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すず太郎“元モデル”肩書き獲得編:第7話「試しにオーディション受けてみた」編
皆さんおはようございます。
前回の記事はこちら。
モデルとして初めての仕事を無事終えたすず太郎でしたが、写真撮影代15,000円回収には給料も少し足りず、次の仕事もイマイチスケジュールが合うものが無いまま1ヶ月ぐらい過ぎてしまいました。
そんな時、1件オーディションの話がやってきました。
もともと始めた頃からオーディションのお知らせは山ほど来ていたんですが、何せオーディション受けてもお金はもらえませんし、受かっても本番がいつか分からないものも多く予定が組みにくかったので受けなかったんですが、今回の話は
「○月○日オーディション⇒合格の方は○月○日撮影」
と、親切にスケジュールを事前に知らせてくれていたので、「都合も合うし受けてみるか」と軽いノリで申し込んでみました。
で、事前に知らされていた情報が、
・野球のゲーム(のようなものの)CM
・出演は1名
・野球経験者求む
みたいな感じだったと思います。
ちなみに、私は学生時代野球部に属したことはありません。草野球レベルの中心人物でしたが、モデル登録時に「趣味:野球」と書いたので、めでたくオーディションに参加することができました。
(正確には「趣味:野球観戦」だったので、正確に書かなくて良かったと思いました)
で、オーディション当日。
場所も忘れましたけど、都内のどこかの事務所に行きました。
部屋の外にイスが3脚置いてあって、係の人が1名で対応みたいな感じだったと思うんですけど、待ち時間って暇じゃないですか。
暇つぶしと言ったら失礼ですが、その係の人に「今日何人ぐらい来るんですか?」って聞いたら、「30人ぐらいですかね」との返答。
「倍率30倍かぁ」なんてぼんやり考えながら、自分の番を待ちます。
当時の記憶を振り返ると、この時全然緊張してなかったんですよね。
何と言うか「申し込んではみたものの、受かると全く思っていない」感覚で当日を迎えていたので、「早くオーディション終えて(他の)バイトに向かいたい!!」という謎な意気込みで順番を待ってました。
で、自分の番、ノックして部屋に入ります。
イメージ的にはこんな感じ。
面接官は2人でしたけどバランスはこんな感じで、就活の面接などと比べるとかなりフランクな感じだったと思います。
で、その面接官2人は30代ぐらいの男性2名でしたが、感じが良いオモシロ雰囲気が漂う方々だったので、すず太郎軽く調子に乗り始めます。
面接官「すず太郎さんは野球経験があると伺っていますが」
すず太郎「はい。(草野球とは言いませんでしが)野球歴6年です。」
面接官「ポジションは?」
すず太郎「キャッチャーです!!」
面接官「キャッチャー???」
※あとで分かったことですが、イメージとしてはショート経験者を求めていたようです(知らんがな)
で、これは全員にさせていたようなんですが、
面接官「ではキャッチャーの姿勢をお願いします」
すず太郎「はい!!」
※軽く笑いが起きます。そうですよね、画像はイメージですから、実際は若者がしゃがんだだけですから。
さらに「キャッチャーをしている理由」も聞かれましたが、「私のリード(配球)の素晴らしさ」を力説しておきました。
※実際野球を見るのは大好きでしたし、世代としてファミコンで野球ゲームを四六時中してましたから、かなりの説得力だったと思います。
で、その後素振りも数回披露してオーディションは終了しました。
結果は
・・・
・・・・・
・・・・・・・
残念でした・・・(そりゃそうでしょう)。
後日放映されたCMを見ましたが、普通に爽やかそうな男性がショートをイメージさせる守備を披露していましたが、最後のシーンは・・・
キャッチャーやん!!
すず太郎あと1歩のところで落選でしたが(実際は30人中30位かもしれませんが)、結果まだ写真撮影代を回収できていませんので、次の仕事に気持ちを切り換えるのでした。
次回、いよいよ最終話に続く!!!
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