵の大佐》と《勅令の咎人・イステンデッド》によるコンボを警戒し、《深淵の大佐》を結晶で置きます。
えるし選手の6ターン目、《干絶の飢餓・ギルネリーゼ》を進化させ自身の体力を6回復。さらに《空想する死神・ミーノ》をプレイしそれに《クランプス》のアクセラレートを打ちます。
これにより、「このバトル中、破壊されたときラストワード を持っていた自分のカード」の枚数を能動的に10まで達成させました。
《深淵の大佐》を結晶で置き、相手の《深淵の大佐》と《勅令の咎人・イステンデッド》によるコンボへの牽制をします。自身の盤面にはフォロワーは残さないようにしてターンを返しました。
Ancer選手の7ターン目、「このバトル中、破壊されたときラストワード を持っていた自分のカード」の枚数は9枚であり、目標まであと1枚足りない状況です……
相手盤面にフォロワーがいないので盤面の《フギン&ムニン》を相手のフォロワーにぶつけて自壊さことことでは10枚達成することができません。
これはえるし選手のケアがお見事でした。
Ancer選手が手に持ったカードは《荒天の雷神》。迷いながらも本体でプレイします。《荒天の雷神》を進化させ、盤面のフォロワーで相手の体力を詰めます。
最終局面、えるし選手の7ターン目、7/7の守護が立ちはだかる盤面、相手の残り体力は13。《深淵の大佐》が結晶で置かれているので《勅令の咎人・イステンデッド》の全体破壊では決着が見込めない状況です。えるし選手このターンどうするか…
実況席の友田さんも「ちょっと難しいぞ!」とコメント。
えるし選手は《冥焔の獄犬・ケルベロス》をプレイ。《番犬の右腕・ミミ》のラストワードと《死竜の暴食》によるバフでAncer選手の体力13点をぴったり削り切りました!
最終スコアは4-5で京都大学が優勝!!
前人未到の2連覇を達成しました!!
全体的にお互いに一歩も譲らない、勢力伯仲の決勝戦でした。
京都大学の選手の皆さん優勝おめでとうございます!!
さらに今回のGRANDFINALSの優勝校である京都大学からげんぶ選手と95選手がShadowverse Invitational 2023に出場されます!
こちらもお見逃しなく!
お二人の活躍を応援しております!Shadowverse Invitational 2023公式HP
https://shadowverse-invitational.jp/
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?