見出し画像

そもそも人の手の指って円柱ですか?

見たとおりに描いてるつもりなのに、何故か頭で認識してる線を実際に手で描いた線がぜんぜん違う

観察で情報を得ているのに、それの取捨選択、整理整頓が下手すぎて、情報量に惑わされてるのが原因ではと、苦手克服の為に手のクロッキー+2という練習法を編み出してやってるんだけど

正直今は絵の描き方の情報が溢れていて、コレさえ分かれば手が描けるコツなんかも沢山あるのだけど、今の段階ではそういう記事は意図的に無視しています

まぁ今してるのは手を上手く描くための練習ではないので、余計な情報が入ることで逆に効率下がる可能性を考慮してでもあるんだけど、ちょこっと疑問があるんですよね

そもそも手の指は円柱ですか?

親指以外の指の付け根はキレイな半円を描いていますか?

手を描くコツとして示されてるのは、手の形を理解しやすくなる「しっかりとしたアタリ」の描き方であって、手の質感等を考慮してないとロボットみたいな不自然な手にならない?

結局はそういうコツを知ってさらに、観察や質感の表現をしないとちゃんと手を描けるようにはならないんではないかなと

もちろんその手の記事はとても有益なんだけど、セオリーを学ぶ前に自分の観察の学びを優先したいなと思ってあえてしてません

手って面白いモチーフで、不思議で複雑、そんな1記事で説明できる程単純な構造してないような…という事で自分が今観察して気がついたことをいろいろまとめてみました

といっても私が思ったことなので、個人差もあるし、正しいとは限らないので、こんな事を考えてるよという感じで

指ってそもそも円柱でもなければ、上下が同じ曲線ですらないんですよ
というか、手の甲側と平側で質感すら違うんですよ

指の輪郭線って甲、平で違う

指というより、手は甲側、平側で表情が大きく変わるんですよね

甲側は骨や筋肉に近いのか固くて、輪郭もちょっと直線ぽい、指を曲げた時に必要な遊びのシワがあり、指の付け根は水かきの名残のようになってます

平側は弾力があって、膨らみがダイレクトに感じられる、親指の付け根辺りの膨らみが大きく、他の4本の付け根にも
膨らみがあって、その分手のひら中央が凹んで見えます

この骨や筋肉が違い側の詰まった感じの面と、弾力のある柔らかな面の組み合わせって手以外のパーツも同じぽくて、曲げた時に必要な遊びのシワは詰まった感じの面にあります(私の感想なので正しいかは知らん…ダメやん)

指の付け根の骨が膨らんでるので指を曲げると甲側の指は直線どころか反りすら感じる事がある

平側の膨らみも関節で分割した指のパーツ全て同じ曲線ですらないんですよ

親指、小指以外の付け根は曲線だけど、左右対称の曲線ではない

指の長さは指によって異なるけど、よく見ると、それぞれの関節で3個に分けると、指先の1つ目と、付け根近くの3つ目はよく見ると、親指以外は指が違ってもそこまで長さが変わらない、まぁ誤差はあるんだけどあっても1mm位かな、と考えると指の長さの違いは第一関節から第二関節までの2番目の長さが一番影響するのかも

私は小指をやたらと小さく描くクセがあるみたいなんだけど、小指が小さく見える原因って細さと指の付け根の位置で、長さでみると人差し指や薬指に比べて極端に短いなんてことはないんですよね、せいぜい5mm位かな

実は親指と小指の長さってほとんど変わらない、そう思えないのは太さと指の付け根の位置
そもそも中指以外の指の付け根が指に垂直でなく斜めなので指の長さ自体がわかりにくいんですよね

握り手なんかは付け根付近の骨の高さが指によって異なるので指を曲げる角度が変わる、指の角度を揃えることはできるけど不自然な力を入れたポーズなので結構しんどい

とにかく手は複雑、それゆえに面白んだけど、いちいちこんなに多い情報考慮してたら描いてられっか!となるのである程度パーツ置き換えで描くのはアリなんだけど、それだと皮膚の伸縮性等が考慮されないので不自然になるし、この塩梅がめっちゃ難しいんだろうなぁ

どうあがいても、描き方セオリーだけでなく、観察と質感の表現は必要になりそう

ちなみに自分の指で観察した結果なので、個人差はあります、薬指と人差し指、どっちが長いかで男指、女指とか言われたりすることもあるので、ちなみに私は女指でした(普通やな

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?