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オノマトペを考察する(ぶどう編)

ぶどうレポートから間が空いてしまいましたが。

誰向けでもなく、レポート続編を書いていこうかと。

〜食べ比べをしてわかったこと〜


ぶどうを食べれば食べるほどオノマトペが豊かになってくる。

いや、これはぶどう宗教(!)とかではなくて。

ジューシー、甘酸っぱいくらいのイメージだったのが、

段々なんというか、、

あ、ぱきぱきするぶどうだな!

シャキシャキ感じる!!

みたいな。

きっとヘレン・ケラーが初めてウォーターを実感したのは

こんな感じだったんじゃないかと思うような(大げさ)

でもとにかくそのオノマトペが上手く言えなかったので、

うまく伝えたくてちょっと整理をしてみました!


多分ぶどうにつかうとしたら、

ぱりぱり、ポリポリ、さくさく、ぱきぱき、ばきばき、シャキシャキあたりなんじゃないかと。

言葉で伝えるにはゼツミョーに難しい、、笑


ひたすらオノマトペ


というわけで、なんやかんや論文とか辞書とか調べて引いたわけですよ。
その中でも自分への落とし込みができたことや、上手く例示ができたところをまとめたいなと。

とにかく書いていくね。とにかくね。

①ぱりぱり

【連続性。破砕や折れやすさ。歯切れよさ】

えっと·····もう挫折しそうだな、うーん。

この表現する使うものを考えると、海苔とか薄さ表現が追加されてるような。

あ、ちちぶ山ルビーとかはこの食感かな?
そんなに食感を響かせるわけではないと思わせつつ、確かな存在感を示してくる食感。

てか美味しいよね、また食べたい、秩父にしかないぶどう。

あーーー食べたいこのマイナー品種。


②ポリポリ 


【かじれる 鈍い硬さ、破砕 水分を含む】

そう、これはね、きゅうりをかじるみたいな!

硬いけど、よく噛むとジューシー?って感じの!

ぶどうで言うならば、サニードルチェにこんな形容を使いましたね。

噛むほど美味しいような、深いような、無意識に続けてしまうような。

そんな美味しさの形容!!!!


③ぼりぼり


【硬さと粉砕 こもった音 】

これは口の中で歯ごたえを味わう感じでいいんだろうか?

この言葉の形容として、よく使うのはせんべい。

それくらい固くて、かんで噛み砕いてやっと食べていく感じ。

この食感、あるようで思いつかない・・・

誰か教えてください。。。

むしろ海外産とかにも多そう。。。


④さくさく

【クリスピー 切れやすさ 繰り返しの破砕】

英語で言うとクリスピー。
揚げ物の衣やクッキーに使うような表現。

水分は比較的少ないものなんだろうけど、とにかく軽さが加わった印象。

個人的にはニューナイあたりが、この辺の形容かなと思っている。

なんか、食べ応えってよりは少し軽くない?
ちょっと物足りなくて手を進めてしまう感じ。

もちろん、物足りないってのはいい意味でね。

どんどん欲しくなるってことだよ!サクサク!

⑤ぱきぱき


【破砕や折れやすさ ぱりぱりより鋭い 】

①に出てきたぱりぱりより、なんかしゃきっと割れる感じがするよね。

チューベットを割ったみたいな。

個人的にはこれはベニバラオーとかだと思う。
口に入れた時の感じが、すこしパキってなって。
弾力というか、ぶどうがささやかな抵抗をしてくる感じ。
歯切れ良さになんだか「おっ??!」ってなる。

⑥ばきばき


【繰り返しの破砕 硬いものが折れる 】

ぱきぱきやさくさくよりは中に芯があって、ごっついかんじ。

大きめマニキュアフィンガーにこいつの影を見ることがある。


⑦シャキシャキ

【ジューシー 繰り返しの破砕 歯切れよさ】
これはとにかく水分ありきの形容。
そしてこれもライトな繰り返し食感のイメージ。

例えていえばレタスやキャベツなどの葉物。

一つ一つにガツンとくる食感攻撃はないが、

みんなで力を合わせれば勝てるかもしれない級の可能性に満ちた表現。

過去にナチュベアマリーにシャキシャキという表現をつかいました。

なんというか、ライトな食感と水分がまじり合うかんじ。

オノマトペを考えたわけ

とりあえず思いついた形容は結構考えたぞ。

というか、なぜこんなことを書き始めたかというと。

食べ比べをした時に、ベニバラオーが選出圏外になったのですよ。

そんで、色々となんでかなと思って数値分析したのだけど、

評定平均値が高くなくて、その原因は「他との差別化」を自分が

うまく話せなかったんだったなーと思ったわけですよ。


けど、区別って何?

ベニバラオーが確かに他のぶどうと一線を画しているのはどこ??

ってなった時に、やっぱり食感かな?と思ったわけで。

みんながもっと端的にうまく言い表せる形容が広がったら、

同じように大切に育てられたぶどうもうまく伝わって広がったらいいな

と思ったり思わなかったり思ったりして。

愛だけをまた突っ走らせて、食感テクスチャーの論文読んだりなんか

してました。はい。


我が家の旦那は「ぽりぽりとボリボリの違いは?」「パリパリってなんなの?」

とまあ3歳児並みのなぜなぜを安らげるはずの家で繰り返されて

さぞ鬱陶しかったろうなと思う。思うよね。笑

 

そんな旦那が報われるように、

ぶどうの食感が楽しくて、わかると食べるとさらに楽しいってことが

伝わったらいいな〜〜!

以上。

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