もう本当に頼むから「ポールプリンセス!!」を見てくれ【ポルプリ布教note】
Q,この記事って?
Who(誰が)……オタクが
When(いつ)……24/7/7のオンライン上映開催決定(※後述)を受けて
Why(なぜ)……ひとりでも多くの人にポールプリンセスを””享受””してほしいため
What(何を)……布教記事を書こう!とした生まれた記事
です。
タイトルからわかるように必死で書いている&筆者は論理的な文章を段落立てて書くのがとても苦手なので、この記事を読んで「ふーん、見てもいいかもな」となってくれるととても嬉しいです。
本当にいいコンテンツなので…
Q,ポールプリンセスって何?
~コンテンツ概要説明~
「ポールプリンセス(正式名称:ポールプリンセス!!)」は「ポールダンス×歌×頑張る少女たち」をコンセプトに、22年11月25日より開始されたオリジナルアニメプロジェクト。
当記事執筆時点でyoutubeで無料公開されている①webショートアニメ②各キャラのソロライブショー、昨年23年11月に公開された③完全新作劇場版が1作(各コンテンツ詳細に関しては後述)というまだまだ発達途上……言い換えれば新進気鋭のコンテンツである。
ポールダンスを通して出会った少女たちが、お互い切磋琢磨しあい絆を深め、技術を高めていく青春スポ根アニメコンテンツ…だ!(個人の主観)
Q,どこが見どころなの?
~個人的二大推しポイント~
①タツノコプロによる圧倒的技術の粋が詰まった3DCGショー
アニメーション制作のタツノコプロは「プリティーリズムシリーズ」「プリパラシリーズ」を代表とする「プリティーシリーズ」のアニメを十数年手がけていた、いわば「女児向けアイドルアニメの大御所」。夢を目指して仲間と笑い合い、歌って踊る女の子たちのかわいいを追及し続け、多くの世代の女児たちをときめかせてきた偉大なスタジオだ。
そんなスタジオの3DCGポールダンスショーが素晴らしくないわけがない。
オタクがあれやこれや言うより先に実物を見てもらった方が早いのだが、それではこの布教noteの意味がなくなってしまうためもう少し語らせてほしい。
読者諸兄は「MMD動画」をご存知だろうか。
ここでは無料の3DCGソフトウェア「MikuMikuDance」を使って作成された動画(特に楽曲に合わせて版権キャラクターが踊る、二次創作動画)を指す。
ニコニコ動画やYoutubeを中心に有志によって作成されたモデル・エフェクト・カメラ・モーションが数多く配布されており、男性向け/女性向け/国内外ジャンルを問わず、非常に様々なジャンルでMMD動画が作成されている。最近は公式がMMD向けの3Dモデルを配布しているジャンルもあり、その影響力・規模はとても大きい。
そんなMMD動画を見て、あるいは作成の過程でこう感じたことはないだろうか。
「モーションもカメラワークもかわいいのに、スカートに脚が貫通している」
「ポニーテールがターンで暴れて変な位置に行ったまま戻らない……」
いわゆる「破綻」や「貫通」といった3DCGあるあるである。
「ポールプリンセス」のライブパートにはそれが一切ないのだ。
もちろん、プロの商業作品とアマチュアの自主制作を安易に比較するべきではない。それでも「ポールを掴む手・挟む足」「ポールと衣装の接触」「複雑なポーズ変化に追従する髪の毛やスカート」の丁寧な処理は、素人目に見ても圧巻のクオリティだ。
いやマジでなんでこれだけ動かして貫通しないんですか?
加えて、全てのCGショーはモーションキャプチャーを使用して制作されており、その元となったダンサーさんとの比較動画も公式からアップされている。CGショーを一通り見てからこの比較動画を見ることで、これって現実の人間ができる動きなんだ…ともう一度新鮮に驚くことができる。
今回はモーションに焦点を置いてお話ししたが、もちろんカメラワークやライティング・背景セットなどなど…CG面は語り出すと別記事ができてしまうレベルなので、ぜひ実際に見て皆さんがグッとくるポイントを見つけ出してほしい。
またCG製作の技術面に関しては、24年2月号の「CGWORLD」にてインタビュー特集が組まれているので、興味を持った人はこちらを読んでみるのもアリだ。
②各キャラクターのパーソナリティ・テーマ性が表現された素晴らしい楽曲群
米津〇師やY〇AS〇BI然り、社会的ヒット作の傍らには常に良質な楽曲がある。 また良質な楽曲そのものが言語を越えたバズを引き起こすことも。
様々なコンテンツが跋扈する令和の大オタク時代を生き抜くためには、キャッチ―なメロディとコンテンツに沿った歌詞を持った楽曲だと筆者は考えている。
…ああもう、こんな御託はいい!ポールプリンセスは曲"も"いいんだ!
ここで全曲を紹介するのは困難なため、こちらも筆者の個人的一選として「とびきり上等☆Smile!」という一曲を紹介させていただこう。
「とびきり上等☆Smile!」は主人公・ヒナノの親友・リリアのソロ曲だ。引っ込み思案で自分の意見を引っ込めがちなヒナノを励まして引っ張る、積極的で活発な性格が十二分に表現されている。
「さぁ笑って!」から始まるサビは、頭から高音が連続するハイテンションな旋律となっており、聞いているこちらもグッと背中を押されるような心地がするハイテンポポップチューンだ。2番のAメロ後にあるコーレスパートも耳に楽しく、もし今後ライブイベントがあるならこの曲でめちゃくちゃコールしたい。ペンライトをぶん回したい(個人の考え)
CVを担当する鈴木杏奈さんのはつらつとした声質も非常にマッチしており、筆者お気に入りの一曲である。
またポールプリンセスの一部楽曲の作編曲・作詞に携わっているmustie=DC氏による解説noteもある。一見の価値ありだ。
(ちなみに筆者は当記事を書くにあたって、先駆者による類似の布教記事がないかtwitter・Googleで「ポールプリンセス note」で検索した際にこの解説記事を発見した。筆者は劇場版公開頃からのポルプリファンだが半年近くこの記事の存在を知らず「し…知らなかった!」と深い後悔の念に駆られたので、同じような方を生まないようにという意味で紹介させていただいている)
Q,で、結局どこで何が見られるの?
~各作品群紹介~
1.webショートアニメ
ポールプリンセスの始まりとも呼べる、Youtubeで公開されたwebアニメーション。
平均6~7分程度のCGアニメーションが7本(最終話のみやや長め)で、主人公たちがポールダンスを始めて、プラネタリウムでの初公演を成功させるまでのストーリーが描かれている。
今は一気見が可能なまとめ動画があるので、ぜひここから履修してほしい。全て見ても1時間ほどで、短いながらも3DCGモデルのかわいらしさがギュッとつまっているので、ぜひここからポールプリンセスの魅力を知っていただきたい。
2.web版ポールダンスショー
こちらもYoutubeで公開されたメインキャラ7人のショーだ。前述したソロ曲に合わせて回ったり踊ったりするキャラたちが見られる。
なんとこれも全てまとまった動画がある。布教しやすい!
こちらはwebアニメよりもさらに短く、通して見ても20分ほどだ。まずはここから気になった子を見つけて、人となりを見るためにwebアニメへ…という動線も十分にアリだろう。
3.劇場版
そして現状最新作となる劇場版アニメだ。新規映像60分で、
筆者個人としては、前述したwebアニメやショー動画で予習をせずこちらの劇場版から入るのも大いにアリだと思っている。というか筆者自身も劇場版を勢いで見に行って「今までこんな素晴らしい作品を見落としていたなんて!」「これはここで沈ませちゃいけないコンテンツだ」と胸を打たれたクチだからだ。
時系列としてはwebアニメの直後だが、そちらのあらすじは劇場版でも触れられるし、キャラクターを詳細に把握していなくても楽しめる内容となっている。
またポールダンスショーは全て新規曲・新規ショーCGとなっており、こちらにはweb版のショーにはなかった「ダブルス」の演目もある。大会に挑む彼女たちのキラめきを、ぜひ劇場のスクリーンで見届けてほしい。
劇場版と言うと「どうせ自分の近くでは上映してないし…」「スケジュールを合わせるのが…」という悩みがつきものだ。
だが今は違う!
なんと、この度オンライン上映の開催が決定した。
これまでも新宿バルト9での2度の上映延長、ホワイトデーの各都市アンコール上映、47都道府県全ての映画館を回る全国ツアー上映(!?)など、何がなんでもこの劇場版を届ける!という運営の熱意に溢れた上映スケジュールだったが、とうとう家にいながら見られるようになってしまった。
きたる7/7、スケジュールの空いている方はぜひともこの機会に劇場版をご覧いただきたい。
(ここで記事冒頭を見返していただくとわかるのだが、筆者がこの記事を書くことを決めたのは今回のオンライン上映会開催決定告知を受けて、が主である。この告知でオタクがいかに舞い上がり喜んだかが伝わるだろうか。伝わってほしい)
あとがき
筆者はポールプリンセスに出会うまで、ポールダンスについてほとんど何も知らなかった。「なんか地下の怪しいクラブでグラマラスなお姉ちゃんがハレンチな衣装を着ておひねりのためにやってるダンス」ぐらい荒い解像度だった。ひどい。
だが実際は、「ポールに体を絡ませる」という性質上ある程度の露出は避けられないということ(=みながみな好んでハレンチな衣装を着ているわけではないこと)、老若男女の触れられる習い事としてスクールやスタジオがあること、そして大会が開催されるほど競技性の高い、れっきとしたスポーツであること…
ポールプリンセスを通して新しい世界を知り、月並みだが「見識が深まった」と感じた。Twitterで見かける熱心なファンの中にはポールプリンセスをきっかけにポールダンスを習い始めた、という人を見かけたこともある。
筆者もまた、そんな素晴らしいコンテンツを広める手助けをしたい、と思いこの記事の執筆に挑戦した。今までこういった記事形式での推しコンテンツの布教活動をしたことはなかったのだが、ポールプリンセスが背中を押し、挑戦させてくれた。
素晴らしいコンテンツは画面を越えて現実の我々の行動にさえ訴えかけてくるのだと、この記事の存在で証明したいと思う。そしてこの記事をきっかけにポールプリンセスに触れてくれる人が一人でも増えればとてもとても嬉しい。
最後に公式サイトのスタッフメッセージと、劇場版の主題歌「Starlight Challenge」歌詞を引用してこの記事の終わりとさせていただく。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
君もポールプリンセスを見てトキメキラキラ、しよう!
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