ムーミン物語のあたたかさは、きっとここから。

ムーミン物語をこの世に生み出してくれた

『トーベ・ヤンソン』。

彼女は幼いころから戦争の体験をしてきました。

そんな最中に誕生したムーミン。

彼女は『MOOMIN』の連載を続け、

賞を授かったときに、こう言ったそうです。

「自分で愉しんでやったことで

賞をもらうのは、

なんだか不思議な気がします。

じっさい、ムーミントロールの物語は

最初からある種の逃避だったのですから。

すべてが和気あいあいとして、

危険とは縁のない世界へと

逃げこもうというわけです。

子ども時代へ

帰ろうとしているのかもしれません。

信じがたいことと当たりまえのことが、

なんの気がねもなく混ざりあっている

あのとてもしあわせな世界へと。」

ムーミン谷に登場するキャラクターたちを見ていると

「そうそう、こういう人いるよね！」

「あれ、この考え方、私とそっくり！」

なんて感じることがあります。

なんだか、それぞれのキャラクターが

『現実に生きる血の通った人物像』に思えてきます。

だからそれぞれの性格をもつ彼らを

とても身近に感じるんですよね。

けれど、やっぱり彼らは

『人間でもなく、妖精でもない未知の存在』。

無限の可能性を秘めていて、

「人間」とか「動物」などの

型にはまることはない・・・。

だから、とてものびのびとしていて

どこまでもどこまでも自由に感じる・・・。

その魅力に私たちは、無意識的に自然と

心を奪われてしまうんじゃないかな、と思うんです^^＊

キャラクターたちの言葉が

そのままの温度で、心を温めていくから。

ムーミン谷に暮らす彼らは

本来の人間の根っこにある、

現代人が忘れてしまったような

穏やかでしあわせな生き方を

ストーリーの中で見せてくれて、

私たちに気づきや豊かさをもたらしてくれます。

大人になった今だからこそ解る、ムーミンの魅力。

これから、そんなムーミンの魅力を

私なりにシリーズにして語っていこうかな

と思います^^＊

よかったら、お付き合いくだされば

とても嬉しいです♪

≪画像はムーミンバレーパークのジオラマです≫