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日本の経営の弱点

日本の経営の強みとして

現場での対応力

が指摘されています。確かに

全員参加のQCサークル活動

等は、多くの成果を生み出しました。しかしながら、この方式には

環境変化への対応力が弱い

となる可能性があります。この理由は

現場での対応力が高いので
少しぐらいの環境変化を吸収

するので、その結果

特に経営者などが危機を感じない

という、甘い対応で流され

手遅れの茹でカエル状態

となってしまいます。

この大きな事例は、太平洋戦争の日本の指導です。太平洋戦争については、根本的な敗因は

日本の国力不足

です。しかしながら

戦争初期は日本側が有利

と言う状況でした。つまり

現場の兵隊が頑張って勝利

と言う状況でした。これは、知識人達が主張した

「絶対アメリカには勝てない」

との発言を覆し、多くの国民を酔わせてしまいました。

しかしながら

現場の頑張りは一時しか持たず
大敗戦への道

を歩みました。

この状況について、アメリカのある将軍は

「部下が納得し、創意を凝らす組織は強い」
しかし
「状況の大きな変化に対応できるか?」

と鋭く指摘しています。

また、現場への押しつけは

現場での員数合わせ
虚偽報告

に繋がっていきました。いわゆる「大本営発表の誇大戦果」です。

経営者や管理者は

今までの成功に酔わず
その成立条件を見て
状況変化にはキチンと対応

する力が必要です。

状況の変化に対しては

今までの柵(しがらみ)を捨て更地で考える

姿勢が必要です。このようなとき

哲学的な思考
により
根本的な解決を探る

活動も有効です。日本の経営は、このような哲学的見直しが、弱いと思います。こうした

現実対応で利益を出す
現実の危機を見る
あるべき姿を根本から考える

等の多様な意見を活かすことが

生き残る経営

だと思います。

なお、今までの議論です。日米の仕事の取り組みの違い|鈴木良実|note
日米の組織論の違い|鈴木良実|note

#現場力 #丸投げ #変革対応力 #茹でカエル



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