星影せんべいのバックヤード
こんにちは。
水族館の館長をしています。
このnoteでは、当館の展示品、星影せんべいの制作秘話や隠れ設定をお話していきたいと思います。
今回はそんなに長くなく、お話できるかなと思います。(当社比)
ですが、星影せんべいの隠れた設定や、中の人要素、Vtuberとしてのメタなお話が出てきますので、
軽度のキャラ崩壊、世界観崩壊は嫌だ!
という方はここでブラウザバックをお願いします。
……大丈夫ですか?
それでは、以上の点にご了承いただける方は
水族館のバックヤードをごゆっくり、お楽しみくださいませ。
星影せんべいの設定裏話
①本当はもっと卑屈なキャラクターにする予定だった。
せんべいちゃんは、深海の引きこもりです。ですが、リプライでやり取りしている方や、放送に来ていただいた方ならわかると思うのですが
実はせんべいちゃん、意外と社交的なんです。
引きこもりなのになんでー?という方もいらっしゃると思います。
これには2点ございまして、
1つ目は、水族館暮らしなので、人間を見るのにはもう慣れた。という事です。
人間という存在は、展示品になる前から故郷で教わっておりましたし、実際、会ってみて展示品になって、何人もの人間に会って、館長が与えたスマホで色々調べた結果、“人間慣れ”をした形になります。
そして2つ目は、Vtuberとして卑屈キャラはとても運用が難しい。という点です。
初っ端からメタい話でなんなんだよ。と思われる方も、いるかもしれませんが、現実に置き換えてみてください。
何度も「そんなことないよ、あなたはとても素敵な人だよ」と伝えても「どうせ私なんて」と卑屈にされたら、どう思いますか?
最初の頃は「卑屈なところも可愛いなぁ」となるはずですが、関わってくるうちに、なんだよコイツ。だる。と思ってしまう部分があると思います。
Vtuberとして、可愛いと言われることが増えると思います。これは謙遜ではなく、事実、性癖を詰め込んだ「私の考える最強の可愛い存在」を、執念で作り上げました。
誰に何を言われようと、自信を持って可愛いと誇れます。それくらいの強い執念です。
何度も可愛いと言ってくださってるのに、それをきちんと受け止めてくれない、そして褒めるとさらに自身を卑下されてしまう。
そういった子は長く推しづらいのではと考えました。
そのため、卑屈要素は削り、大人しい子になりました。
②バーチャルだが在住は特定しない。
バーチャルはとても便利な単語です。「バーチャル〇〇県」といえば、同じ日本だけど同じ日本ではない感覚になれますし、隣の県を設定すれば住むところも詐称できます。
(住むところの詐称は大事、インターネットにおいてね。)
ですが「バーチャル」というカタカナの単語には、サイバー感とどこかポップなワクワク感があると感じました。
それはきっと、今までの先輩方が、バーチャルをポップなワクワクする場所だと、作り上げていただいたおかげだと思います。
ポップなワクワク感がある事は全然悪いことじゃないですし、私の考えすぎかもしれませんが、
「バーチャル水族館」と「とある水族館」
なら、どちらがミステリアスに感じますか?
私は「とある水族館」が、“深海の引きこもり、星影せんべい”最適だと判断し、どこの都道府県かも伏せ、バーチャル水族館だとも言っていません。
とある水族館のとある深海展示室のとあるせんべいだこの、とある1日でしかないのですが、バーチャルでは無い人間の方も、いつでもお越しいただけますよ。
③本当は人間のこと心から好きな訳では無い。
驚かれる方もいると思います。
でも、星影せんべいちゃんは「野生の生物」です。ペットでは無いですし、元々人間の元で生まれ、人間に育てられた子でも無いです。
深海で生まれ育ち、いつの間にか人間の手により水族館に運ばれてきた存在です。
人間に思い入れがあって、心から仲良くしているわけではありません。
むしろ、わざわざ深海から引っ張り出して連れてきた水族館の人間という存在に警戒はしています。
ですが、可愛い可愛いとチヤホヤしてくれることは満更では無いですし、
地上では人間の手がなければ、満足に生きていけませんし、
敵もいなければ、エサも与えられる、ぷかぷか生きてるだけでヨシなこの水族館に居るだけです。
鋭い牙も爪も、毒性も、噛む力もないので、人間に反抗は特にできませんから、これと言って復讐する訳では無いです。
ですが、深海生物。弱肉強食の野生の世界で生きていくためには、多少の狡猾さは必要ですので、ただ飄々とぷかぷかしているのではなく、色々考えながらぷかぷかしています。
心底人間が好きというよりかは、生かして
可愛がってくれるから好きという状態です。
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あとがき
以上3点が、星影せんべいちゃんの隠れ設定です。
少しキャラ崩壊と思われるかもしれませんが…。
これでもっと、星影せんべいちゃんを好きになっていただけたら嬉しいです。
本日は水族館のバックヤードにお越しくださいまして、ここまで読んでくださりまして、誠にありがとうございました。
また何かありましたら、ブログを更新させていただきます。
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