理趣経の教えで動機付け
大乗仏教の経典でも、理趣経は
「性欲肯定の危険な教え」
という扱いで、わざと素人が聞きにくい漢音で読みます。
しかし、理趣経をよく読むと
自分だけの小さな欲
を
皆のための大きな欲
という教えです。これに関連して、大乗の
皆に大日如来の力がある
という教えが展開しています。
これは、動機付けとしても、優れた教えです。つまり
出来る可能性を示し
それを行う意欲を引き出す
考えです。
確かに、人間の欲は
短絡すれば他人を傷つける危険性
があります。しかし視野を広げて
皆が良くなるように願う
これを心の底から願う
となると
単に強制された勉強
等より遙かに大きな成果が出るでしょう。
また、理趣経では
金剛平等:堅い菩提心
義平等:利益をもたらす
法平等:本来清浄
業平等:実践
と四つの面で、仏の力を説いています。
なお、理趣経の精髄は、百字の偈にまとまっています。
例えば以下のページにありました。
お知らせ | 大師寺 (daishiji.or.jp)
唱える事に関しては、正しく教えを受けないとダメという人が多いですが、
考え方は色々なところで使えますね。
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