【第5回】SUL 22-23 2nd Season メタレポート vol.1 by SUL学生実行委員会

はじめに

こんにちは、Shadowverse University League (以下、SUL)学生実行委員会です。

SULの2nd Seasonも予選が開始してからあっという間に1か月が経ったということで 、、、「Shadowverse University League 22-23 2nd Season」の予選第1~第2ラウンドのメタレポートをSUL学生実行委員目線で執筆してみました…!

大学生リーグに参加されている方や、BO9に興味がある方はぜひ最後まで読んでみてください!

「Celestial Dragonblade / 天示す竜剣」BO9環境について

SULの2nd Season予選ラウンドが開幕する約1週間前、10月5日に《アブソリュート・チェイスト》などのカードが対象の能力変更が行われました。

まずはSUL以外の他大会の動きを比較対象の参考として、「JCG」等のBO3の大会等で多く見られたデッキをいくつか紹介させていただきます。

まず、最も多くのプレイヤーが使用していたデッキが「アーティファクトネメシス(以下、AFネメシス)」でしょう。「AFネメシス」は《廻り出す運命》を引けたときのデッキパワーが他のデッキと比較しても頭一つ抜けており、BO3の大会では多くのプレイヤーが使用していました。

その他の主要なデッキとして、最新弾「Celestial Dragonblade / 天示す竜剣」で登場した多くの新カードから、新たなデッキタイプとして生まれた「結晶ビショップ」をBO3環境では多くのプレイヤーが使用していました。

また、「AFネメシス」は《廻り出す運命》をプレイしたのち、能力によって手札に加わる《デウスエクスマキナ》をプレイするのが一連の流れとなっており、その「AFネメシス」の4~5ターン目の動きに対抗できる《黒百合の女王・ノワリス》を採用した「テンポエルフ」、《工房の錬金術師・ノノ》採用の「秘術ウィッチ」、《デモンズグリード・パラセリゼ》を採用した「宴楽ヴァンパイア」などの“AFネメシスに強いデッキ”なども一定の使用率を保っていました。

 このことから、BO9であるSULでは多くのサークルがネメシス・ビショップの2クラスにプラスして、エルフ、ウィッチ、ヴァンパイア、その他にJCGで準優勝したプレイヤーも使用していた「ランプドラゴン」や新規カードが強力な「ゴーストネクロマンサー」、《ビクトリーブレイダー》等強力なフィニッシャーを擁するロイヤルなどの持ち込みが多くなると予想し、使用クラスを決めていたと思います。

第1ラウンド

今シーズンの1試合目、第1ラウンドの54チーム (SUL自体には55チームが参加)の持ち込みクラスが上記になります。

なんとネメシスが54チーム、ビショップが53チームとほぼすべてのチームが持ち込む形となりました。続いてエルフ、ウィッチ、ヴァンパイアを選択したチームが多くなっています。このことから多くのチームでネメシス、ビショップが確定、その他の3クラスを選ぶ時にエルフ、ヴァンパイア、ウィッチを選択しているのかなと推測できました。では次に各クラスの勝率を確認見てみましょう。

やはりネメシスの勝率が最も高いですね。
ここで注目したいことが2番目に勝率の高いクラスがエルフとなっている点です。
エルフについてですが、先述した「テンポエルフ」が「AFネメシス」に強く、他のクラスにも安定して戦えていたことが高い勝率の要因と推測されます。
また、ビショップの勝率が低い原因は、特定のクラスに対し有利に働く確率が他のデッキと比較して少なく、試合の中で次に投げるデッキを決める際に、ビショップで勝てるクラスを推測しづらかったため、有効的な投げ順選択が難しかったのだろうと推測されます。

上記のグラフは“各チームが最初に何のクラスを選出しているか”になります。
このグラフの注目点はなんといってもヴァンパイアでしょう。
1試合目は最も、相手のチームが何のクラスを選出するか推測しづらいため、自分の動きを押しつけ、かつ相手の思い通りのプレイをさせない試合運びをすることができるヴァンパイアを選択したチームが多かったのだろうと思います。

第2ラウンド

第2ラウンドの持ち込みに関して、前節と比較して注目すべき点はやはりロイヤルでしょうか。
前節と比較して大幅に持ち込み数が増えています。その他にもエルフの採用率の低下が気になるポイントです。

では勝率はどうでしょうか。
ここではネメシスがさらに勝率を伸ばし、8割近くになっています。またヴァンパイアの勝率は上がり、エルフの勝率が大きく下がっています。これらのことからBO9上でのエルフの持ち込みがあまり良くないと評価しているチームが増えていった傾向が読み取れます。

今ラウンドの第1試合の選出クラスですが、なんとエルフが1番多くなりました。
一方で前述した通りエルフを外しているチームも散見したので“エルフを評価しているチーム”と“エルフを評価していないチーム”の2つに分かれたのかなと思います。

終わりに

今回は予選第1~第2ラウンドのデータを分析してみました!
次回はアディショナル追加後のSUL予選ラウンドでのメタレポートをご紹介できればと思います…!ぜひ楽しみにお待ちいただければと思います!

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