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ペプシがいいか、コカコーラがいいか。

会社の取引先からは「新コロワクチン、打てるなら早く打ってね」と言われているのですが、デルタ株の接近に伴う諸般の事情により生じた会社の自主規制のせいで会社の職域接種の対象から外された自分です、おはようございます。

デルタ株が近くまでやってくると、「さっさとワクチン打って楽になりてえ」となお感じるようになりました。ワクワクチンチンなんて言葉もあるようですが、「ワクチン」ではなく「ヴァクシネイション」ですから、ヴァクヴァクチンチンです。痛そう。

さて、日本では、ファイザーか、モデルナか、場所によってどちらか、という感じです。効くほう、副反応の少ない方をお願いしたいのはだれでも同じですが、厚生労働省による発表はこちらです。

接種後の主な副反応として、いずれのワクチンも、接種部位の痛み、疲労、頭痛、筋肉痛、悪寒、関節痛等が報告されています。異なる臨床試験の結果を単純に比較することはできませんが、臨床試験の結果では、武田/モデルナ社のワクチンの方がこれらの副反応の発生頻度が5~20ポイント程度高く報告されているほか、接種から1週間くらい経った後に、接種した場所の痛みや腫れなどがみられることが報告されています。こうした症状の大部分は接種後数日以内に回復しています。さらに、いずれのワクチンも高い有効性があることを踏まえると、こうした軽い副反応の頻度の違いを重視するよりも、いずれかのワクチンを接種できる時に接種することをお勧めします。

日本感染症学会の「COVID-19 ワクチンに関する提言 (第 3 版)」です。

終わりに
ワクチンも他の薬剤と同様にゼロリスクはあり得ません。病気を予防するという利益と副反応のリスクを比較して、利益がリスクを大きく上回る場合に接種が推奨されます。国が奨めるから接種するというのではなく、国民一人一人がその利益とリスクを正しく評価して、接種するかどうかを自分で判断することが必要です。そのための正しい情報を適切な発信源から得ることが重要であり、国や地方公共団体および医療従事者はそのための情報発信とリスクコミュニケーションに心がける必要があると考えます。
現在までの情報では、mRNA を用いた COVID-19 ワクチンの有効性は高く、副反応も一過性のものに限られ、アナフィラキシー以外には重篤な健康被害はみられていません。ウイルスベクターワクチンでは、血栓塞栓イベントが報告されていますが、その頻度は決して高くありません。長期的な有効性や安全性の点でまだ不明な点はありますが、わが国においてもわが国で承認されたすべての COVID-19 ワクチンが実際にわが国で使用されることが望まれます。
なお、ワクチン接種を受けることで安全が保証されるわけではありません。接種しても一部の人は発症します。発症しなくても感染し無症状病原体保有者として人に広げる可能性も一部にはあります。またワクチンの効果がどのくらい続くかも不明です。COVID-19 の蔓延状況が改善するまでは、マスク、手洗い等の基本的な感染対策は維持しなければなりません。

気にするほどの差ではないから打てるものを打っておくことをおすすめということのようです。

長い文章を読んだり、比較したりは面倒という方はこちらを。

2つともmRNAワクチンでどちらも甲乙つけがたい極めて高い有効性を示しています。
『ポカリとアクエリアス』みたいなものだと思ってください。

「ペプシとコカコーラ」「ミリンダとファンタ」「セブンアップとスプライト」ですね。大変わかりやすいご説明です。

ちゃんぽんはいけないらしいので、1回目と2回目は同じものを打ってください、だそうですよ。

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