【Set Up】個人的モデルセットアップワークフロー
01.はじめに
皆さん、こんにちは。涼海と申します。
今回は、個人的なキャラクターモデルのセットアップワークフローをメモしておきたいと思います。
具体的には、30,000poly前後のゲーム用キャラモデルを意識しています。
また、コントローラーの作成は書かれておらず、ウェイト設定までのメモです。VRChatとかでもしかしたら使えるかも......???
個人的なメモなので、間違った部分や、もっと効率的にできるよという部分もあるかと思いますが、ご了承いただけると大変うれしいです。
また、私のツイッターにご連絡いただけるともっと嬉しいです。
では今回もよろしくお願いいたします。
(具体的なことそんなに書いてないし、自分でもできてないこと多いからあんまし参考にしないで......と思いながらもせっかく書いたので投稿します......)
02.参考
以下今回の記事を書く際に参考とさせていただいたものです。
感謝しております。
03.前提
モデル作成全体にかかわることかなと思いますが、モデルを作るときに必要な意識がひとつあることが最近わかりました。
それは......
横着しない!!!
ということです。
いや、手垢がついた言葉で大変申し訳なのですが、これが大事なんだなっていうことを最近理解しました。
というか、横着したところって結局ほかの人にばれて修正する羽目になるんですよね......。何度もこれをやって修正しました......。というかしてます......。
そういった修正は、途中で修正するよりも面倒になることが多いので、横着はしないということを頑張りましょう。めっちゃ難しいですけどね......。
04.本編
では本編です。以下がセットアップワークフローとなります。
1.本モデルを用意する
2.ジョイントを配置する
3.一回オートウェイトで設定して、ジョイントの位置が大まかに正しいか判断する
4.ジョイント位置が決定したら、ケージモデルを作成
5.ケージモデルにウェイトを設定
6.ウェイトをコピー
7.モデルの動きを確認し、動き不十分なところを見つける
8.細かなウェイトを調整
9.最後にすべてのボーンを動かして、最終確認をする
ではちょっと細かく見てみましょう。
04-1.本モデルを用意する
モデルを作ります。今回のワークフローでは30,000poly程度のゲームキャラモデルを意識しています。
ここで大事になるのは、「本モデルは完成されていない」という意識です。動かしたときに変な形になると感じたときには、ちゃんとモデリングに戻って修正することが大事です。横着はしない!
04-2.ジョイントを配置する
ジョイントを配置します。具体的な場所は以下サイトに詳しく書かれていますので、こちらを見てみてください。Mayaの参考ですが、Blenderでも必要な知識が多く書かれています。
基本的には関節部分にジョイントを配置します。
特に個人的には、脚の付け根や鎖骨のジョイントの配置をミスすることが多いので、そのあたりは注意したほうが良いかもしれません。
04-3.ウェイトをオートで設定して、ジョイント位置が正しいか確認する
これ、やらないがちなところなんですけど、めっちゃ大事だなって最近感じています。
上記参考のサイトに書かれているのですが、ジョイントの位置はセットアップでスキニングよりも重要らしいのです。
そのため、スキニングを行う前にジョイント位置を確認するこの作業は、大事になってくるのかなと思っています。ここで変だなって思った部分は、スキニングしても変なままが多いイメージです。
04-4.ケージモデル作成
ケージモデルは、以前に私が書いたメモがありますので、それを読んでいただけると大変うれしく思います。
04-5.ケージモデルにウェイトを設定
ケージモデルにウェイトを設定します。
ウェイト自体は以下の動画シリーズを見て設定しているので、見ていただけたらと思います。
04-6.ウェイトをコピー
ケージモデルで設定したウェイトを本モデルにコピーします。
MayaとBlenderで操作違うと思いますが、そんなに難しくはないかと思います。Blenderでの操作は、いつかメモを残しておきたいなと思っています。(2022/03/16現在)
04-7.モデルの動きを確認し、不十分なところを見つける
これも大事です。やっぱり自分でひとつひとつチェックしていくことは必須ですね。結構大変ですが。
特に、手はケージモデルで作成しないことが個人的には多いので、そこはしっかりウェイトをつけていきます。
また、脚の付け根、肩、手首、足首は動きがいまいちであることが多い気がするので、そこは集中して確認します。
04-8.細かなウェイトの調整
04-7で見つけた部分のウェイト調整を行います。基本的にはちょっとずつウェイトをつけていって、形がきれいに動くように、トポロジーがきれいになるように設定していきます。
04-9.すべてのボーンを動かして、最終確認を行う
最後に、すべてのボーンを動かしてきれいに動くか確認を行います。
特に左だけ確認して右を確認しないでいると、ウェイトがきれいにコピーされていなかったり、そもそもコピーを忘れていたりということが起こってしまうので、左右両方ともすべてのボーンを回転させて確認します。
05.さいごに
さて、いかがだったでしょうか。
今回は本当にメモみたいに、必要な部分とか、個人的な部分が多かったかなと思いますため、あんまり参考にならないかなーと思ったりしています。
それでも、どうしたらいいのって方の一助となっていれば幸いです。
では、最後に私のおすすめ作業用BGMを貼って終わりにしようと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?