FF14 紅蓮編(パッチ4.X系)の感想

はじめに

この感想は最新バージョンが漆黒のヴィランズ(パッチ5.X系)の状態での感想。なので、紅蓮編の実装当初ではなく、ある程度遊びやすくなっている。後続の話のネタバレが世の中にある状態での記載


ストーリー面

まず、FF14の紅蓮編は、検索するとわかるようにシナリオ面の評価がわるい。さて、実際にやってみての感想。
まぁ、たしかにこれ評価が悪いってのもわかる。やっていること自体はRPGとしてはよくあるもので、帝国からの解放。新生や蒼天でも帝国との戦闘はあったが、今までのはどちらかというと攻められてきたので防衛の観点からの戦い。一方で紅蓮のメインシナリオでは、帝国にすでに支配されている2つの地域の解放が軸。ただまぁこの軸がやっかいだと思う。2つの地域を解放するのだが、やっていることが同じ。おまけに解放に関わる人物のキャラもかぶるし、それぞれの地域で帝国側の人物も生い立ちがかぶる。なので二回も同じようなことをやるのは飽きる。2つの地域の解放は新生の頃からのキャラが関わるので、急に出てきた要素ではないが。これがちょっと要素を変えるだけでも評判は上がるとは思う。
とはいえ、帝国からの解放後の話は漆黒のヴィランズに繋がる話が始まり、こちらはワクワク感あるものだった。このへんは今までの積み重なりがつながってくるところもある。
全体を通して見れば、そこまで悪くない。蒼天からの落差ややっていることの手間で評価を落としている気がする。正直、紅蓮編の話を単発のRPGとして売れば、通じるものである。ただ、このゲームはオンラインで紅蓮編は追加パッケージ。かつ、トライアルで蒼天までできる現状では、紅蓮編は課金して初めての話になる人もいる。そういった要素を勘案するとマイナス評価がついてしまうのも致し方ないと思える。

良かった点

ストーリーとしては気になる点はあるが良かった点もいくつかある

1つ目
クエストの種類が増えた。これまでだと、人やモノを探す、特定のモンスターを倒す、情報を集めるといったお使いといえるものが中心。しかし、紅蓮編だと吹き矢で遠方から倒す、コンテンツアクションという新要素をつかってすすめる、といったように新しいものを入れるという評価。オンラインゲームゆえ、同じことが続くとだれるのでこの辺の意気込みはよし

2つ目
冒険の舞台がエオルゼアの外に広がった。エオルゼアの外自体は今までも話にはでてきたが、実際に行くのは紅蓮編より。新生⇒蒼天でもエリアは広がっているが蒼天の舞台はちょっとばかし新生でも行けるところがあり完全に別のところに行けるのは蒼天⇒紅蓮 の流れから。純粋に行けるところが増えて別風景が広がるのはよき。

3つ目
2つ目と少しかぶるが、マップの高低差が増えた。紅蓮編から水中に潜れるし、アラミゴ地域は山岳地帯ということもあり、崖などでの一方通行もある。蒼天までと違って高低差が大きいところが増えたので探索する楽しみあり。

悪かった点

1つ目
マップ移動がだるい。東方地域とエオルゼア間の移動がだるい。テレポで移動できるが、時々移動を繰り返すのはだるい。片方の地域で集中して進めたい。また、水中に潜れるが、マップ表示が高低差に対応していないので水中を進むクエストなどはマップが機能していない。

2つ目

キャラの言動に感情移入しにくい。これは本当に個人的な意見。アラミゴ、ドマを解放にするという題目はよいがそこに出てくる人びとの言葉が自分には合わなかった。(別に帝国による支配を受け入れろとはいっていない)
なんというか理想主義で動く言説が多かった。帝国の支配を受け入れる現地人とかもう少しいないのかと。そんなに理想を掲げるだけでいいのとか。

あと、最後の方にガレマール帝国の皇帝と主人公たちエオルゼア代表の会談があるのだが、私の意見としては皇帝の言っていることもわかる。エオルゼア側の代表が頭ごなしに否定するがそのあたりはどうなんだろうと思ってしまった。


総評

紅蓮編からの要素で色々とユーザーに遊びを提供しようとする姿勢はいいと思うし、ストーリーの主軸も悪くはない。ただ掛け合わせが悪いな~と。個人的にはネットの噂ほどひどいものではなかったので、蒼天まではフリートライアルで進めて紅蓮編を課金してやってみるのも悪くはないと思う。

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