孤独の殻を、こじ開けて。
私の尊敬するかんころさん、という恋愛ブロガーが、こんなことを言っていた。
「夢をかなえたいときに、孤独になってはいけないよ」――と。
孤独な殻をこじ開けて、そうして、そのこじ開けた穴の先には、眩しい光たちがある。そう、仲間たちがいる。私は、彼らへと、必死に、手を伸ばす。
本当は、怖いよ。ずっと怖いんだ。他人から、否定されることも、拒否されることも。それでも私は、手を伸ばし続ける。だって、今、わたしの周りにいる人たちが、みんな優しいってことを、私は知っているから。助けてよ、苦しいよ、と他人へSOSを出すことほど、わたしにとってハードルが高い行為はない。
でも、それをするんだ。それは、誰より――私のためだ。ひとりの世界に閉じこもろうとするわたしの顔は、たいてい、浮かないのだから。その浮かない顔を、暗い感情を、少しでも和らげる。辛い時期を、少しでも、短く。そうして、そのぶん、晴れやかな気持ちで日常を過ごせる時間を増やすのだ。