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着物と私①
母がバリバリ現役で仕事をしていた頃はは美容室でお着付けするはよくあることだった。
高校生になると母のお供に出張について行った。自然に着付の仕事もなんとなく頭にはいっていった。
それより着付後の屋根から降り注ぐ菓子の嵐とお心付けの金一封が単純にうれしかった。
今では、懐かしい光景だったなあと。
最後に菓子巻きに参加したのは、13年前ぐらいかなと。
5月なのに、暑い日で屋根で待機していたポッキーが溶けてビックポッキーに!
朝からお母様の留袖の着付けをさせていただき、とても上質な帯とお着物で特に長襦袢は絹の白い光沢が上品で亀の刺繍が施されていて、娘は鶴で私は亀なのよーと。嬉しそうにお話しされていたなと。
見えないとこにこそ、その人の思いがあらわれていて、母と娘の絆を感じた瞬間だった。
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