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ポーマニ筋肉モデルをルーミスの骨模型で描いてみる

未だ男性の顔も上手く描けないお絵かきひよこの私ですが、やっぱり身体が描きたいので、有名なルーミスの「やさしい人物画」を買ってみました


よく古本屋でお見かけするんですが、こ難しそうと手に取らなかったのですが、こちらの記事で紹介されてた骨人形(骨模型)が面白そうで試してみたくなったのです

ルーミスの「やさしい人物画」は確かに文も多く一見「やさしい」感じがしませんが、きちんと読むと人物だけでなく絵を描くための基本的な事がしっかり書かれています。
あと絵が美しい、ヌードでもエロさを感じず、それでいて肉感がしっかり伝わるのは流石です

私が気になった骨人形、これって人間の骨格を簡素化したモデルなんです

先ほどリンクを貼ったマエコさんの記事にやり方が丁寧に書かれてるんですが、骨を模した人形をアタリにし、それに筋肉を付けていくやり方です

人物描くのにアタリが必要で、最初読んだ本に載ってたのは棒人形に板を足したアタリをだったんですが、棒や板だと身体のひねりや遠近が表現できないので自分的には使えなくて、骨人形だと膝の皿も見えるし、腰の回転が分かるのでいいよね
一応マネキンみたいなアタリも描いてたんですがなんか違う気がするんですよね…

以前に描いたデフォルメイラストを大人の等身で描こうとアタリをとったもの
ほぼ想像で描いた後に鏡の前でポーズ取ってみたら全然違くね?でも自撮り出来ないしとボツった奴

一応正面からの直立での骨人形を模写してみたものの、自分は模写で上手く学べない人なので、実践でポーズをとらせながら覚えるしかないんだろうな、でも自由にポーズ取らせられたら苦労してない…じゃぁどうすればいい…と悩んでたら、でひらめいた

ポーズマニアックス使えばいいやん!

ポーズマニアックス(以下ポーマニ)はクロッキー向けの筋肉3Dモデルをフリーで提供してくれてる人を描く多くの絵描きが知ってるであろうサイトなのですが、その筋肉モデルを骨人形に変換して描く練習をして慣れてきたら、描いた骨人形に筋肉を付けて答え合わせをしたらいいのではなかろうかと思ったわけです

で、早速描いてみたのがこちらになります

ポーマニって奥行きの幅が大きいポーズが多すぎる

……想像以上に難しすぎた

適当に今日のポーズを使ったら、描いてる途中で「難易度高いの選んだ」事に気づいて涙目。そうだよポーマニっていつもそうやん

ポーズマニアックスのポーズっていつも、大きく腰を捻っていたり、腰から前に大きく前傾斜させていたり(または反らす)手足を前後に伸ばしてたり、「めっちゃパースかかってますやん」感が見ただけで分かる程の身体を大きく動かしたポーズが物凄く多い

このポーズも腰から上半身を大きく前に傾斜させているし、右側の腕と左足は後ろに伸びているので、遠近が入って足の大きさが左右で異なって見える

この筋肉モデルの画像と、ルーミス骨人形の図と見比べながら、この角度こうなるんじゃないか…と想像しながら描く訳ですが、骨人形のケープの形と大胸筋の形が微妙に違う事に気が付かず悩みまくったりしたりなど苦労の連続

とにかく腰が難しかった、前かがみで腰を引いてて、少し腰をひねってるので「どう描けばいいんだよ!」と涙目になりながらなんとか描いたけど合ってるかは謎(涙)

ポーマニの筋肉モデルの白い部分は骨だと思うけど、それが筋肉に覆われて見えない所もあるし、骨にどう筋肉がついているか分からないと、骨人形に変換できないんですよね

筋肉が骨に対して平行に付いてるとは限らないんです、実際、筋肉のつき方の絵を見ながら、実は太ももの筋肉は大腿骨に対して平行に付いていない、大腿骨が足に対して斜めに傾いてるというのに気がついた時は驚いたんです

やさしい人物画は絵も良くて為になるけど、モノクロなのと美術解剖学のページが少ないのが難点、これは追加でカラーの美術解剖学の本を買ってみる方がいいかもしれない…って買ったんですけどね

フルカラーで分厚い、古本屋でずっと買うか悩んでたんですがようやく買いましたよ
なかなかに中身が濃いので読み切るのに何日かかるんだろう、困った時に引く辞書みたいな本になりそうです

何個かこれをやってみて慣れたら、肉付けをセットでやるようにしたら、ポーマニにあるポーズからアレンジ加えてみたり、自撮り写真を参考にしたりして、全身が描けるようになるのではと思います

ただやっぱり難しいよね
今の奴を描いた後にその前のページに簡易版の骨人形が載っていたのに気がついたので、最初はこっちを使ったほうがいいかもしれない、っていうかもっと早くに気がつけば良かった!

あと顔も描けるようにならないといけないですね、(向かって)左向きの顔も描けるようにならないとなぁ

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