大谷翔平の三刀流
大谷翔平選手のドジャースとの契約は
スポーツ界で最大の契約金
しかも
97%後払い
という、大リーグの常識外の条件で決まったらしい。
さて、この契約に関して、私は
大谷翔平はドジャースの経営への発言権を持った
と感じた。喩えて言うなら
会社のエース社員が大株主
高額出資者
と言う状況である。
つまり彼は
投手
打者
経営者
の三刀流で、野球に係わることになる。今までも
プレイング・マネージャー
という二刀流
は存在した。しかしながら
経営の立場
を現役選手が手にした例は、聞いたことがない。しかも彼は
自分で稼いだ契約金を原資
と言う完全自立での達成である。
別の見方では、彼の高額の契約金は
野球人気の強化
にも繋がっている。サッカー・バスケットボールなど他の競技に押された、大リーグにこれだけの注目を引きつける。これは、大リーグ全体の経営にも貢献している。
こうした活動は、前人未踏である。
しかしながら、この発想は、実は日本的経営には、今までもあった話である。日本企業には
退職金という給与後払い
の発想がある。社員が自社株投資会で、自社の株を買う事例も多い。
これを
アメリカの階層分離
対
日本の平等主義的経営
の発想に一つの原因があると思う。
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