母と一緒に仕事をして20年になる。 母曰く、75才まで頑張りたかったわあ〜 70才まで、それなりに頑張っていた。 私的には充分だと思う。 少しずつ、母のお客様を担当させていただき気がつけば代がわりしていた。 今は、隣りのセット椅子に座りおしゃべりタイム。 お客様は母とのおしゃべりに夢中。 こっちは、頭動く〜、やりにくいぞ〜 それも慣れた慣れた。 ハサミで指を切りそうになったり、パーマのロッドを巻き直ししたり。そんなことはおかまいなく、楽しく盛り上がってる。 お客様に、デ
母は今年80歳を迎えた。 カギバリの編み物が得意で、体の大きいお客様に頼まれて、カーディガンやベストをよく編んでいた。 いまだに着て頂いている。 ベービー用の服 帽子 ヘアバンド 帯締め 膝掛け とにかく我流で手早く編むのが得意。 着物を仕立てた端切れで伊達えりにビーズを編み込んだものをつい最近までつくっていた。 とにかく手先が器用。 お客様で欲しいという人には販売したりして。 しかし、今年になってから根気がなくなり、首が痛いため出来なくなってしまった。 いわゆ
お客様から頂いた帯。 70代のお客様が20歳の成人式に誂てもらった帯を頂いた。 とても華やかで、金とオレンジの蝶が飛び交成人式をお祝いするにふさわしい柄行がとてもステキ。 どんな結び方がいいかな? なんかうまくいかない。 そりゃそうでしょ。 長さが短く。 勉強した結び方では、対応できない。 ひだおり沢山の折り紙みたいに作るやつ。 あー無理やん? しかも、帯も張りがあり、硬い。 うーん。 どうしたものか。 本をみたり、検索かけたり。 母いわく、昔はふくら雀か、文庫結び
お客様から、ハンドメイドのブローチを頂いた。 布を巻いて花びらを一つづつ重ねて花になった作品。 色の感じがとてもよく、帯留めで利用させてもらうことにした。 早速、合わせみたら、白の銀の帯締めにぴったり。 いいじゃん!いいじゃん! 帯もお客様から頂いた。 上質な物だとすぐわかる。金糸もギラギラした感じは無く華やかな輝きがとってもステキ。 しかし合わせる着物が手元なく。 探し、やっとみつけた。 こんな個性的な着物なかなかないのでは? ほぼ自己満足でしかない。 でも楽しい。
着付の勉強を本格的に学ぼうと20代の頃は休みの日も講習会に出向いた。 ボディに一通り着せれるようになったが、やはり人体に着付けるのとは違うなと毎回反省点は必ずある。 特に振袖は初めて着物を着るお客様がほとんどなので、面白い場面に遭遇する。 足袋の履き方だが、立ったまま片足を上げて履こうこしたり。 靴下なら軽く履けるわよね。足もすっと入る。 きっと靴下はそうやっていつもはいてるんだろう。と想像できる。 案の定、足指がうまく入らなくて、ケンケン状態。 あぶない、あ
前回の記事で母と出張着付に出向いた話を書いたが今でも忘れることのできない、やらかした事件について書こうと思う。 新郎の紋付袴と、そのお母様の留袖の仕事だった。回数を重ねるにつれて高校生ながら役に立ってきた頃、腰紐の準備をいつも通りに行っていた。 五角形に畳んであるならまだしも、意外と雑に結んだままの状態になっているこどがあり解いて準備するように言われていた為その日も、紐類は全部解き順番に並べていた。 お母様の留袖は順調よく着せ終わり、次は新郎様、母の様子がなんだかおかしい
母がバリバリ現役で仕事をしていた頃はは美容室でお着付けするはよくあることだった。 高校生になると母のお供に出張について行った。自然に着付の仕事もなんとなく頭にはいっていった。 それより着付後の屋根から降り注ぐ菓子の嵐とお心付けの金一封が単純にうれしかった。 今では、懐かしい光景だったなあと。 最後に菓子巻きに参加したのは、13年前ぐらいかなと。 5月なのに、暑い日で屋根で待機していたポッキーが溶けてビックポッキーに! 朝からお母様の留袖の着付けをさせていただき、とても上質な
お店のお客様を終えて、姪っ子の地域の成人式のお支度にいった。 こちらは午後からなんで、時間も余裕あり、早朝から支度をしないので本当にありがたいなと。 全ての工程を1人でやるので、早朝からどんなにがんばってもやはり人数には限界があるなー。いまだに、こちらの地域は、式典9時はかわりなく。 レンタルが目立つ中、ママ振袖の質の良い着物は見ればわかるなと。 着装姿はやはり体に馴染んでいて綺麗だなと。 着物が用意できない人は行かないらしい。やっぱり服では見劣りするらしく。 レンタルも
昨日は初詣に伏見稲荷に行ってきた母。 体の衰えは感じるもの。皆んなで行けば怖く無い精神で商工会議所主催の日帰りバスツアーにいった。 何年か前に行ったときは稲荷の前に行列できているお揚げのお店で大きな揚げを買ってきてくれた。昨日は揚げの店なかったわぁーと残念そうにかえってきて。高齢化の波にのまれとったぁー。(方言漏れてるよ) 前回いったのは、コロナ前だから4.5年はたってるかな?やっぱり無かったわぁー。店主曰く、わしで終わだ跡つぎいないって。 期待しながら向かったみたいだけど
ゆるーく。 80歳を迎える母と、娘の日常を書いてみよーかなと。 50年超親子2代で美容室を営み。 ゆる〜くやってます。 母がつくる、漬け物や、おかずを喜んで持ってくお客様との人づきあいの中で生まれる日常を書いていこーかなと。あと何年母と一緒に過ごせるのかと。 昭和の雰囲気ダダ漏れのなんだか古い?懐かしい?よく言えばレトロな美容室です。