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パレットクラブ日記 第7回・網中いづる先生の課題「家にあるものを描く」

※パレットクラブスクール「イラストコース」(23期)の授業内容の備忘録です。過去の授業内容はこちら

スクール第7回は、憧れの網中いづる先生の回! 網中先生からは、「自宅にある好きなものを見て描く」という課題が事前に出ていた。見て描く、というのが重要なのだという。さて何を描こうか……画材を手にウロウロすること数日。

はじめに描いたのが、アイキャッチにも使用している飼い猫フクちゃんの絵。割り箸ペンで描いたものをデジタルで着彩した。目つきがフクちゃんぽくて気に入っている。

次に描いたのはこれ。

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眠る大フク(大吉&フク)をコンテとクレパスで。平和な感じやクッションの柄がうまくいったと思っているが、これはイラストというよりはスケッチ……?

お次は静物。

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お気に入りのやちむんの鉢に、みかんとアボカドをクレパスで描いた。
良かれと思ってこんな構図にしてしまったが、鉢がメインなのでチョン切るべきではなかった。みかんの感じはよかったんだけどな。

他にも色々と描いてはみたが、絵として強そうだと思われたのは冒頭のフクちゃんの絵だったので、それを提出することにした。でも、たった1枚しか提出できないのに、網中先生に見ていただくのが果たしてこの絵でいいのだろうか……という気持ちはなきにしもあらず。

網中先生の講評

先生は大分にお住まいとのことで、今回はオンラインでの講評だった。
他の受講生の作品についてズバズバと改善点を指摘される様子に、目からウロコがボロボロ落ちる心地がする。

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私の番がやってきた。先生からいただいたコメントは以下の通り。

・耳と輪郭の間が切れているのが気になる。
・お尻は切らずに入れてもいい。
・線が少なくても、猫の”かたまり感”が出せるといい。
・形がシンプルなほど、線の美しさ・形の美しさが必要。
・絵の中に目の留まるポイントがない。
・線がもう少し整理されていてもいい。線に強弱があってもいい。
・デフォルメするならもっとする。形を描くならもっと描く。
・もう少し存在感を出すには? スルッと終わってしまう絵なので、形のとり方がもう少し上手くいくといい。

うひゃー。今回もズタボロです……! 気に入っている絵ではあったけど、自分が気に入っていることと、他人から見て魅力的な絵であることとは別物。イラストとしての力は弱かったか〜、と反省した。

少ない手数で魅力的な絵を描けるようになることが自分の一つの目標としてあるのだけど、形のとり方はまだまだ練習。毎日練習だ。

網中先生が講評を通しておっしゃっていたのは、とにかく数を描くこと。やみくもに描くのではなく、理想を持つこと。見て描くのも大事。説得力が生まれる。何もないところからは何も生まれないので、いい作品を見て目を鍛えること。どれも基本だけど、すごく大切なことなのだと改めて再認識した。

「私もいろいろな人にイラストを見てもらったけど、褒められたことなんてなかったわ〜」「大丈夫、大丈夫」と、優しい言葉で締め括ってくださった網中先生。これからもっと良い絵を描いて、また見ていただく機会が持てたらいいなぁ、と強く思った回だった。

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