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マンガ読みによるポスト・パンク? 突然ダンボール。(1980年)

この人たちマンガ読みでしょ? マンガ読みによる堂々たるポストパンク? 生活感にあふれた歌詞。歌にメロディは一応あるものの、演奏は演奏で別個にアナーキーでアヴァンギャルドなことをやっていて。しかも意外にも演奏が巧い。また、フロントがイケメンから遠く離れていて、しかしだからといって超デブというわけでもなく、それもまた好ましい。モテなさそうだけど、男友達には不自由しない。インスタントラーメンとかコンビニ飯とかほか弁が似合う。ぼくはなぜか西武沿線のどこかの街をおもいだします。


たとえば佐野元春さんはこういう世界、嫌いだろうなぁ。加藤和彦さんがかぐや姫を大嫌いだったように。もちろんそこにこそ、突然ダンボールのマンガリアリズムの凄みがあって。貴重なバンドだったことがいまさなながらわかります。



突然ダンボールは、蔦木栄一・俊二兄弟によって77年に結成された。バンドの練習場は、近所の養鶏場の2階だったそうな。なお、この曲はかれらのデビュー・シングルのB面。その後かれらはフレッド・フリスやロル・コックスヒルと共演することになる。


thanks to 湘南の宇宙さん



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